高橋源一郎のレビュー一覧
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高橋源一郎とSEALDsのメンバーの対談による活動の起こりと展開。
さらに、民主主義とは何か、歴史の変化を解説。
安保法案に反対するデモで知られるSEALDs。
どんな成り立ちでどんな人がいるのか?
知らなかったので、興味深く読めました。
名称の意味は、「自由と民主主義のための学生緊急行動」といったところなのですね。
たまたま集まってきたメンバーそれぞれの個性。
生真面目なばかりでもないのね。
冷静で、無理がないのに感心しました。
奥田愛基さんの生い立ちもすごいですね。
親御さんが人並みはずれていて、「家にマザーテレサがいたらうっとうしいでしょ」って、確かに(笑)
何万人もの普通の人たち -
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高橋源一郎の作家としての作品は、読んだことがありません。
テレビのコメンテーターとしての発言を見聞きしていた程度。
まあ、リベラルな人だな、という印象。
この本は、震災直後の2011年4月から2015年3月まで4年間、朝日新聞に月一掲載された「論壇時評」48編をまとめたものです。
なので一編一編は短いし、言葉も平易でとても読みやすい。けれどその中身はとても濃く重く深く、示唆に富み、時に意見の相違は感じつつも、状況を見つめる視座には共感と感銘を覚えました。
印象に残った部分を一つだけ。
「人々が攻撃的になるのは、視野を狭くしているからだ。世界を、広く、深く、複雑なものとして見ることを忘れないよう -
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作家の高橋源一郎氏と学生グループSEALDsの座談会。
前半は、SEALDsの成り立ちと活動内容が、紹介されている。どの様な経緯で結成され、どのような理念を持っているか、SEALDsの活動をなんとなく知っていた程度なので、その辺の興味、疑問は埋められた。
この本のメインである、民主主義とはなにかというのは後半部分で述べられている。
民主主義とはなんだ?という疑問が持ち上がるように、民主主義という言葉の定義は人それぞれ違う。
が故に、安倍首相のやっていることも民主主義といえるのだろう。
納得いかないけれど、それを頭ごなしに違うというのも違うのだろう。
アテナイの民主主義は、中央集権的な組織がない -
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【目次】ことばもまた「復興」されなければならない/非正規の思考/みんなで上を向こう/スローな民主主義にしてくれ/柔らかくっても大丈夫/「そのままでいいと思ってんの?」/一つの場所に根を張ること/「憤れ!!」/「憐れみの海」を目指して/民主主義は単なるシステムじゃない/冷たい世界でぼくたちはもがいている/〈東北〉がはじまりの場所になればいい/ぼくには「常識」がない/標的探しをする人びと/ぼくたちの「家族」はどこに? 一から創り出すということ/国も憲法も自分で作っちゃおうぜ/「社会を作る」ことは楽しい/「暴論」なんかじゃない/フタバから遠く離れて/被害者の度量、加害者の慎み/自民党改憲案は最高の「
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SEALDsのおかげで、初めてデモに行けた。集会に行けた。この1点だけで、個人的にものすごく感謝している。
特定秘密保護法が可決される前後、私は自分にイライラしていた。せいぜい家族やごく身近な友達に話すことはしていたが、それ以上のことができない。「デモ?集会?いやいや、そんなところにはよう行かん」と行動できない自分にいらだっていた。
自分は何もしていないくせに、「どうして日本の学生は反対運動をしないのか」と思っていた。実際はその頃から彼らは活動を始めていたのだが、そのことを知らなかった。
「どうして日本の学生は」などと思える自分では全くなかった。自分が学生の頃、政治には全く関心がなく、ただただ -
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初めの半分はSEALDsってなんだ?と言うことで
立ち上がりから今に至る過程の話で
第二部が本命の《民主主義って何だ?》となる
言葉の定義に始まり70年安保の経験者である先生である高橋さんから
叩き台が提示され学生である奥田愛基(あき)さんと牛田悦正(よしまさ)さんと
柴田万奈(まな)が参加してそれぞれの生い立ちから自己紹介となって
民主主義についての思いを語り討論へと向う
鶴見俊輔と小田実が言い出しっぺのベ平連を立ち上げ社会運動を始める
議会制民主主義という西欧風のデモクラシーに対して
一歩前に進んだ直接民主主義の実践的運動として
組織立たない出入り自在で全員が対等観を持つ環境へと民主主義 -
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「ぼくら」すなわち「素人」が書くべき文章とは何か、また人と文章の関係とは何かを、様々な文章を通じて考えていく本。文章「講座」ではなく文章「教室」であることが良く分かる、著者と共に考えていくような作りとなっている。
この本の根底にある考えは、等身大の自分(自分の生き方や生きる場所)を見つめて考える手段が、文章を書くという行為であり、「玄人」の文章、すなわち優れた文章を書くことは、その延長線上にあるということである。
この本は、1章および2章が「はじめに」に当たるイントロダクションの部分である。それから、天→地と降りていくように、死者の文章、プロの(上手な)文章、普通の人の(身近な)文章と、