「わたし」はどうして死んだの?
自殺未遂の末、記憶喪失になった少女。
亡くなった同級生と自らが残した謎を辿る。
『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』シリーズの太田紫織の新境地!
なぜ、私は「あしたはれたら死のう」と書いた翌日、橋から飛び降りたのか――。
自殺未遂の結果、数年分の記憶と感情の一部を失った少女、遠子。
そのとき一緒だった同級生男子の志信は亡くなったが、周囲も、遠子自身も
なぜ自分たちが死を選ぼうとしたのか、わからない。
唯一の手がかりはSNSに残された日記だけだった……。
Posted by ブクログ 2022年09月02日
最初の方は、主人公の同級生達のいじめがあまりに幼く羞恥すらも感じたのですが、後半につれて謎が解けていき、最後の十数ページは号泣してしまいました。
これは私が家族に恵まれているからこその感想なのかもしれないので、もしかしたらあまり感動できない方もいらっしゃるとは思いますが…
(以下、少々ネタバレ入り...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年12月11日
「あしたはれたら死のう」と日記に書いた翌日、遠子は、ある少年と共に、橋から飛び降り自殺を図る。遠子だけは命をとりとめたが、遠子は数年分の記憶と感情を失っていた。
なぜ「わたし」たちは死のうとしたのか、遠子は本能的な使命感で、「わたし」たちの自殺の原因を探っていく。
(以下ネタバレあり)
書き出し...続きを読む