バベル

バベル

小説・文芸
968円 (税込)

4pt

新型ウイルスの出現によって、日本中がパニックに――

ある日突然、同棲している恋人が高熱で意識不明の重体となり、
救急車で搬送される。彼に付き添い続けた悠希にも、魔の手がしのびより……。
感染爆発が始まった原因不明の新型ウイルス「バベル」に、人間が立ち向かう術はあるのか?
日本政府はある対策を講じる決断をする。
近未来の日本を襲った緊迫のバイオクライシス・ノベル!

毎年インフルエンザの季節が到来するとマスクの人が増え、自分の周囲にインフル患者が出た途端に緊張感が高まりますが、この小説は、インフルどころではない最強のウィルスが日本国内に発生してしまうという、「もしかして、ひょっとしたらありえるんじゃないか」という危機感さえ感じさせる緊迫した内容となっています。

極小サイズだけど、人間を恐怖のどん底に陥れる「ウィルス」によって、日本は恐ろしい事態に陥ります。追い詰められた人々は、どのような手を打つのでしょうか? 読み始めたら、最後まで止まることができません。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春文庫
  • タイトル
    :
    バベル
  • タイトルID
    :
    595986
  • ページ数
    :
    432ページ
  • 電子版発売日
    :
    2019年03月08日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    4MB

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バベル のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「バベル」 福田和代著
    1.感染症フィクション
    日本で未知の感染症が発見されました。
    通称「バベル」。

    高熱、嘔吐そして後遺症。
    後遺症では言語障害が起きます。バベルの塔にちなんで「バベル」と呼称されます。

    政府は、感染初期は入院、隔離政策をとります。
    感染拡大とともに、病床は逼迫したため、症状が緩和されたら退院措置を取る施策に変更されます。

    国民の14%が感染へ、、、。
    国民と政府が下した決断とは?

    2.執筆 2012年。
    マスクをする。
    接触を減らす。
    飛沫感染を防止する。

    いま、世界が直面している風景が、この小説「バベル」では描写されています。

    巻末には、感染症、脳、そして言語に関する参考文献も記述あります。

    ひとつの物語として、また、視点を広げる意味でも、一読の意義ありの書と感じました。

    0
    2021年06月20日

    Posted by ブクログ

    新ウイルス系は致死率の高いパニックものは多いけど、後遺症をメインにしたパンデミックは珍しい。面白かった。これは映像化必至。ハリウッド映画になってもおかしくない。

    0
    2019年06月03日

    Posted by ブクログ

    この本を読み始めるのが、新型コロナを知る前と後では感想や評価が全く違うものになると思います
    ウイルスや病原菌についての認識は、流行期には手洗いやうがいなどをして気をつける程度で、同じ生活を送っていた⋯
    が、新型コロナウイルスに関してはその認識は通用せず世界中が大パニックになってしまった
    この本の中のウイルス・バベルは日本だけでの大流行の為、世界中からの日本人に対する偏見や差別で大パニックに⋯
    ラストは政府が日本を守るために行った政策の視点に移り、無理やり終わらせたような気もして前半に読み応えがあった分、少々あっけなかった
    ただ、この本の内容がコロナ禍の時とあまりにも似ているので、何度も何度も発刊された日を確かめ、
    著者の近未来の予測に驚かされ印象深い一冊となりました
    2026/6


     

    0
    2026年08月14日

    Posted by ブクログ

    感染爆発が始まった原因不明の新型ウイルス「バベル」に、人間が立ち向かう術はあるのか?
    日本政府はある対策を講じる決断をするが…。

    近未来の日本を襲った緊迫のバイオクライシス・ノベル!

    これを2013年あたりに書いてたのか〜!すごいな!!
    面白かったし、今このコロナ禍に読めてよかった!!

    0
    2021年01月22日

    Posted by ブクログ

    感染症をモチーフにした小説で
    私がまず選んだのは
    これだったのですが…好みとして正解。

    なにより「言葉を失う」ことに
    焦点が当たってるところが
    言語フェチにはもうバッチリですわ。
    そして、山あり谷ありだけど
    最後は希望を感じさせて終わっている
    ハッピーエンド寄りなところ。

    それにしても作家の想像力というのは
    2012年当時の資料と情報だけで
    こんなに現実に肉薄するものが
    書けちゃうんだから、すごい。
    感染してるのに症状が出ないとか
    劇症化の度合いとか…。
    しかし、日本がパンデミック震源地で
    早めに鎖国状態にしたため
    日本以外の国には広まらなかった
    ってのがなんだか皮肉だったわ。

    0
    2020年12月31日

    Posted by ブクログ

    日本を襲う強力な感染症バベル。様々な立場から苦悩しウィルスに抗う人々。感染爆発のBeforeとAfterがパラレルに展開するストーリーに引き込まれた。著者の丁寧な取材の結果が随所に反映され内容に深みがありまた感染症に対して参考になる点が多々あって好感が持てた。

    0
    2020年05月07日

    Posted by ブクログ

    現代のコロナ禍との相似形に、作家の想像力の凄さを思う。
    この作品、初出は2012年の別冊文芸春秋なのに。
    物語は、同棲している恋人が突然原因不明のウイルスに感染されるところから始まる。
    肺炎を誘発するコロナウイルスに対し、こちらは脳炎の症状となる。感染すると、相手の話すことは理解できるが、自らは言葉が発せず、死に至るケースもある。
    旧約聖書に書かれたバベルの塔の物語にある、言葉が通じなくなるエピソードから、「バベル」と名付けられたウイルス。
    日本での感染拡大に、各国は日本への渡航や日本からの入国を全面的に禁止する。この危機に、一人の政治家が、感染者と未感染者とを住み分けるという政策を打ち出す。
    感染の、BEFOREとAFTERとが交互に語られる。BEFOREの現実に対し、AFTERはSF小説的に。
    所々に綴られる出来事が、まるで現在の状況を表しているかのよう。
    「報告を受けた発症者の数だけでも数千件に上がっている。感染者はさらに多いだろう」
    「動物や人間の体内で今も変異を続けているのです」
    「インフルエンザのように咳・くしゃみ・鼻水による飛沫感染を起こして」
    「厚生労働大臣が昼過ぎに会見を行い、不要不急の外出を避け、二週間程度の食料を用意して自宅に待機することを勧めるという談話を発表した。企業には可能な限り社員の在宅就業を認め、通勤電車や、社内における感染を防ぐようにという出ている。海外への渡航も自粛すべし」
    「レジで頭を下げる店員は、釣銭を直接渡さない。必ず四角いカルトンに入れて、客の側に滑らせる」
    「委員会は紛糾していた。彼らに与えられた検討材料は、時々刻々と増え続ける発症者と感染者の数。それに、ワクチンや抗ウイルス薬の絶望的な開発状況」

    0
    2020年04月28日

    Posted by ブクログ

    コロナ禍のさなかに知った本。新型脳炎が日本で感染爆発を起こすというプロットが生々しい。新型脳炎に罹患した者は言葉を失う。だから通称バベル。なるほど、と思う。著者は理系出身なだけに、「言葉」に対する科学的な知見から本書を著したのではないだろうか。それが、ウイルス感染を基本としたパニック小説として実現したのではないか。

    0
    2020年04月25日

    Posted by ブクログ

    この作品が連載していたのが2012から13年、単行本が出版されたのが2014年、コロナなんて流行る以前に、この様な作品が書ける作者には流石と言った感じ…特に序盤から中盤の、成す術が無く蔓延してく様が、コロナ後の’今’読むとやたらリアルで怖いです。
    終盤は、やはりフィクションなので怖さよりどんなラストになるか楽しみながら読みました。
    この作品が’今’制作されていたらなぁ…

    0
    2024年10月16日

    Posted by ブクログ

    文庫本は2019年の発売だが、書かれたのはもっと前で、当然コロナ禍以前。後遺症で失語をきたすバベルウイルスに、多くの日本人が感染。感染モノではあるが、ウイルスとの対決が主題ではなかった。何か途中からおかしな総理が出てきて・・・やっぱり筆者はバトルアクションが得意なんだな。

    0
    2023年03月15日

バベル の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春文庫
  • タイトル
    :
    バベル
  • タイトルID
    :
    595986
  • ページ数
    :
    432ページ
  • 電子版発売日
    :
    2019年03月08日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    4MB

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