【感想・ネタバレ】失われたTOKIOを求めて(インターナショナル新書)のレビュー

あらすじ

タカハシさんの不思議な東京案内。六歳のとき、親に連れられ「夜逃げ同然」でやってきた東京。この大都会で引っ越しを数十回繰り返した作家は、コロナ禍の二年間、自身の思い出や土地の記憶をなぞるかのように歩き回った。御茶ノ水で学生運動に身を投じた青春を語り、新国立競技場で戦時下の学徒壮行会を想う。新宿では都知事選下の都庁を訪れ、新トキワ荘では赤貧の少年時代を回想する。ジブリ美術館で宮崎駿との、渋谷川で庵野秀明との交友を懐かしみ、皇居では昭和天皇のもうひとつの人生に思いを馳せる。読む人それぞれの「TOKI(時)」を思い起こさせてくれる、「極私的」東京探訪記。

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Posted by ブクログ

自分も行きたくなった。
いつでも行けると思っていたら、突然行けなくなる(行きにくくなる)のだから、行ける時に行っておかなければ。

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2022年10月03日

Posted by ブクログ

現在の東京とは別に人それぞれの東京の思い出がある。作家が回想する私的東京探訪記。

御茶ノ水文化学院、国立競技場、東京都庁、上野動物園、明治神宮、トキワ荘、ジブリ美術館、渋谷、皇居。

それぞれ単発のエッセイでありどこからでも楽しめる。

文体としては関川夏央に似ているがもう少しあっさりした文体。

サラッと書かれているが、筆者の夜逃げ、少年鑑別所経験などプロフィールで述べられていない詳細が気になる。

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2022年09月03日

Posted by ブクログ

コロナ禍に東京を巡り、時代を遡り考察する。

コロナ禍の東京、ちょっと前に東京、昔の東京、TOKIO日本を知ることができる。

著者の生い立ちをあらためて知ることにもなる。

失われたもの、知っているものもあれば全く知らないものも。

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2022年06月06日

Posted by ブクログ

筆者がTOKIOを歩くことで過去の郷愁を超えて現在のTOKIOを見つめる。著者独特の行間を味わえる文章。図らずもコロナ前からコロナ最中にかかり、お茶の水から始まり、新国立競技場、都知事選最中の都庁、上野動物園、はとバス、トキワ荘、ジブリ美術館、渋谷、さいごは皇居で終わる。郷愁がありながら改めて現在のことを考えさせられる都会の紀行文なのだろうか。

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2022年05月13日

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