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小説、論壇で活躍する作家、高橋源一郎氏による「毎日新聞」の人生相談、待望の書籍化!
恋愛や結婚、仕事や家族、生きる悩みなど、老若男女、いつの時代も悩みは尽きない。新聞掲載時に話題となった「中絶した過去と向き合えず」や「別れた息子と孫を会わせたい」ほか、100のままならない悩みにタカハシさんが向き合った!
人生相談なんてものがはじまる、はるか前から、 おそらく人間というものがこの世界に誕生して以来ずっと、 人は悩み、それだけでなく、誰かのその悩みを、 苦しみを打ち明けてきたのでしょう。(本文より)
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Posted by ブクログ
悩み相談の本は世にたくさん出ているけれど、これはなんだか今まで読んだものとは少し違うような。
元の相談文はもっと長いそうなのですが、編集の都合で数行にまとめられており、筆者の回答も結構短めです。
でも、なんというか、回答が美しいです。
相談内容は家族やお姑さんとの関係から老いの恐怖、ニート生活が続き今後どうすればいいかなど様々。
筆者は離婚歴が4回ほどありお子さんもいらっしゃるので、浮気や子供への接し方のアドバイスに説得力がありました。(浮気相手はあなたを愛しているのではなく依存相手を求めているだけ、など)
子供の教育方針よりも愛をたくさん与えることが1番大事だというのは納得。
不登校の子やニートの方への回答が優しくて泣けました。もっとこの方の本が読みたいな。
Posted by ブクログ
高橋源一郎さんって難しそうだなあ、って
もじもじしちゃう方もいらっしゃるかと思うのですが、
コレ、とってもオススメです。
源ちゃんが毎日新聞で向き合っている人生相談の一問一答。
グサグサとほっこりが、程よく織り混ざっています。
源ちゃんも、吉本隆明さんも、ひとは「孤独」と言い切られるところに
ある種の救いを感じます。
【本文より】
・家族は永遠に続くものでも、何があっても守られるべきものではないと思います。
それに参加する者が、互いに誠実であるときだけ持続できるものです。
・わたしは、コンプレックスを抱くことは、傷でも闇でもなく、「常に謙虚であるように」と神様が贈ってくれた能力だと思うようになりました。
・あなた方の「悪いのは自分じゃない、相手だ」という自信はどこからくるのでしょう。
・二人で家庭を作るということは、想像を絶する難事業です。だというのに、非協力的な第3者をその中に入れるなんて、自爆以外のなにものでもありません。
・人はなぜひきこもるのか。それは「建前」ばかりの社会の裏が見えてしまって、そんなところにいたくないからなのだ。/吉本隆明の考え
✳︎花の拠点”はなふる”センターハウスの蔵書です。
Posted by ブクログ
多様性が重要視され、個人を尊重する風潮が高まっている昨今。しかしながら私たちはその中で正解を求めて日々窮屈な思いをしている。
本書は正解を求める相談者に対して、著者が独自の視点で答えていった新聞での「人生相談」をまとめたものである。
何か明確な正解があるわけではない。
著者も「正解はないのですから」と述べている。
その言葉がとても深く、そして安心できる一言のように感じる。
自分という人間が間違っているのではないか、他人に非難されてしまうのではないか。
心のどこかで溢れる不安に対して、「自分であることを認める」ことの大切さを教えてくれるる一冊。
落ち込んでも、間違えても、立ち止まってもいい。
自分を受け入れて、認めてあげられるのは自分しかいないのだから。
Posted by ブクログ
高橋さんの回答が私によく染み込みます。
笑ってしまったり、そうだそうだと合いの手を入れながら読んでいます。
高橋さんの回答のなかで特に好きなもの2つ
『家族は永遠に続くものでも、何があっても守られるべきものでもないと思います。それに参加する者が、互いに誠実であるときだけ持続できるものです。そうでなければ、家族もまた存立の意味を失います。』
事故に巻き込まれ妻子を失い、自らも大きな障害が残ると医師から宣告された知人の方を紹介し、
『そのとき、彼がどう感じたと思われますか?あまりに悲惨な運命を呪い、希望を完全になくしたと?
自分でも驚いたことに、彼にやって来たのは、凄まじい怒りでした。彼は、自分を奈落に突き落とした「運命」に向かって、こう叫んだそうです。
「人間というものが、そんなことでダメになると思ってるのか?なめてんじゃねえぞ。おれを跪かせたかったら、もっともっと不幸を持ってこい」
彼は恐るべき克己心でリハビリに励んで、仕事に復帰し、後に新しい伴侶を得ることになりました。
彼は、普段は温厚な人物ですが、(彼にとっての)正義が蹂躙されたと思うときには、心の底から起こることができる人でした。あなたはどうですか?
(中略)
自分への不当な扱いを許してはなりません。人や組織はもちろん、それが運命であろうとも。あなたは憤るべきなのだと思います。運命に嘲笑されたくなかったら。』
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