高橋源一郎のレビュー一覧
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昨年発売された「ぼくらの民主主義なんだぜ」の続編、朝日新聞の論壇時評で書かれたものとその他雑誌などで発表された文章に加筆・修正されたものがまとめられています。
前作に続けて、たくさんのメッセージが読者に投げかけられていました。
中でも僕が印象に残ったのは、「オバマさんのことば」。昨年、5月ヒロシマを訪れた際のオバマ演説を聞いてひっかりを感じた高橋さんが、演説の中で使われた「私」という言葉の回数を数えた(私たち…75個、私…4個)ところから内容に関する分析をおこなったところ(「私(オバマ氏)は思う」と触れられたのはたった1か所だけ)。政治で使われる「私たち」は、抽象的な囁きで「私」を見失わせて -
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試し読み
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訳すということは、普段、ただ文法通りに当てはめていくといった直訳から始まる。
けれど、人が書いたものである以上、その人が抱いたイメージをどう「解釈」するか。
また、その解釈をどの言葉を選んで表現するかという所に、訳者と作者の憑依なくしては得られないものがある。ように思う。
そう考えると、池澤夏樹が、この三人に憑依を頼んだことがまず、面白いではないか。
特に私が触れることの多い、高橋源一郎と内田樹に至っては、こりゃあ買わないと、と思わせるグッドチョイス。
日本古典三大随筆が、一つの巻に揃って、尚且つ面白い憑依が見られるなんて、お買い得すぎます。
青色大好き清少納言は、自分の自慢話を隠しき -
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高校生が文章を読むに当たり、基本的な考え方をあたえてくれる、良本。
平川克美「人口減少社会について根源的に考えてみる」ではグラフの見方とともに、当たり前のようにように言われている言説について批判的な見方を示唆する。
仲野徹「科学者の考え方-生命科学からの私見」ではパラダイムシフト、疑う、シンプルに考えるなど科学を発展させている考えが書かれている。
白井聡「消費社会とは何か-『お買い物』の論理を超えて」ではボードリヤールの考えを援用し、いわゆる「消費」的な感覚が政治や教育にも適用させようとする現在の社会のゆがみと弊害を述べる。
山崎雅弘「『国を愛する』ってなんだろう」では、政治的無関心が生む危険 -
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知人のおすすめ。
冲方丁の「はなとゆめ」を読んだら、枕草子が読みたくなった。
酒井順子ぴったりだなぁ。違和感なく読める。
なんだか、ブログみたいですね。長さも内容もまちまちで。面白い。
わかる!とか、言うねぇ、とか、にやにやしてしまう。
教養。
方丈記は、あとがきにもあったように自分たちの時代の言葉になっているのですごくわかりやすいし、それによって書かれた時代に読んだ人たちと同じような体験ができているのかなと思った。
当時こういう発想や行動は、センセーショナルで、変人扱いされたんじゃなかろうか。
横文字が出てくるような、一見ぶっとんだ訳が面白い。
それにしても鴨長明さん、苦労人だったのです -
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【読書メモ】
p185
・何のために勉強するのですか?
自分の頭で考え、自分の言葉で自分の意見を言う。ただそのためだけに勉強するのです。山本義隆
p190
・同じことを、違った側面から考える視点を与えてもらうためにディスカッションをするのです。当たり前のことですが、自分は自分の考えに染まりきっています。そこへ、違う刺激を与えてもらって、自分の考えを方向転換させたり、バージョンアップさせたりすることが重要なのです。
p103
・科学がグローバルである最大の理由は、真実をあつかうからということです。
…科学的な視点は予測できない社会を生きるうえでの全員にとってマストなものの見方なのかもしれ -
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生活にストイックな点で、鴎外と村上春樹は似ている?
アメリカ文学は自己意識の文学だったけれど、グローバル化の進行で、日本文学とも意識の上での差がなくなった?
ごくわずかしかアメリカ文学に馴染みがないので、柴田さん、高橋さんというアメリカ文学の偉大な読み手を通してみると、また違う日本文学像が見えてくる。
日本の文学が、現在の「ニッポンの文学」にへんしつする結節点にいるのが中上健次なのだとか。
言葉が壊れているというのがその徴なのだそうだが…。
翻訳文のリズムとか、言葉の壊れ方などは、どういうことかわかりにくい。
できれば作品を引用してほしいところだ。
最後の方に、二人がそれぞれ選んだ海外小説 -
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高橋源一郎とSEALDsのメンバーの対談による活動の起こりと展開。
さらに、民主主義とは何か、歴史の変化を解説。
安保法案に反対するデモで知られるSEALDs。
どんな成り立ちでどんな人がいるのか?
知らなかったので、興味深く読めました。
名称の意味は、「自由と民主主義のための学生緊急行動」といったところなのですね。
たまたま集まってきたメンバーそれぞれの個性。
生真面目なばかりでもないのね。
冷静で、無理がないのに感心しました。
奥田愛基さんの生い立ちもすごいですね。
親御さんが人並みはずれていて、「家にマザーテレサがいたらうっとうしいでしょ」って、確かに(笑)
何万人もの普通の人たち -
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高橋源一郎の作家としての作品は、読んだことがありません。
テレビのコメンテーターとしての発言を見聞きしていた程度。
まあ、リベラルな人だな、という印象。
この本は、震災直後の2011年4月から2015年3月まで4年間、朝日新聞に月一掲載された「論壇時評」48編をまとめたものです。
なので一編一編は短いし、言葉も平易でとても読みやすい。けれどその中身はとても濃く重く深く、示唆に富み、時に意見の相違は感じつつも、状況を見つめる視座には共感と感銘を覚えました。
印象に残った部分を一つだけ。
「人々が攻撃的になるのは、視野を狭くしているからだ。世界を、広く、深く、複雑なものとして見ることを忘れないよう -
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作家の高橋源一郎氏と学生グループSEALDsの座談会。
前半は、SEALDsの成り立ちと活動内容が、紹介されている。どの様な経緯で結成され、どのような理念を持っているか、SEALDsの活動をなんとなく知っていた程度なので、その辺の興味、疑問は埋められた。
この本のメインである、民主主義とはなにかというのは後半部分で述べられている。
民主主義とはなんだ?という疑問が持ち上がるように、民主主義という言葉の定義は人それぞれ違う。
が故に、安倍首相のやっていることも民主主義といえるのだろう。
納得いかないけれど、それを頭ごなしに違うというのも違うのだろう。
アテナイの民主主義は、中央集権的な組織がない