世の中には、様々な「罰」がある。とりわけ妻のそれは恐ろしい――。「女は不純だ」「あなたも家なき子だ」「神経の太さ比べ」「あきらめる方法」など、真理を追究する哲学者として、虚構を排し事実のみを記してきたツチヤ先生が、日本の文化の成熟を願いつつ読者に贈る珠玉のユーモアエッセイ集! 週刊文春長寿連載「ツチヤの口車」シリーズ第3弾。
Posted by ブクログ 2015年02月18日
トイレで読むためのエッセイ探しがテーマで選んだツチヤ教授のエッセイ。妻や学生とのやり取り、自虐的で偏屈な方向への考え方、そしてそれが真理をついているので、さすが哲学者かと思うと、またふざけたことを考えるし、ニヤニヤが止まらない。話の後の挿絵をみてさらに吹き出しそうになる。これは電車で読んではいけない...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年10月02日
気付け薬を服用後 悠々自適の毎日 ロダンの考える人 哲学的洞察 超俗的 千円札に先生を印刷するべきだ 些末なことに拘らない神経の太さを重んじているのか 平和裡へいわり閻魔帳 窮状を見兼ねて 茹だる=茹でる 戒名かいみょう 世俗を離れる 脾臓ひぞう 脹脛ふくらはぎ 論理は目的を達成する為の手段の一つに...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年07月03日
「妻と罰」3
著者 土屋賢二
出版 文藝春秋
p34より引用
“寮の規則はあるにはあったが、「土足厳禁」という張り紙を寮委員
が下駄をはいたまま廊下に貼る程度の厳しさだった。”
哲学者である著者による、雑誌「週刊文春」に連載された日々の出
来事を綴ったエッセイ集。
自己表現についてから紳士...続きを読む