5と3/4時間目の授業

5と3/4時間目の授業

638円 (税込)

3pt

4.0

あたりまえを疑ってみると、知らない世界が見えてくる。
「ぼくは、先生の役割って、一つの狭い常識のなかで生きている人に、そうじゃないよと教えてくれて、でも、その答えは自分で見つけなさいよ、といってくれることだと思います。」(本書より)

〈目次より〉
1日目・たぶん、読んじゃいなよ!
カリキュラムにはのらない授業/ソクラテスはなぜ自分で書かなかったのか/想像力を生む場所/「絶対にありえないこと」を疑ってみる/自分で探さなければ、先生には出会えない/「自殺をしてもいいのか?」―鶴見俊輔さんの答え/正解が見つからない問いに、どう答えるか/「外側」から考える/常識ってなんですか?

2日目・なんとなく、書いちゃいなよ!
小学校と工場の共通点は?/自由な論理は「危険」かもしれない/考えるときの基準は自分しかない/「浮かない感じ」―吉本隆明さんの戦争体験/説明できないモヤモヤを大事にする/「渋谷109方式」で文章が書ける!/自分以外の「私」を想像して書く/ほかの誰にも書けない文章ー木村センさんの遺書/「自分」という不思議なものを、ことばにする

本書は17歳の特別教室『答えより問いを探して』を文庫化の際、改題したものです。

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5と3/4時間目の授業 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年07月10日

    8月の終わりに学校へ行きたくない…と思っちゃった人へ。

    たぶん、誰しもが思うことだと思う。たとえ、どんなに好きな場所であったとしても、ときには思うことだ。でも、ちょっと立ち止まって、なんで行きたくないと思うのかを考えてみてほしい。この本は、そういう正解のない問いについて考えたり、常識だと言われてい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月28日

    感想を書かなきゃ。それも他の誰とも被らないような。

    森巣博の息子の話が出てきた。彼はパーソナリティ障害を患っていて、普通の方法では学校に通えなかった。だけど彼には特別な才能があって、伸び伸びとさせてくれる両親がいて、それから特例で大学入学を認めてくれるような制度ができて。その後の彼は名門校の教授を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年06月23日

    きのくに国際高等専修学校で行われた二日間の特別授業。問いの答えに問いで返すことにより、思考が深掘りされる。高橋さんの授業スタイルは今でこそ興味深く思えるが、10代の自分なら苦手意識を持ったかもしれない。つい「わかりません」と答えてしまう気持ちが痛いほどわかる。それにしても、学生たちの書くセンスには目...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年04月21日

    氏の文学評論は好きなんで、本書も期待通りの内容。といいながら、出される課題は大変だと思うし、軒並み順番に当てられるのも負荷が大きいし、学生時代だったら好きになれんかったかもしれん授業内容だけど、高みの見物には問題なし。それにしても、氏も自身の子供を通わせているというこの学校、なかなかに気になる存在で...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年05月14日

    読まれることを前提に書かなければ文章は上達しない。
    自分以外のの何かについて書いた文章が、図らずも自分の隠された一面を表現する。

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