ぼくたちはこの国をこんなふうに愛することに決めた

ぼくたちはこの国をこんなふうに愛することに決めた

ビジネス・実用
847円 (税込)

4pt

子供たちの独立国家は、本当に実現するのか? そこで浮き彫りになる、日本の現在(いま)とは? 本書は、竹島問題、憲法改正、象徴天皇制などのアクチュアルなテーマを、架空の小学校を舞台に平易な言葉で論じる、18世紀以前にヴォルテールやルソーなどが得意とした「小説的社会批評」だ。謎の園長・ハラさんが経営する小学校に通う、主人公の小学生「ぼく(ランちゃん)」とその仲間たちは、知性と個性に彩られた不思議な大人たちに見守られながら、少しずつ自分たちの「くに」を創り始める……。 【目次】プロローグ/1・いろんなことを最初に書かなきゃならない/2・「くに」ってつくれるんだ/3・最初に「こっき」をつくってみることにした/4・ぼくたちの学校/5・ぼくには得意ワザがない/6・肝太先生/7・肝太先生のおはなし/8・ぼくの家の「憲法」たちのこと、そして理想先生のこともちょっと/9・「憲法」の中にいる悲しいひと/10・キヨミヤくんのこと/11・おとうさんと夜に/12・公衆道徳を守りましょう/13・ママ、アイ・ラブ・ユー/14・「名前のないくに(仮)」/15・@名前のないくに(仮)/16・@アイと雪の女王/17・不思議の国のお茶会/18・「名前のないくに(仮)」建国宣言、ではなくて、建国のことば/19・ハロー&グッバイ、マイ・フレンド/エピローグ/あとがき――「君たち」から「ぼくたち」へ/参考文献

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 社会学
  • 出版社
    :
    集英社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    集英社新書
  • タイトル
    :
    ぼくたちはこの国をこんなふうに愛することに決めた
  • タイトルID
    :
    494172
  • ページ数
    :
    296ページ
  • 電子版発売日
    :
    2018年01月26日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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ぼくたちはこの国をこんなふうに愛することに決めた のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ああ、これは高橋源一郎版、21世紀的『君たちはどう生きるか』だなあ、と思いながらわくわくして読み進めたら、最後のあとがきにそれを意図して書いたってあって、少し自分の読書経験に自信がついた次第(笑)。

    もう少し違うタイトルにならなかったの?
    文庫で出版できなかったの?
    もっと多くの人に読まれる可能性の高い流通形態をとることができなかったの?
    という疑問が出るくらいいい本だと思う。
    もしかしたら怒るような人がいるのかもしれないけれど、こういう形でしか表現できないことも確かにあると思う。
    それに著者自身がこの本の内容すべてに諸手を挙げて賛同してもらうことを期待はしていないと思うし。
    この本を読んで、それが「考える」ことのきっかけになればいい。
    学校では教えてくれないこともあるし、教えられないこと、教えきれないこともある。
    いや、たぶん本書でランちゃんのお父さん(誰かモデルになっているかは一目、いや一読瞭然)が言っている通り、本当に大切なことは自分で調べなくちゃならならいんだろうし。

    とにかく一度読んでみてほしい。そしていろいろと考えてほしい。できればランちゃんのようにその考えたことを共有し合える仲間と巡り合ってほしい(僕としては巡り合いたいけどそれはなかなか難しい現状なので、ランちゃんのお父さん同様、書棚の本と向き合うことにします)。

    そんな本でした。

    0
    2018年07月09日

    Posted by ブクログ

    つながっている。
    みな、つながっている。
    どこかでつながっている。
    全てにおいてつながりがある。
    関係がないとは言えない。
    自分が出きる小さなこと、
    深く考えられること、それが世界。
    大きくとも小さくとも。

    0
    2018年04月14日

    Posted by ブクログ

    これは、高橋源一郎さんが書いた寓話です。山梨県にある「がっこう」に通うランちゃんたち4人が「くに」をつくるというプロジェクトをはじめて建国するまでが描かれますが、こうやってできる「くに」に私も住みたいと思います。
    それにしても、アイちゃんの一家が背負っている責任の重さを思うと、2019年が来るのが怖くなりますが、それだけに応援したくなりますね。

    0
    2018年02月26日

    Posted by ブクログ

    新書の体裁をとった小説。やっぱり高橋源一郎の論ずる国家論は響きます。小説の形態をとることによって、普遍性を持たせることにも成功している感じ。ところで、今流行りの『どう生きるか』って、こういう内容なんですね。著者のあとがきでも触れられていたけど、同じ時期に発刊されたのは偶然だったみたい。件の作品は未読だし、漫画になって読みやすそうだし、そっちも試してみようかな。

    0
    2018年01月20日

    Posted by ブクログ

    源一郎さんの飛ぶ教室のファンでそれから、たのしい知識の新書シリーズが好きになって、本書もそういうものかと思って読み始めたら小説でびっくりした 笑 作品紹介間違ってるだろ 笑笑
    しかも、愛子さんが出てきてぶったまげたし、当時の皇太子夫妻も、熊楠も、エリザベス女王も、カントもルソーもマルクスも(また、ハラさん、はまさに「あの人」だったりして)。これは世界文学盛衰史ですか?というか、全くもってプレDJヒロヒトじゃないですか。重要作。しかも面白い。

    0
    2026年07月16日

    Posted by ブクログ

    理想先生はルソーさん
    肝太先生はカントさん
    もう ここからして
    ぐっと 引き込まれてしまう
    いいタイミングでひげもじゃの熊楠さんも
    出現してこられる

    むずかしいことをやさしく
    やさしいことをおもしろく
    おもしろいことを興味深く
    興味深いことをまじめに
    ー井上ひさし さん
    の言葉を そのまんま
    当てはめたような
    物語のような
    評論のような
    哲学のような

    最後まで
    おもしろく
    興味深く
    まじめに
    読ませてもらえました

    0
    2020年05月18日

    Posted by ブクログ

    小説として読むには少しごちゃごちゃしすぎているので、評論として読むといいです。
    著者の考えに少し偏りがある気がします。今の日本の世論とは少しズレているかも。
    不思議な世界観だがとても面白く、私は読みやすいと感じました。
    何度も読まないと少し理解が難しいところもありますが、きちんと読み終えた後にちゃんと頭の中で内容を整理して3回くらい読めば理解できるのではないかと思います。
    個人的にはおすすめの「評論」です。

    0
    2020年04月15日

    Posted by ブクログ

    民主主義、象徴天皇制、憲法9条…平易でわかりやすい文章だから、押し付けがましいとまでは感じないけど、やはり小説として読むにはメッセージ性が強過ぎる気がする。あとがきで『君たちはどう生きるか』に触れ、その時代ゆえに『君たち』は物語の形式を”とらざるを得なかった”ときちんと書かれているだけに、よけいにモヤモヤする。

    小説なんだから国のために人がいるのではなく、人が望み選び集い、互いに関わる事で生まれるのがくにであると、シンプルにそれだけでよかったのでは。

    0
    2019年03月09日

    Posted by ブクログ

    高橋源一郎さんの小説。相変わらず不思議な小説。こどもたちが主人公で、ある学校にいる生徒たちが、不思議な先生たちとインタラクションをして夏休みの宿題で『くに』を作っていくお話。『くに』だって作ることができるのだと。小説によって、『くに』というものの形をゆるめて、そして、たぶん民主主義というものについて、なにかを湧き出させようとしている。『くに』については明白に意識的だけれども、ひらがなが多いのもあきらかに意識的で、それはこの小説のもつ特性のひとつになっている。本がすきなにんげんは、もっている本をぜんぶ読むようなことはしない、というおとうさんは、自分が書いている小説を『くに』だ、という。『くに』もあるときひとが人口的につくったもので、つくる理由があったということだ。それはある観点では小説もそうだ。少なくとも高橋さんにとってはそういうものだということなのかもしれない。

    小説の中で肝太先生はこういう。「わたしの考える『おとな』についてはなしましょう。『おとな』というのは『ひとり』ではなすことができるひとのことです。たったひとり。条件というのは、そのひとに、名前があること。他には、なにもいらない。そのひとが、歳をとっているとか、中学生であるとか、左足に障害があるとか、おおきな通信会社の課長をしているとか、そういうことはすべて関係なく、ただ、『ひとり』で、自分の名前をもっていて、それだけの条件で、なにかをはなす、あるいは、なにかを考える、それが『おとな』であることです」

    自分は『おとな』になったのだろうか。

    あとがきで高橋さんが書くように「『ぼくたちはこの国をこんなふうに愛することに決めた』は、二十一世紀版の『君たちはどう生きるか』を目指して書かれた」という。小説というもののひとつの特性は、制約のなさであり、そこに何らかのメッセージ性を込めるとき、そのメッセージの内容によって小説は互いに似てくるものなのかもしれない。

    0
    2019年01月01日

    Posted by ブクログ

    この本を読んだ事は決して忘れないだろうと思う。
    小さな子供が作ろうと思ったのは
    プラモデルでも遊具でもなく、国だった。
    実に分かりやすく丁寧に書かれていて
    人の心の根幹を問われている気がしてならない。
    くにを作るということは単に独立ではなく自立であって自律。自分もこの国の一員でありたい。

    0
    2018年05月07日

ぼくたちはこの国をこんなふうに愛することに決めた の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 社会学
  • 出版社
    :
    集英社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    集英社新書
  • タイトル
    :
    ぼくたちはこの国をこんなふうに愛することに決めた
  • タイトルID
    :
    494172
  • ページ数
    :
    296ページ
  • 電子版発売日
    :
    2018年01月26日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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