不安な個人、立ちすくむ国家

不安な個人、立ちすくむ国家

小説・文芸
1,223円 (税込)

6pt

経産省若手官僚が問いかける、日本の未来
150万ダウンロードを記録した資料を補足を含め完全版として書籍化。
20~30代の官僚たちが現代日本を分析した未来への提言。

2017年5月に産業構造審議会総会の配布資料として公開されると、
多くのメディアに取り上げられ、瞬く間に150万ダウンロードを記録、
賛否両論を巻き起こした「不安な個人、立ちすくむ国家~モデル無き時代をどう前向きに生き抜くか~」。

これは「経済産業省次官・若手プロジェクト」の一環として作られたもので、
今後日本が立ち向かうべき課題
「富の創造と分配」
「セーフティネット」
「国際秩序・安全保障」
について議論を重ねたもの。

この資料に補足を加え、さらには養老孟司、冨山和彦、東浩紀らとの対談を収録した完全版。

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不安な個人、立ちすくむ国家 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    若手官僚全体で作ったと思ったのだけど、経産省の若手で作った本なのね。社会の切り取り方が部分的だなぁと思ったので、これを機に社保庁版をぜひ作って欲しい。死人が出るかもしれないけど。

    0
    2020年01月20日

    Posted by ブクログ

    ソーシャルネットワークを瞬く間に駆け巡ったレポートについて、著者らのプロフィールなどと合わせ、知識人へのインタビューを通してレポートの作成背景やその想いを解説。国家の抱える課題を自分ごとにする事の大切さを訴える。地方の視点が欠けているのは自分自身にも言えると感じる一方で、満場一致は不可能という日本の課題の複雑性と、その上で自分はどう生きるのか?を考えるきっかけとなる。

    0
    2018年01月21日

    Posted by ブクログ

    仕事がらみで読んでみました。
    タイトルから期待した内容ではありませんでしたが、読みやすい本ではありました。

    この本のもとになったレポートの内容について、何となくでも考えたことがある人にとっては、物足りない本かもしれません。
    逆に、あまりそういうことを考えてこなかった人にとっては、示唆に富んだ本になる可能性が大きいと思います。

    国に対して文句が多い人は、何だかんだいって、国を頼っているのでは、と思っています。
    国に頼らず、できれば、国を支えていくためには、どうすればいいか、そういうことを考え、実行していく人が増えるようにするのが、教育の役目だと思っています。

    0
    2018年01月13日

    Posted by ブクログ

     この本では、前半がレポート部分、後半が有識者との座談会として養老孟司、冨山和彦、東浩紀との対談が掲載されています。

    前半部のリポートにおける提言は型破りでかつ伝え方も効果的であったと思います。型破りというのは、若年層への支援をというのみならず高齢者施策からのシフト(「あれもこれも」=高齢者も若年層もではなく、あれかこれかへのシフト)、ある意味では現役世代のみならず高齢者も若年層を支える主体となるところです。また、統計数値・グラフを活用して、いわゆる伝統的な人生すごろくが崩壊しつつあること、高齢者が、意欲はありながら日がなテレビを見て過ごしているのが実態であること、一人当たりGDPと幸福度の連関性の薄さなどを効果的に伝えています。また「二度目の見逃し三振は許されない」というキャッチフレーズも印象に残りました。

    このレポートは、よく書いたなあと思いつつも、後半の座談会でも指摘のあるとおり、議会制民主主義においては、結果として大きな舵を切ることは難しい(=二度目の見逃し三振は避けられない)こともまた事実と思われます。

    後半の座談会では、「日本をどうするか」より大きな捉え方をした経産省若手プロジェクトレポートに対し、視点をミクロに寄せるとともに、国家の役割というものをある程度限定されたものに捉える識者とのやり取りが興味深いものでした。ここでは「国家を変える。組織を変える。」ではなく、「視点を研ぎ澄まし、従来当たり前と思われてきたことを疑問を持って捉えなおす」へのシフトが提言されているように思われました

    0
    2018年01月13日

    Posted by ブクログ

    内容としてはレポートとそれについての3人の識者へのインタビュー、そしてプロジェクトメンバーの若手官僚のインタビューという構成になっている。識者インタビューはなるほどと思う内容が多い一方、現実的にそうだから仕方ないのだが、詰んでる感もあり希望が持てるようなものではない。若手官僚の方は仕事紹介やプロジェクト参加のきっかけなどで、官僚を志す人には有益な内容かと思う。9年前の本になるので、ちょっとした答え合わせのようなつもりで読んでみたのだが、本書で挙げられている課題解決が進展したかと言われると、疑問符が付く。

    0
    2026年06月05日

    Posted by ブクログ

    2017年に発表され話題となった経済産業省の若手プロジェクトが本になったようです。不安な個人、立ちすくむ国家の現状分析は、良くできております(AS IS分析ですな)。また、やるべきことの(TO DOリスト)も整理されております、となると、次は、やってみなはれ(がむしゃらに、早く)、でしょうか。★三つかな。

    0
    2023年07月07日

    Posted by ブクログ

    2017年に公開された経産省若手プロジェクトのレポート完全版と担当社員たちのインタビュー。養老孟司、冨山和彦、東浩紀との座談会をまとめたもの。東浩紀コメントが面白かった。

    以下メモ。
    ●日本の若者は貢献意識が高いが社会を変えられるとは思っていない。自国のために役立つことをしたいと思う若者は各国の中で最も高いが、自分の参加により社会が変わると思う若者の割合は最も低い。
    ●勤労世代が高齢者を支える、の発想を転換し、子供を大人が支えると考えれば良い。
    ●25年には団塊世代か75歳以上。そこから逆算するとこの数年が勝負。少子化を止めるには団塊ジュニアを対象とした対策が必要だったがすでに40を超えており対策が後手後手。今回が少子高齢化を克服する最後のチャンス。二度目の見逃し三振はもう許されない。
    ●主婦に直接会いどんなつもりで朝食を作ってますかと聞くと、栄養を考えてるとか和食が、伝統食がと答える。画像を修正できないポラロイドを渡して三食全て記録させると、言ってることとやってることが逆だった。本音と建前。世論調査は信用ならない。法案に全員賛成でも結論は五分五分になったりする。
    ●こういうことを掘り下げた本を賞に推薦しても通らない。日本人は本当のところを言われるのを嫌うようだ。素直に現状を調査するということに対して社会学関係の人は特に偏見がある感じ。
    ●人を殺すのは「物理的に壊れてしまうと元に戻せない」。自分が死ぬことについては「寝て翌朝ただ起きなかっただけ」。自分の死については考えても無駄。病気になった当人も大変だが、それで困る人は他にもたくさんいる。世話をしなければならない奥さんが困る。仕事を肩代わりする同僚が困ると。日本において健康診断がほぼ強制なのは「周りに迷惑をかけないように」に基づいているのかも。統計的には健康診断をやってもやらなくても意味がない。末期医療で金がかかるのは「できるだけやれることはしてください」も家族がいうから。自分がそうしたい、もあるが、「冷たい扱いをして後で周りから色々言われたくない」から。
    ●昭和の人生モデルとあるが、中高卒業したら就職する人の方が圧倒的に多く、大学に行く人は特殊な人間だった。
    ●個人が安心して挑戦できる新たな社会システムをつくるというが、そもそも日本人は選択で生きていない。アメリカ人は子供の頃から「選択の主体が存在する」と叩き込まれる。この車の色を決めるのはお前だよ、と言われてもアジア系の子供は「お母さんが好きな色だから」になる。日本人は選択せずに状況依存で考えていく傾向が強い。選択するのが良い悪いではなく日本人のメンタルには無理。落ち着くところに落ち着く、場の空気で決まった、がある意味日本的。
    ●未来のことよりも現在をどう一生懸命生きるか。近年の日本にはそうした視点がなくなりつつある。昔は病気などで今よりはるかに死ぬ確率が高かった。だから思う存分遊ばせてあげようと思った。今は海にも入らせてくれない。濡れてしまうから。死なないのが当たり前になってから子供は「大人予備軍」になった。自殺したり人を殺したり。逆に高齢者が「死にたくない」喚くようになった。やりたいことをやらずに来て後悔しているということ。
    ●facebookなどはノイズの塊。友達が結婚したとか旅行に行った話は知らなくても困ることではない。しかしそれをみてコメントをつけたりしている自分はむしろノイズを求めているのではないか。
    ●クールヘッド、バット、ウォームハート。アルフレッドマーシャル。
    ●現場で起きてることを真摯に見つめる。自分なりに「なぜ、なぜ、なぜ」としつこく考える。なぜの数が少ないと対症療法的になる。死因は心筋梗塞でもそうなる原因がまた別にあり、さらに調べるとその原因を作っている原因があって、のような。
    ●昔は情報の非対称性があったのでエリートが大衆を導けた。今はネットで同じ発信力を持っているため大衆が勝つ。エリートはもう面白いことや尖ったことはできない。大衆の欲望に奉仕することしかできない。
    ●保育園はバリバリ働く共働き世帯のためにあると思っていたが、2人で働かないと生活ができない家庭のためにあると言う発想。その発想がないことに社会とのズレができる。

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    2019年09月08日

    Posted by ブクログ

    官僚にはよいイメージはありませんでしたが、熱意のある方々もいるのが分かったのは良かったです。
    今後の実行性などを考えると経産省だけでは範疇外の分野も含まれてるので、省庁を超えた若手pjとして、発展を期待します。

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    2019年06月24日

    Posted by ブクログ

    経産省若手の問題意識を知ることができる。若手がイキイキと仕事をしているようで羨ましい。わたしも官僚になるという選択肢はなかったか。

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    2018年03月04日

    Posted by ブクログ

    経済産業省の若手官僚が2017年に発表したペーパー発表したら物凄い反響があった。
    その理由として、国家機関の省庁が現在の制度疲労を真っ向から批判して制度と現実のギャップを浮かび上がらしているからだと、自分もHPからDLした資料を見て感じた。

    この本は、そのペーパーを発表した若手官僚と著名な文化人との対話や若手官僚のインタビューなどが書かれていた。

    若手官僚と言っても40代くらいの人かと思ったが、実はもっと若く入庁10年以内(多くが4,5年程度)の人が多かったことが正直びっくりした。

    キャリア組と呼ばれる彼らのインタビューを読むと
    自分が抱く役所仕事のイメージと、実際に彼らがやっている仕事とのギャップ、そして仕事への取り組み方や考え方等があまりにもかけ離れていたので、それを知れただけでもよかったと思う本だった。

    0
    2018年03月02日

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