【感想・ネタバレ】指輪をはめたいのレビュー

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Posted by ブクログ 2011年11月26日

前の彼女と別れてから、なんと3人と付き合っているテル。
何故か、指輪を買ったところまで覚えているのに、渡す相手が分からない!

でも、3人のことはちゃんと分かっています。
それぞれとデートしながら、探りをいれます…。
そして、初めて彼女たちの本音に向き合います。

ありえないでしょー!と、かなり突っ...続きを読む込みたくなりますが、しょーもないテルが憎めなくなってきます。
なんせ、記憶喪失なんですもの…。

ラストは…、これまた突っ込みたくなりますが、テルは、ちょっとは大人になるのかな?

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

話の設定は何か間抜けなものを感じさせるものである。記憶を無くした男の物語。それも唯一思い出せないのが誰にプロポーズしようとしていた事というのだ。だが、話は進み、徐々に分かってくる作者の意図。凍りづけのマンモス。男とは何かとつい考えてしまった。

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Posted by ブクログ 2016年05月31日

予想してたの違ったストーリーと結末で面白かった。なんで結婚するんだろう、って考えてしまう作品でもあった。

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Posted by ブクログ 2013年01月23日

作中最大の関心事に見える「主人公が指輪をはめたかったのは誰?」という謎の解明は、実は添え物であることが次第に分かってくる。
だって、答えは書いてなくても、次第に主人公の気持ちはなんとなく汲めるようになってくるから。

つまるところ、本作は謎解きミステリーではない。
自分がプロポーズをしようと思ってい...続きを読むた女性が一体誰なのかを見極める過程を通じ、アダルトチルドレンである主人公が大人になってゆく成長模様を描写した物語である。

という視点で、気になった部分を再度読み返してみると、特に気にも留めていなかったような些細なものも、実は何かのメタファーとなっていたり、また違った世界が見えてくる。
バーチャル・リアリティの中で、ゲームの如く何度もリセットボタンを押しながら、同じ場所をひたすら散歩するかのように歩み、それでも確かに進んでいく。

それにしても、こりゃ女性ウケはしないだろうなー笑
しかし、男って多かれ少なかれ、誰でも案外こんなもの(誰しもが三股するとかではなく)。
自分も早いうちに氷漬けされたマンモスを溶かさなくては、と思わされた。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年10月22日

ほんの一部分だけ記憶喪失、でもそれが大事なプロポーズしたい相手・・

29歳同棲してた女に振られた腹いせのごとく結婚したいなんて、
そこがまず子供!って思ってしまいました。
私も優柔不断だけど好きな相手は1人に絞って欲しい。
むしろ絵美里1人だけが本当の好きな人だから、
何となく心地よい3人とお付き...続きを読む合いしてたのかな・・
男の人って全員が全員こうじゃないですよね?

この本を読む10日前にたまたま29歳の優柔不断男に振られたから小説の彼とその彼を比較してしまいました。
好きな人がいるのに何となく私と遊んでいたこと、
過去にも現在にも未来にも属していないようなところがすごく似てました。
ただ、私は過去現在未来に属してないなんて思わない。
氷漬けのマンモスって、
過去のまま冷凍されて現在を生きているんじゃないの?と思ってしまいます。
未来には興味が無く、過去に縛られたまま現在を何となく生きているのかな、と・・
何だか切ないなぁ。

と、29歳男性皆がこうだったら困るけど、あながち嘘でもないようなこの妙なリアル感に惹かれました。

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Posted by ブクログ 2012年08月17日

おもしろかった。
途中三股相手についての薄い描写が続くなどで飽きそうにもなったけど、最後の急展開、そして曖昧に終わらせた感じが、逆に読後感をよいものに。
また、解説がよかった。
失敗したくない人は先に読んでみてもよいかも。

Memo:
「価値観さえ合えば、結婚したくなる。価値観とは、何を大事にする...続きを読むかという大きな意味じゃなく、きっと、どの時間を一番大切にしたいかという意味なのだ。プライベートな時間とか、仕事の時間とか、そういう脈絡の中における価値ではなく、過去、現在、未来のどれを大切にするかということだ。」
「結婚できない男たちは、過去でも現在でも未来でもなく、止まった時間の中にいる。まさに氷河期の、分厚い氷に閉じ込められたマンモスのようなものだった。」
「過去にも現在にも、そして未来にも所属できずにいる男。マンモスのように氷漬けになった男を、その息で溶かし出してくれ。」

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Posted by ブクログ 2012年01月02日

指輪を買って、プロポーズをしようと思ったのに、頭を打ってしまい誰にプロポーズしようとしていたのかを忘れてしまう。その相手を探すことになるのだけれど・・・。

話の設定に、現実味はないけれど、面白い。男と女って、結婚ってなんだろうなぁ、と考えさせられました。

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Posted by ブクログ 2011年02月06日

3人の女性と付き合っている片山。
誰にプロポーズするつもりだったか事故でそこの記憶だけ失ってしまう。
そもそも片山が結婚にこだわったのは、長年付き合った恋人絵美里に復讐するつもりだったから。

こんな感じで始まる冒頭。
ああ、きっと片山は3人のだれも選べなくて、絵美里に戻るのだな。
とわかってしまう...続きを読むのだけれど
アラサー男性の恋愛や結婚、女性観が面白くて
ついつい引き込まれてしまった。

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Posted by ブクログ 2010年03月26日

面白くて一気に読んだ。29歳のオトコが同棲していた彼女にふられ、復讐のために30歳までに結婚して幸せになってやる、なーんて寂しい話ながら、とてもよくわかる。ストーリーの不思議な展開も面白いけれど、それ以上にこの主人公の気持ちって学生時代に感じてたものに近くて、とても感情移入できた。昔を懐かしみながら...続きを読む楽しめた小説だ。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

本屋さんに並んでて、面白そうだったから思わず購入。伊藤たかみって、案外嫌いじゃない。彼の作品には独特の世界観があって何か良い。この本を読んで、男って30才になったら何だか大人、っていうイメージだけど中身は相も変わらず子どものままなのかもしれないな、なんて思った。男の人が何考えてるのかよくわかんない、...続きを読むなんて思うこともよくあるけど、そう考えたら意外と簡単になるのかもしれない。

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Posted by ブクログ 2011年09月29日

なんか怖かった〜男のホンネぽくて。ラストはなんだかな、と思った。白黒つけたい性格の人にはちょっと向かないかも。

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Posted by ブクログ 2015年08月11日

同棲していた前の彼女に振られてから、30歳になるまでに結婚して見返してやると誓っていた輝彦。
そして30歳の誕生日を目前にして、三股をかけていた今の彼女たちの中からプロポーズする相手を決めて指輪も用意したはずが、スケート中に転んで頭を打ち、どの彼女にプロポーズしようとしていたのかを忘れてしまう。
...続きを読むの相手とは一体?探る日々が始まる。

男から見た女という生き物の面倒臭さ、そして結婚に対するリアルな感情。が、滲み出ていて苦笑い。
主人公の輝彦も言ってしまえばサイテーなわけなのだけど、なぜか憎めないところもある。
逃げ腰で、逃げてる自分を正当化する理由を常に探しているようなところは、いかにも現代風なのかも。

物語がリアルなまま進んでいくかと思ったら、いつの間にかファンタジーになっていて、結局このラストは…?というまま終わってしまったところは少し消化不良。
想像力は鍛えられるけれど、何となくでも答えが欲しい気持ちもある。
結局はなくしたものに対する未練にはっきりと気づいた、ということなのか。

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Posted by ブクログ 2014年06月22日

指輪を買ってプロポーズしようとしていた相手が誰なのか記憶喪失になってしまった三股男の話。リアルな話だとばっかり思っていたのに、ファンタジーなのか?それとも男の幻想なのか?はっきりしない。明確なのは別れた彼女への想いだけ。結末は読み手次第ってことかな。

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Posted by ブクログ 2013年01月23日

『変わった小説だ』。物語と一続きになったようなこの大島真寿美さんの解説のおかげで、自分の中でこの小説を着地させることができた気がする。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年11月09日

設定に惹かれ読んでみたが結末がいまいち理解できなかった。
自分の理解力が乏しかったと言われればそれまでなのだが。

おそらく、主人公が「ゆびわをはめたい相手」は元カノなのだろう。
そこまでは読めるが、エミの存在とエミに似た最後の救急隊員がわからない。結局主人公の意識の中だけで時間がたっていて・・・・...続きを読むってことなのか。


自分の中で着地点を見つけることも大事なんだと気づいた作品になった。

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Posted by ブクログ 2012年08月22日

結婚しても良いと真面目に思える"価値観"の捉え方が、おもしろかった。
女はきっと"好きなモノが一緒"とか、"嫌いなモノが一緒"、とかそんなのが多いよね。たぶん。

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Posted by ブクログ 2012年05月23日

30歳までには結婚する、とOLさんのような決心をしていたのに、学生の頃から同棲していた彼女に「いつまでも子供っぽくて大人にならない」と言われて30歳を目前に振られてしまい、その腹いせもありとりあえずプロポーズまでは20代のうちに済ませようと指輪も購入したのに、スケートリンクで転んで頭を打って、直前の...続きを読む数時間の記憶を無くしてしまった男、テル。人生の一大事にもかかわらず誰に指輪をあげようと決めていたのかも思い出せない。なぜなら3人のタイプの違う子と付き合っていたから!記憶と自分の本心を探して迷いに迷う男心をきれいごとにせずに描いたイマドキ小説。最後にどんなオチがあるのかと思っていたけど何やら拍子抜けするような不思議な結末でした。書きたかったのは娯楽小説ではなく、男心だったのかも。だとしたらちょっと読み方を間違えた。映画化されていますがだいぶ設定は穏やかに変更されているようです。

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Posted by ブクログ 2012年03月13日

僕は一体誰に指輪を渡すつもりだったんだろう?なんてとぼけた単純なミステリーは、終わりに近づくに連れて答えではなく、途方もなく広がる不安に変わる。とある少女は行き場がわからない男たちに、鎮魂歌を捧げてるようだ。結婚?なんじゃらほい、そんな特に大事なものが無い僕らのための小説。

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Posted by ブクログ 2011年10月18日

サクサク、面白く読めた。こ
の著者は男女の口論、すれ違う様を描くのが上手い。冒頭を過ぎたあたりから結末を予見できるが、小気味良いテンポで最後まで辿れる。

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Posted by ブクログ 2011年07月13日

今のタイミングでこの本は絶妙だったな…。私も子供っぽい男は嫌いだと思いつつ、好きになる男はみんな子供っぽい。つまるところ男性は総じて子供っぽいものなのかな?話の展開は面白いけど、ラストがちょっと微妙。

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Posted by ブクログ 2010年11月23日

スケートリンクで転倒し頭を打って、プロポーズしようと思っていた相手を忘れ、同時に付き合っていた3人の女性のうち誰にプロポーズしようとしていたか懸命に探る主人公。かつての恋人を見返すために30歳までに結婚することに躍起になるが、その恋人をほうふつとさせる中学生の少女に会う。 
最後どうなるのか明言して...続きを読むいないところがよく陳腐な印象を受けない。

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Posted by ブクログ 2010年08月14日

うーん

男は大人になれないん?

納得できたようなできないようなしたくないような。

主人公が自分の思いと違うことばっか口にするやつで
そういうとこは大人で
悶々。


彼氏がこういう人だったらどうしたらいいんやろなあ。


少し謎が残るのやけど。
僕が頭を打ってから最後までは夢の話なのかしら。

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Posted by ブクログ 2009年11月08日

「読んだらきっといらいらしてぶーたれるよ」って言われて読んでみて、確かに軽くいらっとした。

『運命の赤い糸だとかロマンチストは言うけれど、そんな糸などこのご時世、3アクションで切れる。
①携帯のアドレスボタンを押す。
②消去を選んで、
③YESを選択。
それで終りだった。ぷつん。』
なるほどな、と...続きを読む思った。

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

何かの雑誌に載っていたインタビュー記事のコメントが
気になって(芥川賞受賞記念かな)、一冊ためしに購入。
作者買いは、、しないかな。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

ブックマート八条店で100円で購入。主人公が同い年なのだが、こんな奴でも自分よりもちゃんとしているなあ、と思ってしまう自分に驚愕する。オチは作中の言及のあるマトリックスオチ。時が止まってしまった、氷漬けのマンモス。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

おめーが悪いんだろ!笑 っていう感じの本。今の自分とダブり過ぎてて正直笑えなかったっす。彼氏にも読んでいただきたい。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

設定が変わってて面白い。意地になって指輪を買って記憶を無くして笑 この人の本は作風が一貫してなくて、各本でうける印象が違うと思った。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

30歳だけど大人になりきれない、調子いいけど憎めない男の子が主人公。世の中こういう風潮だけど、そんな人ばかりではないんじゃないかとも思う。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

奇妙。どこまでが現実で、どこまでが夢??いつまでも自分ばっかりかわいがってたらこうなっちゃうよっていわれた気がする。ほんとに必要だと感じた人には、誠実に向き合わなきゃね。

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