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Posted by ブクログ
最初の方は、主人公の同級生達のいじめがあまりに幼く羞恥すらも感じたのですが、後半につれて謎が解けていき、最後の十数ページは号泣してしまいました。
これは私が家族に恵まれているからこその感想なのかもしれないので、もしかしたらあまり感動できない方もいらっしゃるとは思いますが…
(以下、少々ネタバレ入ります)
この物語の『わたし』である遠子と志信は、“面白くて、優しい、無責任な人間”の被害者だと感じました。“面白くて、優しい、無責任な人間”とは即ち、遠子にとっては父親、志信にとっては母親の元恋人のことを指します。
遠子はヒステリックな母親を疎み、父親といる方が快いとすら感じていました。父親はヒステリックでもなく、怒りもせず、冷静に話を聞いてくれるからです。しかし、最終的には母親のヒステリーが心配故のものであると気づきました。
一見腹立たしいことを言う人の方が、自分のことを想ってくれている場合も多いことに私自身、改めて気付かされました。
志信の方も同じです。
遠子も志信も遠子の母親も花子さんも、全員“無責任な人間”に人生を狂わされています。
何故“無責任な人間”が面白くて優しいのかといったら、それは責任を取るつもりがないからです。だから、なんでも好き勝手できるのです。相手の後先も考えずに優しくできるのです。
これからの人付き合いを考えさせられる話でもあるなと思いました。
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