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Posted by ブクログ
女子プロレスが舞台の小説・・いったいどんな内容なんだろう?
そう思ってパラパラとめくったら、それだけでも面白さが伝わってきた。
「ファイアボール」とは女子プロレス界きっての強者・火渡(ひわたし)選手の別名のこと。
そしてこの小説は、火渡の付き人兼女子プロレス選手でもある近田(ちかだ)の目を通して描かれてゆく。
彼女たちが所属するPWPという女子プロ団体は、財政状況も悪く倒産寸前だ。
その中で外人選手の失踪事件や、新人選手へのリンチ事件、事務所の独立問題などが次々と起こりストーリーが盛り上がる。
また、何といっても近田はいまだに一試合も勝つことができないのだ。
女子プロレスって、今は人気があるのかどうかも知らない。
しかしこれまでも「ビューティペア」とか「クラッシュギャルズ」なんてアイドルのようなグループもいた。
また、ダンプ松本とかアジャコングなんて悪役選手もいた。
彼女たちが青春をプロレスにかけ、日々を送っていたのはこんな感じだったのかな・・と想像もしてみた。
大怪我をしても、次の町での興行のためにバスで夜に移動する・・。
お客を呼ぶために、マイクパフォーマンスをしたり、派手な衣装を着てみたり・・。
人気の出てきた選手へのやっかみや、ライバル意識・・・等々。
一人ひとりの選手が何となくイメージでき、非常に面白かった。
そして小説の中で、まるで男性のような強さを誇る火渡は・・・あとがきに書いてあった。
やはり、あの「神取忍選手」がモデルなのだそうだ(笑)
実はこの小説には「ファイアボール・ブルース2」という続編もある。
これはいくつかの短編なのだが、主人公の近田が女子プロレスを引退するまでが描かれている。
ご興味のある方は、あわせてぜひ読んでみて欲しいと思う。
Posted by ブクログ
「女子プロレスの小説なんて…」初めはそう思った。
人に勧められて手にした本だった。しかし、次第に物語にのめり込んでいく自分がいた。
緻密な取材に基づく、男性作家の格闘小説にも見劣りしない臨場感と、その中に巧妙に仕込まれたミステリー。
やはり桐野夏生さんの作品は読んでいて心地よい。
僕は作中に音楽のタイトルやアーティスト名が出てくる小説が好きだ。
なぜならスマホを使ってその曲を検索し、音源をBGMにその作品の世界にどっぷりと浸れるから…。
村上春樹の作品がそうである様に。
「ファイアボールブルース」
続編があることを知った。
to be continued ですね。
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