高橋源一郎のレビュー一覧

  • ジョン・レノン対火星人

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    読みながら主題がわからないとずっと思っていた.フットワークの軽くテンポのいい文章は読んでいて面白いが,巻末の内田樹の解説を読むまで正直言ってさっぱりわからなかった.
    主題を容易に理解できなかったのは(読解力不足はもちろんだけれど)過激派の時代とあまりにかけ離れていた日々を過ごしてきたからかもしれない.解説を読むまでこうしたことをほとんど理解できないかったことに怖さを覚えた.みんなそうなら,これから危ないのかもしれない.

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    2017年04月07日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    2016年夏は執筆活動に大忙しだったらしいウチダ先生が解き放つ憂国のオムニバス。『街場の憂国会議』『日本の反知性主義』に続く第三弾。中でも、岡田憲治の「空気」に関する一筆は必読。あるのにない、とはこういうことか。

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    2017年03月21日
  • ぼくらの民主主義なんだぜ

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    ますます偏狭に・攻撃的に・他人にやさしくなく・敵か味方か二者択一的に・物事を深く考えなくなってきている日本の在り方に警鐘をならしている。
    時期的に原発やデモなどが中心になっているが、著者が本当に言いたいことはそんな表層的なことではない。たとえ主義主張に共感できずとも、真摯に読み込みたい1冊だった。

    美智子皇后の言葉は、知性というものの在り方について、胸に突き刺さる。

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    2017年03月04日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    中高生ではないが読んだ。
    白井聡さんが書かれていたが、もう今の私たち大人はダメなので、若い人たちに頑張って欲しい。
    この本をどれだけの中高生が読んでくれるのか、自分の中高時代を考えると疑問だが、私たちが読んで、若い人にできるだけ伝えるということはできるかも。

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    2017年02月28日
  • 枕草子/方丈記/徒然草

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    離れに引き蘢ってギターかき鳴らす高校生みたいなもんとも言われてきた?鴨長明の「方丈記」なので、ポップな訳も違和感ないような気がする。
    天災に苦しめられたり遷都がうまくいかなかったり、現代と変わらないよね。

    「枕草子」も、「まさか人が読みはすまいと思って(略)書きためたもの」と言いながら、好きなものや好きじゃないものを並べてるわけだけれど、それが着眼点も理由もうまい文章で、今の素人ブログの比じゃない。ただ者じゃない筆の運び。

    古びとたちとその暮らしが近く感じられる。

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    2017年02月11日
  • さよならクリストファー・ロビン

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    【星降る夜に】
    『二十五年…わたしは、自分の口から出たことばに驚いた。二十五年も書きつづけていたのだ。誰も読まない小説を! その間に、もっとなにかできることがあったのではないだろうか? 山に登るとか、動物園に行って熊を写生するとか。もう少し、有益なことが。』

    【お伽草子】
    「『せっくす』というのは、人がわかりあうためにすることの中で、もっともいいもののひとつだ、同時に、もっとも、むずかしいもののひとつなんだ」
    「どうして?」
    「ことばをつかわないからだよ。ことばは、わかりあうために、人が使うものの中で、いちばん簡単なものだからね」

    「簡単ないみのことばはないのかい?」
    「あるよ。『アルラ

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    2017年01月28日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    今後の参考に。

    「職に就くことは自己実現のためでも夢をかなえるためのものでもない。」

    という一言には、なるほど。とちょっとカタルシスでした。

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    2017年01月14日
  • 丘の上のバカ ぼくらの民主主義なんだぜ(2)

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    昨年発売された「ぼくらの民主主義なんだぜ」の続編、朝日新聞の論壇時評で書かれたものとその他雑誌などで発表された文章に加筆・修正されたものがまとめられています。

    前作に続けて、たくさんのメッセージが読者に投げかけられていました。
    中でも僕が印象に残ったのは、「オバマさんのことば」。昨年、5月ヒロシマを訪れた際のオバマ演説を聞いてひっかりを感じた高橋さんが、演説の中で使われた「私」という言葉の回数を数えた(私たち…75個、私…4個)ところから内容に関する分析をおこなったところ(「私(オバマ氏)は思う」と触れられたのはたった1か所だけ)。政治で使われる「私たち」は、抽象的な囁きで「私」を見失わせて

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    2017年01月09日
  • 読んじゃいなよ! 明治学院大学国際学部高橋源一郎ゼミで岩波新書をよむ

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    高橋ゼミに集まった生徒さんたちは、良くも悪くも型にはまらず、日頃のゼミの雰囲気がよく伝わってくる。
    のらりくらりしつつ切れ味抜群のコメントをする高橋先生が生徒さんたちの本気を引き出すスパイスとなることで、緊張感のある良い授業が成立していると思う。
    他の岩波新書にはない先生たちの人間性、生身の声を読める稀有な一冊。

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    2017年01月06日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    副題「中高生に伝えておきたいたいせつなこと」とあるように、中高生へのメッセージとして書かれた本。
    難しい内容でも平易な文章で書かれていて、著者が読者に伝えようという真摯な姿勢を感じた。
    高校生ごろに出会うととてもいい本のように思う。
    未来の日本を憂いて、どうにかしたいと真面目に思っている大人もいるんだよ。

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    2016年12月28日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    高校生が文章を読むに当たり、基本的な考え方をあたえてくれる、良本。
    平川克美「人口減少社会について根源的に考えてみる」ではグラフの見方とともに、当たり前のようにように言われている言説について批判的な見方を示唆する。
    仲野徹「科学者の考え方-生命科学からの私見」ではパラダイムシフト、疑う、シンプルに考えるなど科学を発展させている考えが書かれている。
    白井聡「消費社会とは何か-『お買い物』の論理を超えて」ではボードリヤールの考えを援用し、いわゆる「消費」的な感覚が政治や教育にも適用させようとする現在の社会のゆがみと弊害を述べる。
    山崎雅弘「『国を愛する』ってなんだろう」では、政治的無関心が生む危険

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    2016年12月15日
  • 枕草子/方丈記/徒然草

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    知人のおすすめ。

    冲方丁の「はなとゆめ」を読んだら、枕草子が読みたくなった。
    酒井順子ぴったりだなぁ。違和感なく読める。
    なんだか、ブログみたいですね。長さも内容もまちまちで。面白い。
    わかる!とか、言うねぇ、とか、にやにやしてしまう。
    教養。

    方丈記は、あとがきにもあったように自分たちの時代の言葉になっているのですごくわかりやすいし、それによって書かれた時代に読んだ人たちと同じような体験ができているのかなと思った。
    当時こういう発想や行動は、センセーショナルで、変人扱いされたんじゃなかろうか。
    横文字が出てくるような、一見ぶっとんだ訳が面白い。
    それにしても鴨長明さん、苦労人だったのです

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    2016年12月26日
  • ぼくらの民主主義なんだぜ

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     東北の大災害と同じ時期に始まったのが、因縁を感じます。私には、見たことも、触れることもできないメディアから、埋もれてしまいそうな視点をすくいあげてくれました。怒りやすく、すぐに結論を求める現代の風潮に、立ち止まって、自ら考えることを思い出させてくれました。民主主義とは、システムではなく、ほかの人と向き合う姿勢が基本なのだ。「世界を、広く、深く、複雑なものとして見ることを忘れない」

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    2016年12月02日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    【読書メモ】

    p185
    ・何のために勉強するのですか?
    自分の頭で考え、自分の言葉で自分の意見を言う。ただそのためだけに勉強するのです。山本義隆

    p190
    ・同じことを、違った側面から考える視点を与えてもらうためにディスカッションをするのです。当たり前のことですが、自分は自分の考えに染まりきっています。そこへ、違う刺激を与えてもらって、自分の考えを方向転換させたり、バージョンアップさせたりすることが重要なのです。

    p103
    ・科学がグローバルである最大の理由は、真実をあつかうからということです。

    …科学的な視点は予測できない社会を生きるうえでの全員にとってマストなものの見方なのかもしれ

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    2016年11月23日
  • さようなら、ギャングたち

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    「さようなら、ギャングたち」と名付けられた詩人と、「中島みゆきソングブック」と名付けられた一人の女性と、「ヘンリー4世」と名付けられた一匹の猫の物語です。

    詩であり、詩論であり、小説であるような作品、としか、私には読めないと感じました。おそらくもっと作品そのものに即した理解の仕方もあるのだろうと思いますが、このような観点から理解するのが精いっぱい、という感じです。

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    2016年11月06日
  • 一億三千万人のための小説教室

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    ところどころ、色気のあるフレーズがあって、それが琴線に触れる。あと、登場する小学生たち賢すぎないか?という素朴な感想もある。

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    2016年10月25日
  • 小説の読み方、書き方、訳し方

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    生活にストイックな点で、鴎外と村上春樹は似ている?
    アメリカ文学は自己意識の文学だったけれど、グローバル化の進行で、日本文学とも意識の上での差がなくなった?
    ごくわずかしかアメリカ文学に馴染みがないので、柴田さん、高橋さんというアメリカ文学の偉大な読み手を通してみると、また違う日本文学像が見えてくる。

    日本の文学が、現在の「ニッポンの文学」にへんしつする結節点にいるのが中上健次なのだとか。
    言葉が壊れているというのがその徴なのだそうだが…。
    翻訳文のリズムとか、言葉の壊れ方などは、どういうことかわかりにくい。
    できれば作品を引用してほしいところだ。

    最後の方に、二人がそれぞれ選んだ海外小説

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    2016年09月19日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    年代はあるにせよ転換期ということは認識しなければいけない。
    何でも吸収できる学生時代の脳は、なくした今になってほしくなるもの。無い物ねだりです。

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    2016年08月15日
  • ぼくらの民主主義なんだぜ

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    朝日新聞掲載の論壇時評を収録。色んなテーマから民主主義のあり方を考える。
    大変読みやすい、が大変難しい....
    「民主主義とは未完のプロジェクト」ドイツの思想家 ハーバーマス
    「生きている間は社会に責任がある」なだいなだ
    引用元が多岐にわたり、知識が膨大。

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    2016年08月13日
  • 民主主義ってなんだ?

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    話題のSEALDsと高橋源一郎の対談。
    ちょっと前過ぎて内容忘れた…。
    いいこと言ってた気はする。読み直そう。

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    2016年07月09日