高橋源一郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
高橋源一郎の連作短編集。バラバラに書かれているように見えるが、実はつながっている。
タイトルになっている『さようならクリストファー・ロビンソン』は3.11の前に書かれたものでもあるのだが、他は3.11以降に書かれている。『恋する原発』と並行して書かれたであろうこれらの連作に3.11の影響を見るべきなのだろうか。「アトム」がモチーフとして取上げられているのは関係があると見るべきなのだろうか。一方そこに余計な関係性や時間性を見ることは避けるべきなのかもしれない。いずれにせよ高橋さんの小説について上手く説明する自信はないのだけれど。
いずれにしても、どれもこれも実在と喪失について書かれているように -
Posted by ブクログ
「小説家は小説を書くことで考えるんですよ」
高橋源一郎がニコ生思想地図において東浩紀に言った言葉だ。
聞いた瞬間、ずっと前から持っていた宝箱が開いたような気がした。
そうか、てっきり僕は考えてから書くんだと思ってた。
細胞が分裂するように言葉を生み出し、突然変異を待つ。
とにかく一所懸命、分裂、分裂、なのだ。
高橋源一郎は真面目な人だと思う。
室井佑月にとってはどうだか知らないが。
最初に読んだ高橋源一郎作品は「ジョン・レノン対火星人」で詩のような印象を受けた。
あとがきに、本作を最初に読んだとき詩のようだと思ったと書かれたいたが、僕は「ジョン・レノン対火星人」を読んでいたせ -
Posted by ブクログ
日本人の「嘘みたいな本当の話」を集めることで、日本とは何かを見出そうとした、日本版ナショナル・ストーリープロジェクト。
収録されているそれぞれのストーリーももちろん面白いのだけれども、それ以上に内田樹氏の解説と、最後の批評的対談が面白い。
ポール・オースターのナショナル・ストーリー・プロジェクトでは、その人独自の社会・文化的背景を持つ個人が、それぞれのストーリーの中から浮かび上がってきたのに対し、本書の中で紹介されている日本人たちのストーリーは、ほとんど同じ形式を持ち、他の人にも共感してもらえること=「あるある!」と共感を持って読んでもらえるようなストーリー。
このことは、本書に収録されてい -
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