非常時のことば 震災の後で

非常時のことば 震災の後で

1,699円 (税込)

8pt

「3・11」以降、ことばはどう変わったのか。かつてこの世の「地獄」を表現したジャン・ジュネや石牟礼道子のことばの美しさをさぐり、詩や小説から政治家の演説まで、「2011年の文章」も自在に引用しながら、ことばの本質に迫る。タカハシ先生文章教室特別編。

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非常時のことば 震災の後で のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2014年11月22日

    まだ途中ですが、とてもいい本。
    文章の悪い見本として、政治家の言葉が上げられているのが、何とも言えない。なんていうか、彼らの言葉には本当がないんだなあ。。

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    Posted by ブクログ 2014年01月02日

    タイトルの「非常時」であるが、直接的には大震災のことを指している。そして、非常時には「空気」に抗い、借りものでない自分自身のことばを必要とされると説く。その自分自身のことばを得るためには、そのことばの内容がどうであれ「考える」ことが必要になる。そこで、それまで「考え」てなどいなかったことに気が付くの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年11月18日

    周りに誉められる答え、一般的に正しいとされる答えを言葉にすることは、日常の余裕のあるときにはとても良く響く。だが、非常時には何一つ響かない虚しい言葉になってしまう。なぜか。正しいとされる答えは、「その時その人たちに」必要なものを何も宿していないから。

    自分を決して裏切らない、自分の中にある正しい答...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年10月13日

    これこそ賢い思考というのだろう。3.11の前後の世界の変容を言葉を手掛かりにして読み解いていく。「ことばを探して」の章から抜粋します。「自由のない文章、想像力に欠けた文章、考えるということを嫌悪し、ただいいたいことだけを連ねた文章・・・。(中略)ぼくたちは、ぼくたちを囲んでいる文章の正体を知っておく...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年02月02日

    誰が書いていたのか
    思い出せないけれど
    2001年のアメリカでの同時多発テロ事件の
    後では「言葉」と「世界の見方」が
    変わったと書いていた文章を思い出していた

    まして
    髙橋源一郎さんがこの一冊のタイトルになっている
    2011年の3/11の時は
    この日本という国で起きた出来事
    まさしく「非常時のこと...続きを読む

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    購入済み

    答えが無いことを考え続ける

    2013年10月16日

    自主規制。空気を読む。考えることを放棄する。それが楽。でも。

    イスラエルの戦闘地域で、ジュネが夥しい数の死体を、艶めかしく書いた。その意味。

    考え続けること。答えは出ないけど。

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    Posted by ブクログ 2013年03月20日

    3.11以降、多くの文章が読めなくなったと著者は言う。
    それは、「死者たち」の存在を知ったからだと。
    それから著者は、ひたすら「下」へ、「大地」へ、「根」のある方へ向かう文章、「こだま」のように「小さな」声で届けられるものを聴き取ろうとする。
    今わたしたちに必要な言葉とは何か、ということを深く考えさ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年10月26日

    ずっと感じてた後ろめたさの中身を教えてもらえたようですごく嬉しい(というのは違うけど他にことばを思いつけない)。石牟礼道子に泣きそうになるのは想定内だけど,古市憲寿に「このかっこいい文章は誰」と思わず頁をめくってしまったのは意外というか何というか,読んでみたくなった。

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    Posted by ブクログ 2012年10月01日

    震災後の今だからこそどんなことばが大切でどのような文章が必要なのか語っている本。探っているのは実はことばだけではなくあのあとにどんな変化が起きてそれはどういう意味なのかを問うている。
    秀逸な文章に私も直に触れたいと思った。

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    Posted by ブクログ 2013年09月22日

    ことばについて書かれた本。
    『非常時のことば』というタイトルだけど、もうこの状況から完全に抜け出すことは叶わない気がする。
    だからこの本に書かれた話は限定されたシチュエーションの話に思えないところもある。

    「あの、頭の中が「真っ白」になって、なにもことばが考えられない時のことを、大切にするべきでは...続きを読む

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