高橋源一郎のレビュー一覧

  • ぼくたちはどう老いるか

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    ラジオを毎週聞いてるので、彼の考え方に共感して読んでみた。正直に、源一郎さんなりに細かく暗中模索しながら、進んでいるのがよく伝わった。人柄かをとても出ているし、私はそれが好きだし、考察をしながら読み進めるという感じの本。こういうのもありだと思った。ラジオを聴いているからか、すごく読みやすかったし、共感して涙も出た。、

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    2026年07月30日
  • 恋する原発

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    誠実でありすぎることはときに不誠実に見える、誠実であればあるほど周りには理解されないことが起こり得るし実際世界はそういうことが本当に多い、だけどやっぱり誠実でありたい、誠実でなくてはならないのは(というかほとんど無意識のレベルで)、自分も他人も含めて生きることや世界と向き合うにはそうせざるを得ないからである、この本を読んで少しでも反感を持ったとしたら、その反感ととことん向き合ってからまたこの本を再読すべきだ。いかにその反感が小さい規模であることがよくわかるんじゃないか。

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    2026年07月24日
  • 誰でも、みんな知っている

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    感動とか心揺さぶられるとかではない。
    それなのに、この本を見つけられて良かったな、と読んでいる最中から思えた。
    何故なら、次の読書のヒントを沢山受け取れたと思えたから。
    視界が開けた感覚もある。
    著者は多方面に色んな引き出しを持っていて、読んでいて色んな好奇心がムクムクと湧いてきた。
    早速紹介されていた本を探してみよう。なければ関連図書も合わせて探してみようと、気になるジャンルや本のタイトルをメモメモ。
    それにしても、何か出来事などがあって、それを「これは⋯アレだな」と別の似ている事柄に結びつけられる能力、記憶力が凄かった。着眼点も。
    よほど色々な本や映画を網羅していなくては難しいだろうと思う

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    2026年07月19日
  • 還暦からの電脳事始

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    親指シフトなるキーボード配列を初めて知った。
    それを駆使するかつての電脳戦線の最先端を自負する著者も、これと執着したら、今の電脳世界についていけなくなった。
    最新スマホも触ったら操作できるという子供がうらやましい。

    うわ、今の自分そのままだとすごく共感してしまう。
    1歳半の言葉もまだできない子供が父のスマホで好きな動画を操作するなんて、確かに若い世代と比べても、何が自分と違うんだろうと思いながら、やったらできたという子供と、やってもできない自分とのもどかしさを感じる。

    まだまだ還暦。事始めか。私も楽しく見習おう。

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    2026年07月10日
  • 銀河鉄道の彼方に

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    とてつもなく広大で、曖昧な旅の話。
    宇宙飛行士の私とジョバンニが意識の中で、混濁しながら銀河鉄道に……,
    消えていく世界。本当に現実なのか?
    たまに見えているものが本当の姿なのかと考えることがある。意識も視覚も自分に都合の良い世界を作っているのではないか?
    人類、世界、星、銀河を超えた意識が彼方をみれるのか?彼方はブラックホールの先にあるのか?それも都合の良い意識の捏造なのか?
    読み進めば進むほど、引き込まれていく。ただし、解説の最果タヒさんのように、何らかの答えはもらえなかった。心に残る銀河鉄道の彼方だった。

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    2026年07月04日
  • 丘の上のバカ ぼくらの民主主義なんだぜ(2)

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    ここ最近で読んだ中で、圧倒的に1番感動した。
    この本のことを誰かに紹介するとしたら、一言で済む。
    「民主主義って、文学のことなんだよ」

    「『ことば』に殺される前に」の感想にも書いたが、高橋源一郎さんの文章は、いつも知性と節度に満ちている。いつもそこに感動する。

    「Ⅰ 自分の足で歩く」に収められた文章は、どれも哀しみが、それも怒りと戸惑いと混乱を通過した後の、だけど諦めることに抵抗した哀しみが通底している。そのことは僕に、radioheadのアルバム"KID A"を聞いた時のbjorkのコメントを思い出させた。
    『あのアルバム(Kid A)は、もの凄く酷い光景を目撃してし

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    2026年06月19日
  • ぼくたちはどう老いるか

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    ああ凄くよかったなあ。今年読んだ中では小説なども含めても一番良かったかもしれない。一冊がまるで長い詩のようだ。重いし切ないしむなしいし悲しいけれど、老いを先達の言葉から知っておくことはそれこそよりよく老いるために絶対的に必要であると。

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    2026年06月16日
  • 人に言えない秘密があります みんなのなやみ ぼくのこたえ

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    ネタバレ

    「みんなのなやみ ぼくのこたえ」というシリーズで、毎日新聞の人生相談欄を書籍化したもの。3冊目で好きなシリーズです。

    全部が書籍化するわけではないので、できるだけ毎週新聞を開くようにしているくらいです。

    家族関係では、家族は一時期過ごすプロジェクトチームのようなもので、人間関係も個の自立を訴えるスタンスがしっかりしています。そのため叱るのが相談者自身だったりすることもしばしばあります。

    なかなこうしたスタンスは真実をついており、なかなかとれないので、勉強になり痛快であります。

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    2026年06月12日
  • 食べる本 読むダイエット

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    作家の高橋源一郎が書いた読む『ダイエット』本。食べるという事に対して、左右上下中からと、とにかくあらゆる視点で書いているのである。まさに読んで栄養となる本。
    深い考察があり、食べるとは、その時の人生、哲学だったりもして、生きる意味、宗教的意味合いも加わってくる。味も記憶も、その時の味の感じ方も、生き方で変わってくる。ただ食べる人だけでは、もちろんダメなのかもしれない。
    とにかく深いのであり、奥さんに感謝しなければいけないのかもしれない。

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    2026年05月25日
  • ぼくたちはどう老いるか

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    高橋源一郎さんの「ぼくたちはどう老いるか」を読んだ。簡単な言葉で書かれているんだけど、中身は深奥までずしんと響いた。
    鶴見俊輔の「もうろく帖」、ハルノ宵子の「隆明だもの」、有吉佐和子の「恍惚の人」、耕治人の晩年の私小説、谷川俊太郎の死、高橋源一郎の弟の死などを取り上げ多角的に「老いる」ことについて、自分自身、家族、社会にとってどうなのかが書かれている。
    この中で一番衝撃的で考えさせられたのは耕治人の私小説だった。経済的に苦しい親類もいない夫婦二人の人生の終わりが描かれている。
    長年売れない貧乏作家を文句も言わずに支えてきた妻が認知症で壊れていく様子。ガスの付けっ放し、夜中にご飯の支度、糞尿の垂

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    2026年05月16日
  • たのしい知識 ぼくらの天皇(憲法)・汝の隣人・コロナの時代

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    たのしい知識シリーズは最高に面白い。その面白さはもはや小説と変わらないような書き方をされているからではと思っている。最新作のDJヒロヒトを読むと本書はかなりオーバーラップしている部分もあり。フィクションとノンフィクションの境界がぼやける感覚が楽しい。

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    2026年05月13日
  • 誰にも相談できません

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    毎日新聞での週一の記事はかなりのお気に入り。
    過去の分を読みたいなと考えて、購入、寝るのが惜しくなった。

    一気読みして、一番心に残ったフレーズは、
    親の役目として「自己を肯定する姿を子に見せなければならない」ってこと。

    そのための振り返りは大事だな。

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    2026年05月06日
  • ジョン・レノン対火星人

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    ネタバレ

     ポルノグラフィー作家の「わたし」へ、東京拘置所「すばらしき日本の戦争」という差出人から死躰について書かれたハガキが立て続けに送られてくる。
     彼の身元引受人にされた「わたし」は、かつて自分も参加した闘争運動のリーダーの彼が精神病に罹患していることを知る。
     闘争の同士で拘置所の出所仲間である、№1風俗嬢「T・O」と、障害者ファッションデザイナー「ヘーゲルの大倫理学」に協力を求め「すばらしき日本の戦争」の治療を進める。
     遂に「治った」と言った「すばらしき日本の戦争」は姿を消し、自殺する

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    2026年05月04日
  • ぼくらの戦争なんだぜ

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    とても近いところの空が、とても遠いところの言葉が、「戦争」を呼んでいる。ぼくらは、誰に、何を、話しているのかわからなくなった。「そのことを、心にとどめておきたいと思った。」

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    2026年05月26日
  • ラジオの、光と闇 高橋源一郎の飛ぶ教室2

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    ウォーキングの時に聴くのに本当にちょうどいい。たまに心に響きすぎて泣きそうになってしまうのが玉に瑕だが。オーディブルに一番向いているかもしれない。文章の組み立ての妙があるので3分のショートショートのようなこぎみよさを感じられる。確実に読書と同じ体験なので聞いていても読んでいるとして良いと思う。

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    2026年03月10日
  • ぼくたちはどう老いるか

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    自分が歳を取ったということを超えて、初めて切実に「老い」と向き合う大変さを感じた本。経済的とか介護といったことだけでなく、何より生身の人間として、科学的にいえば脳機能ということなのだろうが、感情とかその表現とか…。自分がどう受け止められるかわからないが、受け容れる心を維持できていればと願う。

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    2026年02月28日
  • ぼくたちはどう老いるか

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    老い、死、人とは、切なく、哀しく、寂しさを感じ、考えさせられる。そんなことを考える年になったのが苦しい

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    2026年02月20日
  • こんな日もある 競馬徒然草

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    kotoba競馬を読むから。
    1990年の有馬記念の感動を、何度でも思い起こさせてくれる文章。なんとか頑張っていこうと思える。

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    2026年02月12日
  • 高橋源一郎の飛ぶ教室 はじまりのことば

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    Audible で読んだいや聞いた。同じ作者の他のエッセイよりもラジオ用の原稿 ということで喋り言葉のためよりAudibleで聞く意味がある。高橋源一郎のエッセイは 喋る言葉に近いので当然といえば当然だが。
    本作はラジオの冒頭3分間という縛りがあるためかあえて結論らしきものは省いてあるところがとても想像をかき立てられる。物によっては短歌や詩に近い。
    散歩をしながら聞くにはもってこいのものだったのだ。2巻目もすぐに読みたい、いや聞きたいと思う。

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    2026年02月08日
  • ぼくたちはどう老いるか

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    高橋源一郎は、72歳になった自分自身を起点に、「老いるとは何か」を真正面から見つめる。本書に通底するのは、老いを美化も克服もしない、しかし絶望とも同一視しない、独特の距離感である。老いとは「もうろく」だと彼は言う。つまり、一生懸命に考えることができなくなっていく過程そのものだ、と。

    第1部で語られる哲学者・鶴見俊輔の「もうろく帖」は、その象徴だ。69歳から77歳にかけて書かれた記録は、「役に立たなくなる自分」を引き受ける試みでもあった。うつ病を「もうろくの稽古」と呼び、癌で入院し、自分がよぼよぼの老人であることを認めるには「日々の努力」が必要だと言う。その姿は、老いとは衰退ではなく、自分とい

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    2026年01月29日