失われたTOKIOを求めて(インターナショナル新書)

失われたTOKIOを求めて(インターナショナル新書)

792円 (税込)

3pt

4.0

タカハシさんの不思議な東京案内。六歳のとき、親に連れられ「夜逃げ同然」でやってきた東京。この大都会で引っ越しを数十回繰り返した作家は、コロナ禍の二年間、自身の思い出や土地の記憶をなぞるかのように歩き回った。御茶ノ水で学生運動に身を投じた青春を語り、新国立競技場で戦時下の学徒壮行会を想う。新宿では都知事選下の都庁を訪れ、新トキワ荘では赤貧の少年時代を回想する。ジブリ美術館で宮崎駿との、渋谷川で庵野秀明との交友を懐かしみ、皇居では昭和天皇のもうひとつの人生に思いを馳せる。読む人それぞれの「TOKI(時)」を思い起こさせてくれる、「極私的」東京探訪記。

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失われたTOKIOを求めて(インターナショナル新書) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    自分も行きたくなった。
    いつでも行けると思っていたら、突然行けなくなる(行きにくくなる)のだから、行ける時に行っておかなければ。

    0
    2022年10月03日

    Posted by ブクログ

    現在の東京とは別に人それぞれの東京の思い出がある。作家が回想する私的東京探訪記。

    御茶ノ水文化学院、国立競技場、東京都庁、上野動物園、明治神宮、トキワ荘、ジブリ美術館、渋谷、皇居。

    それぞれ単発のエッセイでありどこからでも楽しめる。

    文体としては関川夏央に似ているがもう少しあっさりした文体。

    0
    2022年09月03日

    Posted by ブクログ

    コロナ禍に東京を巡り、時代を遡り考察する。

    コロナ禍の東京、ちょっと前に東京、昔の東京、TOKIO日本を知ることができる。

    著者の生い立ちをあらためて知ることにもなる。

    失われたもの、知っているものもあれば全く知らないものも。

    0
    2022年06月06日

    Posted by ブクログ

    筆者がTOKIOを歩くことで過去の郷愁を超えて現在のTOKIOを見つめる。著者独特の行間を味わえる文章。図らずもコロナ前からコロナ最中にかかり、お茶の水から始まり、新国立競技場、都知事選最中の都庁、上野動物園、はとバス、トキワ荘、ジブリ美術館、渋谷、さいごは皇居で終わる。郷愁がありながら改めて現在の

    0
    2022年05月13日

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