ヘンリック・フェキセウスの作品一覧
「ヘンリック・フェキセウス」の「奇術師の幻影」「罪人たちの暗号」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ヘンリック・フェキセウス」の「奇術師の幻影」「罪人たちの暗号」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
とうとう読み終わっちゃった
なるほどな〜……そうしてオメガに到達した彼はアルファへ帰るのかあ。
解説で言及のあったシックスセンスは観たことがないので比較できないんだけど、シャッターアイランドを思い出した。罪の重さに耐えきれなくて認知を自己改竄する話。
骨の盗難は防犯カメラの描写的にも内部犯しか考えられないしローケの自作自演なのでは?とは思ってたけどヴィンセントも無自覚の自作自演だったか…。
"家族"のそれぞれが彼だったと思うと、彼と"家族"/"家族"同士のこれまでの関係の動きも色々考えさせられるなあ。
最初に冷笑(達観)をそばに置
Posted by ブクログ
嘘だといって………………ペーデル……………………………。
魔術師の匣で、ヴィンセントもミーナも日本人的感覚からしたら行動がちぐはぐでイマイチよくわからないし不信感もあるな〜と思いつつも、なんで最後までするする読めたかよくわかった。
もちろん結末が気になる気持ちが中心にあるんだけども、解説にあった通り、『特捜班メンバーへの愛着』が生まれてたんだろうな……。
前作では今作がキーになるミーナには特別大きな動きはなかったけど、彼女以外のメンバーはそれぞれ私生活において悩みつつも事件が進むのと並行してちょっとずつ私生活や意識に変化があって、事件が終わった後にはそれぞれが明るい未来への兆しを見せてくれ
Posted by ブクログ
アイスランドの伝承文学サーガの簡潔な文章を目指している作家、アーナルデュル・インドリダソンを意識しているのだろうか、短文で書かれている。そのため、登場人物の多さや上・下巻のボリュームが気にならずにサクサク読み進められた。
共に生きづらさを抱えたミーナとヴィンセントが出会い、お互いをいたわりあいながら、特捜班の個性的なメンバーと共に連続殺人事件解決に挑む。
ミーナは潔癖症で薬物乱用から抜け出すために苦しんでいる。熱いシャワーで身体が真っ赤になるほど流し続ける。手は消毒液でガサガサ。コットンショーツは使い捨て。
社交面で苦労しているヴィンセントは、目に入る物全てに対しての秩序と構造と偶数
Posted by ブクログ
作者がアナグラムの数え方などに協力を依頼した「数学に適した脳の持ち主」への謝辞で、
「彼女にとっては朝飯前のことでも、わたしたちが試そうとすると、前頭葉に結び目ができるような複雑な作業」と書いていたが、まさしく、アナグラムに、ルールが全くわからないチェスを使っての暗号など、
私の頭には結び目が三つも四つも出来てこんがらがってしまった。
「親子関係」をモチーフに、登場人物それぞれの家族関係が描かれていて、読み応えがあった。
完結編の刊行がすでに予定されている三部作らしい。何も知らずに本書を読み始めたが、急いで一作目に戻らなくてはいけない!楽しみだ!!
Posted by ブクログ
(上巻より)
「こんまりメソッド」に「麻原彰晃」を登場させた作者は、
かなり日本の事情に詳しいようだが、
潔癖症のミーナが憧れる日本でも、
さすがに手袋は奇妙に思われる、と教えてあげたい。
そのミーナの潔癖症はかなりひどく、
飲み物のために紙で個別に包装されたストローを持ち歩き、
ショーツも洗濯せずに使い捨てにしている。
彼女が日常生活の中でなにかをするたびに、
何万もの病原体を思い浮かべて恐怖におののく様子はかなり伝染性が高く、
読み進めている間に、
素手でそこら辺のものを触るのが怖くなってきたぐらいだ。
そんな彼女がヴィンセントを救うため、
決死の覚悟で
ミンクの死骸だらけのコンテナ