高橋源一郎のレビュー一覧
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高橋源一郎、幻のデビュー作。
第一作として群像新人文学賞に応募して落選した『すばらしい日本の戦争』を少し書きかえて発表したもの。
僕個人的には『さようなら、ギャングたち』の方が完成度が高い気がするが、この作品も充分に素晴らしい。
『さようなら、ギャングたち』に劣るとは言えど、これは彼のデビュー作だ。
それを考えると、こんな作品をデビュー作でかける高橋源一郎はやっぱり天才だと思う。
『ギャングたち』にせよ、この作品にせよ、一度読んだだけでは完全に理解することは出来ないし、味わうことも出来ない。
『ギャングたち』の場合は、読み進めながら、加藤典洋の解説を読んで、読み進めて -
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☆10個付けてもいいと思う。
明治の文学者達の小説でありながら作者自身が倒れた話(何故か胃カメラの写真付き)、テレクラに嵌りブルセラショップ店長になる石川啄木、チャットで話題になる斉藤緑雨、AVを撮る田山花袋、バブリーな北村透谷や島村藤村に樋口一葉、作者と育児談義を交わす森鴎外、「こころ」のKは誰だったのかなど縦横無尽で前代未聞の内容である。
しかしその根底には、二葉亭四迷や山田美妙らによって作られた「言文一致」を使って文学を生み出そう、生み出せるのか、いやもしかしたらそもそも文学など不可能ではないのかと苦しむ文学者達の群像が描かれている。「読み手」としては楽しめたが、素人ながら「書き手」であ -
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高橋さんの回答が私によく染み込みます。
笑ってしまったり、そうだそうだと合いの手を入れながら読んでいます。
高橋さんの回答のなかで特に好きなもの2つ
『家族は永遠に続くものでも、何があっても守られるべきものでもないと思います。それに参加する者が、互いに誠実であるときだけ持続できるものです。そうでなければ、家族もまた存立の意味を失います。』
事故に巻き込まれ妻子を失い、自らも大きな障害が残ると医師から宣告された知人の方を紹介し、
『そのとき、彼がどう感じたと思われますか?あまりに悲惨な運命を呪い、希望を完全になくしたと?
自分でも驚いたことに、彼にやって来たのは、凄まじい怒りでした。彼は、 -
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老いることについて、さまざまな視点から考えさせられる一冊でした。
私の祖父母もちょうど認知症を患っているため、家族としての大変さを身近で感じてきました。だからこそ、本書で語られる言葉の一つひとつが他人事ではなく、自分のこととして受け止めながら読み進めました。
老いは誰にでも訪れるものですが、そのときにどう向き合うのか、そして今をどう生きるのかを改めて考えるきっかけになりました。さまざまな先人たちの言葉や考え方に触れられたことも、とても良かったです。
今の自分だからこそ響く部分も多く、これから年齢を重ねるごとに、また違った受け取り方ができそうな気がします。人生の節目節目で読み返したいと思え -
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戦争の報道が毎日のように続く。「いくつの砲弾が飛ばなければならないのか あまりに多くの人々が死ぬ前に」。
あの大国の大統領の顔が毎日のように画面に映し出される。いい加減にしろよ。お前はどれだけの人を殺せば気が済むのか。戦争の親玉よ。
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コロナ禍がようやく終息に向かおうとした頃、ロシアがウクライナに侵攻した。続いてガザでの泥沼の戦争にまた火が付いた。そして2026年、アメリカとイスラエルがイランを攻撃し始めた。日本では武器輸出を認める方針が出された。またもや世界は、戦争が日常になってしまった。
かつて日本は戦争の反省に立ち、新しい出発を遂げたのではなかったか。憲法「改正」は、戦争を -
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