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本書は損得にこだわらない人にお薦めである。買って損をしたと思うようなら、まだ自分は損得にこだわる人間だと反省し、より太っ腹を目指していただきたい――。「過ちを潔く認めるべきか」「苦しまぎれのつじつま合わせ」「うやむやに終わらせる方法」などなど。抜きんでた理屈力で冴えわたる教授の弁解術! 週刊文春長寿連載「ツチヤの口車」シリーズ第5弾。
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Posted by ブクログ
「教授の異常な弁解」3 著者 土屋賢二 出版 文藝春秋 p43より引用 “以上のことから推測するに、胸踊るほど楽しい 思いというのは、たぶん、何が待ち受けているか 見当もつかないときに経験するものではなか ろうか。” 目次から抜粋引用 “理由いらない 妻と罰 芸術の理解度 妻をホメちぎる...続きを読む方法 老人になるのは怖くない” 哲学者である著者による、雑誌連載のエッセイを まとめた一冊。 特技のジャズピアノについてからオリンピック についてまで、皮肉とトンチの効いたユーモア たっぷりな文章で綴られています。 上記の引用は、楽しさについてかかれた 話での一文。何が待ち受けているのかわからない のが楽しいというのであるならば、恐怖と楽しさ は紙一重かもしくは同じなのかもしれないな と思いました。 自筆のイラストがいつものとおり、良く言えば 味わい深く、悪く言えば酷いものです。私は もう見慣れて、楽しみにさえ思っていますが。 何が待ち受けているのかわからない事に、胸 を踊らせることもあるでしょうが、案外、ある程度 待ち受けているものがわかっていても、来るぞ 来るぞと胸を踊らせることもあるのではないで しょうか。 ーーーーー
お茶の水大哲学科の教授のエッセイ本です。とにかく、ここまで書いていいのかと思うくらい、自分の奥さんや職場の同僚、学生たちをこき下ろしています。冒頭にも書いてあるとおり、この本を読んでも全くプラスになりませんが、こんな先生や上司がいたら楽しいなと思わせるユーモア溢れる一冊です。
いつもの土屋節。だいたい6割方読むと進まなくなるのが常。 へりくつに脳が疲れてしまうのかな。 このまえ,文春を流し読みしたらまだ連載していた。 5年後も文庫で楽しめるということだ。
いつも通りの楽しくふざけたエッセイ。でもたまに真面目に良い話がある。 「感動的な行為の影響」知人夫婦の話だけど、本当に良い話で感動した。 「不満だったのか満足だったのか」妻の拙い英会話の和訳にセンスを感じる。 MVP:なし
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教授の異常な弁解
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土屋賢二
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