一億三千万人のための『歎異抄』

一億三千万人のための『歎異抄』

880円 (税込)

4pt

730年ほど前の戦乱と飢饉の時代に、弟子の唯円が聞き取った親鸞の『歎異抄』。救い、悪、他力の教えに、西田幾多郎、司馬遼太郎、梅原猛、吉本隆明は魅了され、著者も10年近く読み込み好きになった。『歎異抄』は親鸞の『君たちはどう生きるか』なのだ。今の言葉で伝えるみごとな翻訳。

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一億三千万人のための『歎異抄』 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    阿弥陀とは待つ人なのかも知れないね。自然、他力、念仏。全ての人を救うと誓い、ただただ待つ人。いつでもそこにいてくれる人。
    我々や他の誰かではなく、私のため。誰にとっても私のため。それに違いなどないし嫉妬したり僻んだりするのもおかしな話。でもそう思ってしまうのもほんと。
    「弥陀の五劫思惟の願をよくよく

    0
    2025年09月14日

    Posted by ブクログ

    老若男女を問わず歎異抄を一通り理解できる。その著者の目的は達成できていると思う。親鸞の言葉が異なって受け取られていることに歎く言葉。
    阿弥陀の大きな慈悲を信じること。それに尽きるのでは。

    0
    2025年05月25日

    Posted by ブクログ

    親鸞。
    学生時代に吉川英治の小説で読んで知った。
    のちには五木寛之の小説で読んだ。
    でも、親鸞の言葉を記した歎異抄を読むのは、初めてだ。

    「善人なおもって往生を遂ぐ いわんや悪人をや」。
    他力本願。
    念仏。

    これらの言葉はもちろん小説を通して知っていた。
    でも、意味が分かっていたか、と言われれば

    0
    2024年11月28日

    Posted by ブクログ

    善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや
    で知られる歎異抄。この言葉の意味、わかるようでやっぱりよくわからない。
    ただ、この本のおかげで少しはわかった気がするし、そもそもわからなくてもよい気がする。この本に出てくる親鸞は、穏やかに、そういうことではないんだよと言ってくれそうです。

    ー「シンラン」

    0
    2024年02月04日

    Posted by ブクログ

    歎異抄は読んだことがあるがこれは平易な、しかも切実な言葉で訳されていて肚に落ちる。いろんな分野に博識な筆者だが親鸞の理解力に脱帽。

    0
    2024年01月15日

    Posted by ブクログ

    文化人×仏教ものは回避がちなのだけど周囲の評判がよかったので読んでみた。
    これはすごくいい。高橋氏が『歎異抄』を自分のことばで現代語訳をしている。これは高橋氏の読み方、受け取りなのだ。それを自分が読みながら、自分の読み方、受け取り方を確認していくような、ここは一緒だな、似ているな、違うなと対話してい

    0
    2023年12月14日

    Posted by ブクログ

    凄く深くて、簡単に感想なんか書けないな…
    でも、無人島に持って行くならこの一冊とされる歎異抄、原文で読むことはまず無理だろうなと思うから、この高橋さんの意訳でまずは読めて、良かったなと思う。

    0
    2024年08月02日

    Posted by ブクログ

    法然展がきっかけで「法然の編集力」を読み、次は親鸞の歎異抄へ。高橋源一郎さんによる現代語訳(きわめて平易な言葉で)。もともとが貧困や飢饉にあえぐ庶民に向けた歎異抄だから、こういう語り口調は合うと思う。とにもかくにも、歎異抄全体に触れることはできた。

    0
    2024年07月08日

    Posted by ブクログ

     藤井さん。将棋界の藤井聡太さんではない。法然と親鸞の罪人名は藤井善信と藤井元彦。なぜ藤井姓なのかは謎である。そんな元彦さん(親鸞)の教えを唯円が書き残した「歎異抄」をわかりやすく解説した高橋源一郎さんの『一億三千万人のための「歎異抄」』。「南無阿弥陀仏…」と唱えるだけで何人も浄土に往生できるという

    0
    2024年04月06日

    Posted by ブクログ

    親鸞が現代にいたらこう話すのだろうと思うくらいわかりやすく書かれている。
    ただ平易な言葉だからこそやっぱり解釈が人によって変わってしまうのは当時も今も同じかと思う。
    作者があとがきで解説したくなってしまう気持ちがすごく理解できる。

    悪人正機の私の理解。
    世の中には良いことを言う人、良いことをする人

    0
    2023年12月10日

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