高橋源一郎の作品一覧
「高橋源一郎」の「ゴヂラ」「この30年の小説、ぜんぶ 読んでしゃべって社会が見えた」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「高橋源一郎」の「ゴヂラ」「この30年の小説、ぜんぶ 読んでしゃべって社会が見えた」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
1981年、『さようなら、ギャングたち』で第4回群像新人長編小説賞優秀作を受賞しデビュー。1988年、『優雅で感傷的な日本野球』で第1回三島由紀夫賞、2002年、『日本文学盛衰史』で第13回伊藤整文学賞を受賞。
Posted by ブクログ
「サンデー毎日」連載(2021年10月31日~2024年3月3日)の「これは、アレだな」の第3弾。
著者の対談は雑誌でいくつか読んでいましたが、時事エッセイは初めて読みました。毎回取り上げられた各項目は少々軽薄なタイトルですが、内容はかなり重たいというか、著者の深い洞察力が感じられます。
例えば「老人はみんな死ね」という項目では・・・
このタイトルを見て、以前に、変な形の眼鏡を掛けて、マスコミから持てはやされていたイェール大学経済学部アシスタント・プロフェッサーの成田祐輔なる人物が、近年の日本の財政的な諸問題を解決するには「高齢者は老害化する前に集団自決、集団切腹みたいなことをすればいい」
Posted by ブクログ
親鸞。
学生時代に吉川英治の小説で読んで知った。
のちには五木寛之の小説で読んだ。
でも、親鸞の言葉を記した歎異抄を読むのは、初めてだ。
「善人なおもって往生を遂ぐ いわんや悪人をや」。
他力本願。
念仏。
これらの言葉はもちろん小説を通して知っていた。
でも、意味が分かっていたか、と言われれば、怪しいものだ。
今回の高橋源一郎さんの訳を通して、改めて考えた。
この新書にも、いや、歎異抄自身にもあるが、
「意味もわからず念仏を唱えるだけで浄土に行けるなんて、おかしい!怠けてる」
そう考える。多くの人はそう考える。
努力もしないでいい思いができるわけがない、と。
親鸞は違う。
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