高橋源一郎のレビュー一覧

  • 一億三千万人のための小説教室

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    ネタバレ

    小説書きに行き詰まったので拝読。

    まず、ずっと高橋源一郎先生の語り口が柔らかくて、かわいらしい。読んでいて、ここまで暖かさがある文章は初めてかもしれない。面白さもあり、楽しみながら読んでいたが、これも最後まで読んで振り返ると、小説(広い意味で)を先生自身楽しく遊んだ結果なのではないかと思う。その楽しさがこちらにも伝わってきたように感じられ、面白い。

    飛んできたボールを楽しみながらキャッチするのはなかなか難しい。それを面白いと言っていいのかわからないこともあり、抵抗してしまったところもあった。素直に楽しみ、遊んでいきたい。

    自分が書く小説も同じように、楽しみながら遊びながら書いてみたい。読

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    2025年09月19日
  • 誰でも、みんな知っている

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    ネタバレ

    高橋さんがパーソナリティのNHKラジオの「飛ぶ教室」はすごく良くて、可能な限り聴いているが、このエッセイもその新書化と併せて息の長い連載。こちらはサンデー毎日なので文字だけど、ラジオの語り口と同様、面白いエッセイとなっている。これだけ長く続くとネタ探しも大変だと思うが、いつまでも読み続けたいエッセイ。

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    2025年09月11日
  • 5と3/4時間目の授業

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    作品紹介・あらすじ

    あたりまえを疑ってみると、知らない世界が見えてくる。
    「ぼくは、先生の役割って、一つの狭い常識のなかで生きている人に、そうじゃないよと教えてくれて、でも、その答えは自分で見つけなさいよ、といってくれることだと思います。」(本書より)

    〈目次より〉
    1日目・たぶん、読んじゃいなよ!
    カリキュラムにはのらない授業/ソクラテスはなぜ自分で書かなかったのか/想像力を生む場所/「絶対にありえないこと」を疑ってみる/自分で探さなければ、先生には出会えない/「自殺をしてもいいのか?」―鶴見俊輔さんの答え/正解が見つからない問いに、どう答えるか/「外側」から考える/常識ってなんですか?

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    2025年09月09日
  • 「不適切」ってなんだっけ

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    作品紹介・あらすじ

    なんだかどんどん「ヤバく」なる
    「AI文学者」「ジャニーズ問題と玉音放送」「ひとしとたけし」「不適切にもいろいろあるが」など、話題に本質に迫るコラム満載!「サンデー毎日」人気連載「これは、アレだな」書籍化第3弾!
    「毎回、そのとき話題になった事件や本を「これ」としてピックアップし、その問題をさらに深め、考えるために、どこかの時代、どこかの場所にある、「これ」と相棒の「アレ」を見つけ、それぞれを比較、検討してゆく。その作業をひたすら進めてきた。」(「本文」より)

    *****

    週刊誌「サンデー毎日」に連載されている高橋源一郎のエッセーをまとめた本で「これは、アレだな」「だ

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    2025年09月06日
  • ラジオの、光と闇 高橋源一郎の飛ぶ教室2

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    ラジオ番組「飛ぶ教室」のことは
    開始当初から存じ上げている。
    一番最初に、こんなテーマ曲(?)ができました、
    のピアノの不協和音の音楽を聴いた時から、
    なんだか変な番組だなあ、
    でもこれは面白そうな番組だなあ、
    と思ったこともよく覚えている。
     金曜日の夜の放送と言うことなので
    初めは聴いていたのですが、夜のその時間には
    すでに床に就いてしまう暮らしのリズムなので、
    なかなか聴くことが出来ないことが多い。
     でも、このオープニング・トーク集を読んでいる時には高橋源一郎さんの声がよみがえることがうれしい。
     よし!いま一度、
    「飛ぶ教室」LIVEの視聴者の一人になろう
    と思っている。

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    2025年08月31日
  • 「書く」って、どんなこと?

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    めっちゃ良い本だったーー。そうだよなって、書くってこういうことだよなって。自分が言語化できなかった書くことの力を、まさに記してくれたような1冊。考えすぎずに書いていいんだと、肩の力が抜けて、文章を書くことへの、背中を押してくれた1冊。出会えてよかった。

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    2025年08月20日
  • ラジオの、光と闇 高橋源一郎の飛ぶ教室2

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    NHKラジオ金曜夜の「飛ぶ教室」のオープニングトーク集、
    なのだそうだ。

    印象に残るのは、著者の友人が逝去された際の語り。
    思い出話になる。
    それが何人もいる。
    そういうお年頃。74歳。

    それとどうしても印象に残るのが、
    ルワンダの虐殺をラジオが煽動した、という語り。
    元は仲の良い人たちが、どうしてあんな残虐なことができるのか。
    日本人の朝鮮人虐殺も同じ。
    いや欧米列強も似たようなことをしてきた。
    なんで人は狂うのかなあ。正義の名のもとに。

    ま、あとは、与太話、と言っては失礼だが、
    徒然に語っている、という印象。
    教養はあるのかもしれないが、
    あえて読むほどでは、、


     ラジオの、光

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    2025年07月24日
  • 居場所がないのがつらいです みんなのなやみ ぼくのこたえ

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    毎日新聞の人生相談面白くて、毎週楽しみにしている。
    こんなにいっぺんに読めて幸せだ。

    相談者を時々バッサリ切るときもあり、その時は爽快。

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    2025年07月21日
  • ラジオの、光と闇 高橋源一郎の飛ぶ教室2

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    著者が深夜ラジオ番組で語った最初の言葉の記録から。著者の実に個性的な人生が語られている部分が多く、簡潔な2頁ごとのエッセイになっており楽しく読むことができた。それぞれの文章に余韻が残る、印象的な終わり方が心地よい。この人は私の1年先輩のようであり、時代が重なっている分が私自身と照し合わせて理解し易かった。高校2年の時に初めてベトナム反戦デモに引きずられて参加したときの一線を越えたスリルある感覚というのは肌間隔として共鳴できる。3回の離婚歴や幼少期からの度々の引っ越しの経験(夜逃げも含む)、母親のさまざまな職種経験など面白い話が満載である。1967年4月10日の大阪国際フェスティバルで「トリスタ

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    2025年06月28日
  • 「不適切」ってなんだっけ

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    触れているのものが多岐にわたっていてすごいなぁ。
    vtuberにまで…。
    でもスマホは持っていないのが不思議。

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    2025年06月05日
  • 高橋源一郎の飛ぶ教室 はじまりのことば

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    昼休みに少しずつゆっくり読むのが幸せだった。この本をきっかけにラジオの方も少しずつ聴き始め、あてもなく聞くのってなんだかリラックスできるし世界が広がることもあっていいなぁと思う。

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    2025年05月24日
  • ラジオの、光と闇 高橋源一郎の飛ぶ教室2

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    ここ2、3年毎週radikoで聴いている「飛ぶ教室」。
    改めてオープニングの話をまとめて読むと、聴くより趣深く沁み渡るエッセイだなと思う。なかなか高橋源一郎も技があるなぁと思いつつ寝る前に少しずつ読み進めた。

    最後の余韻が心地よく、このレベルの読み物を作るのは、毎週毎週短編を作るくらいの労力が必要だろうなと思う。
    オープニングエッセイの次は、本の紹介なので、毎週のタスクが多そうだ。

    軽いおじいちゃんに見えるけど、さすがです。

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    2025年05月13日
  • 5と3/4時間目の授業

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    高橋源一郎の文章とか考え方が好き。

    文学と哲学の役割はなるほどなと思った。
    文章を読んでると、共感することや、逆に違うんじゃないかって思うことがあって、そういうことをきっかけにして自分の基準を形成していくって視点をもてた。

    プラグマティズムの「世界には真理などない」とする価値観はすごく腑に落ちた。自分にとっての真理を探究し続ける姿勢を持ちたい

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    2025年03月30日
  • さよならクリストファー・ロビン

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    不思議な感覚でありながらもすごく読み心地が良く、あっという間に読んだ。文学としてとても挑戦的な感じがする。頭に浮かぶ景色はとても切なく繊細なものだが、ずっと霧がかかっているような、そんな感覚がした。

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    2025年03月17日
  • 「書く」って、どんなこと?

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    自分の考えを正確に伝えるための文章術とかかな、と思って読み始めたけど、自己表現のための「書く」に関する話だった。面白かった。
    神蔵美子さんの写真集「たまもの」を見てみたくなった。お相手の末井昭さんのことは、西原理恵子の漫画にちらっと出てきて気になっていたけど、そういうことになってたのかと初めて知った。
    夜になると、色々なものに縛られてないもう一人の自分が出てくるというところ、すごく腑に落ちる感覚だった。だから夜更かしは楽しいし、夜中に書いた文章は感情が迸りすぎて、朝読むと恥ずかしくなったりするんだな。

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    2025年02月15日
  • 「書く」って、どんなこと?

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    【目次】
    1時間目「わたし」が書く
    2時間目「考えずに」書く
    3時間目「書けないこと」を書く
    生徒のみなさんへ「4時間目」について

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    2025年01月28日
  • 非常時のことば 震災の後で

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    震災後、社会は変わった。社会というか、著作に書かれているように空気が変わった。
    震災といえば、まだ311である。
    あの衝撃は、以後の地震災害を未だ凌駕している。

    音に出すのを慎重になった言葉、単語自体もいっぱいあった。言葉にならない、言葉が出てこない、まさに絶句した時間も長かった。
    それは、死者やその身近にいる人びと、渦中にいる人の立場、心情を想像してだったと思う。

    電力の大消費地である東京に住んでいる罪悪感も大きかった。加害者のような気持ちだった。

    読後、この著作の内容を私は受け止められてない、ざわついた気持ちで、再度、ランダムに開いては読んでみた。

    非常時、まずは自分を見つめる。足

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    2025年01月13日
  • 日本文学盛衰史

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     『DJヒロヒト』から遡って手に取る。『DJヒロヒト』は帝国日本の戦争の時代だったが、こちらは明治の「近代文学」誕生から大逆事件までを取り扱う。石川啄木が援助交際をしていたり、田山花袋がアダルトビデオの製作に参加していたりと奔放なパロディが反復されているようでいて、二葉亭四迷、島崎藤村、尾崎紅葉、夏目漱石、森鷗外らの「文学」に対する真摯さ、ことばと現実の距離をめぐる苦闘に対するリスペクトは一貫している。横瀬夜雨や北村三啞、川上眉山ら、「文学」に憧れ、「文学」の夢に破れたマイナー/ポエットたちの真剣さに対しても。

     初出は『群像』1997年5月号~2000年11月号だから、ちょうどすが秀実が『

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    2024年12月25日
  • 優雅で感傷的な日本野球

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    『優雅で感傷的な日本野球』読んで感じたのは高橋源一郎作品にある寂しさってライプニッツの量子論で投球を説明しようとする投手みたいに何かを一生懸命考えててそれを語ってくれるんだけどそれが全然こっちに理解できないというところにあるんじゃないかな

    その前に出てきたサンダンス・キッドが自分のことを考えてくれる順番をひたすらに待ってやっと順番が来たのに全然自分の預かり知らない夢の中の話をされたエッタ・プレイスのシーンは結構象徴的なところなのかも

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    2024年12月23日
  • 「悪」と戦う

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    きのもと秋の本まつりで高橋源一郎さんが登壇というので、探して読んでみた。
    異形なものをつい排除しようとしてしまう心に、ちょっとそれ違うかもと投げかけてくれた本。
    ご本人の講演ともリンクするところあった

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    2024年10月14日