高橋源一郎のレビュー一覧

  • 男性作家が選ぶ太宰治

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    趣味を人に合わせてコミュニケーションの手段にしてしまう、ご飯の為に適当に合わせる…つまり〇〇を見れば〇〇は興味を持てない人生を上手く生きるためのものかもしれません
    自分の個性について考えさせられる作品でした。人が冷たくなるってこんな感じなんだと思いマス。

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    2021年11月21日
  • ゆっくりおやすみ、樹の下で

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    児童書です。

    百日紅の生命力が、良い意味でおそろしいく感じられてしまいました。

    戦争の話しです。


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    2021年10月05日
  • さようなら、ギャングたち

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    イメージ?の断片が飛び交う、浮遊感?漂いまくりの作品だという感想を持った。
    格好つけてなんとなくでも分かった気になろうとしたけど、やっぱりさっぱり分からなかった。
    先に解説を読んでおけば微かにそれっぽい匂いを感じることができたかも知れないが、結局分からないことに違いはなかったろう。

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    2021年09月15日
  • 嘘みたいな本当の話みどり 日本版ナショナル・ストーリー・プロジェクト

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    読みやすさ★★★★★
    学べる★
    紹介したい★★★
    一気読み★★★★
    読み返したい★

    ほっこり癒されます。
    調べるとネットでも投稿ストーリーの1部が読めるのですね。
    疲れたときなどに少しずつ読んでいこうと思います。

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    2021年08月18日
  • 一億三千万人のための『論語』教室

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    凄い訳業だと思う。
    自身を孔子の門下に入門した弟子であると夢想して、論語を先生が弟子に語った血肉の通った言葉として現代語訳する。
    言葉は、その言葉が発せられた背景にある時代背景や、誰に向かってどんな場面で言った言葉かを踏まえていないと正しく理解できない。考えてみれば当たり前のことである。
    そうして理解した論語の内容を現代語訳に落とし込んでいる。

    なんて書いてもちっとも伝わらないのだが、とにかく一読すればこの翻訳に傾けた著者の情熱がすぐに伝わってくる。

    ただ悲しいかな。
    未熟な私には、4章まで読んでも殆ど孔子の言葉はピンとこずに、投了となった。
    私には論語が染みるほどの器量がまだないようだ。

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    2021年08月13日
  • 誰にも相談できません

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    ネタバレ

    (2021-07-25 30min)

    たいせつなひとに贈りたいと思う、そんな本。

    高橋源一郎氏がNHKで配信している「飛ぶ教室」というラジオ番組が好きで、著書を調べたところ、本書が気になりずっとリストの中にあったものを、今日になって引き出してきた。
    少し複雑な悩みを持つ友人などに手渡すと、孤独感を和らげる視野の広がりの助けになるのでは。質問の幅が非常に広い。表紙も可愛い。中の薄い和紙のような紙に描かれたイラストも、フォントも可愛らしい。
    毎日新聞における1コーナーであったということで、著者自身嘆いているように全文ではないことや、回答も500字の制限で限られてしまうということが無念。質問は書

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    2021年07月25日
  • 嘘みたいな本当の話 [日本版]ナショナル・ストーリー・プロジェクト

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    なんとなく気分が重く、ぱっとしなかった時期に読んだ。
    面白いことは沢山ある。
    拾い上げて、大事にしたい。

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    2021年05月09日
  • ジェイムス・ジョイスを読んだ猫

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    著者の比較的初期のエッセイなどを収録している本です。

    本について書かれた文章が多いのですが、ときには音楽やマンガ、テレビCMにも触れられています。どこまで本気で書かれているのか判別しがたいエッセイですが、現代詩の直面している困難に触れたり、橋本治と吉本隆明の共通性を指摘したりと、ときおり示される鋭い著者の批評眼に目を開かされます。

    「わからない方の現代詩が、世界と自分との関係のわかりにくさを表現していることがわかるのに、わかる方の俳句が、そんなにも直ぐわかってしまう作者の心像がわからない」という鋭い指摘に一瞬虚を突かれたようになってしまいますが、そのあとに「俳句を詠む人口が凄まじい勢いで増

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    2021年05月02日
  • 日本文学盛衰史

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    日本文学史の中で近代の作家たちが実現したかったことを一部切り取って現代の風俗を織り交ぜながら描いた本。つまり近代作家の思想やそれがどんな影響を文学界に与えたのか、をわかりやすく解説している。わかりやすい解説漫画があるように読みやすい解説小説にしたもの。その意味で勉強になるが、ただ軽い。

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    2021年04月03日
  • 一億三千万人のための小説教室

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    積ん読だと思っていたら再読だった。
    源一郎節が楽しいけどこれが果たして「小説教室」なのか。
    「一億三千万人のための」は明らかな誇大広告では。
    源一郎節を喜ぶのは10万人ではないのか。

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    2020年12月05日
  • 誰にも相談できません

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    新聞の連載だから仕方がないとは思うけど、相談も回答も短くて残念。せっかく高橋源一郎さんなんだから、もっとたっぷり読ませてほしいなあ。子育てや家族について、そうだよね~と思うことが多かっただけに、物足りなさがつのる。

    源一郎さんは離婚4回結婚5回、真面目なのか不真面目なのかわからないが、なんとなく大したもんだという気がする。今も子育て中なだけに、子供について語る言葉に説得力がある。「幼児期に重視したことは」という相談への回答が心に残った。

    「わたしにとって子育ては、自分に愛する能力があると子どもたちに教えてもらったことです。愛してあげてください。それだけでいいじゃないですか。他のことなんかど

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    2020年11月16日
  • ぼくたちはこの国をこんなふうに愛することに決めた

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    ネタバレ

    普通の評論もしくはエッセイなのかと思っていたら小説だった!だって新書だし!
    あ、いやこれは小説なのかな。違う気もするけど。まあいいや。そういうのは気にしないことにします。と、ランちゃん風です。
    「くに」を作ることにしたランちゃんたちは、なんとほんとに「くに」を作ったよ!作れるんだよ。くに。英国女王から国交樹立のお願いのお手紙には泣いちゃったよ。あとアイちゃんとそのご家族たちの優しさとかねー。くにを背負ってる人たちのせきにんっていうのかな。それの重さがしみじみと深いよね。せいじ家とは違う意味の背負ってる人たちね。くにのことを多分誰よりも深く理解しようと努力しているんだよね。見えないとこで。
    とこ

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    2020年08月01日
  • 一億三千万人のための『論語』教室

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    高橋源一郎が論語を翻訳した一冊。翻訳とはいっても直訳ではなく、現代風に、というか現代に生きている我々日本人にもわかりやすいように意訳も含めての翻訳、といったところか。
    全499本、すべてを訳しているので、500ページを超える厚い本になっているが、僕なんかは原文をスルーして翻訳のパートのみを読み進めたので、思ったよりも早く読み終えた。それでもかなり時間はかかったけれど。
    先にも書いたように「現代風に、というか現代に生きている我々日本人にもわかりやすい」ように訳されており、それはそれで興味深いし、なるほど、と思えることも多かったのだが、「現在の政治家に言い聞かせたい教えだ」的な、今の政府、政治界を

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    2020年07月03日
  • 一億三千万人のための『論語』教室

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    読み下し文と著者による現代語訳が併記されていて、しかも全499節が載っていて大変勉強になった。現代語訳においては著者のセンスで当時の物を今の物に置き換えたりしており、とっつきやすさや理解しやすさを高めるための工夫が感じられた。
    論語の解釈の通説とかを知らないからはっきり言いにくいけど、著者の訳し方に恣意的なものがあるような気がして、そこは差し引いて読んだ。

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    2020年06月30日
  • 誰にも相談できません

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    ユニーク。
    高橋源一郎さんは、両親の仲が悪く、離婚を繰り返していたとは知らなかった。
    ほんと、人には話せない相談ごとばかり。多くの人は助言できないのではないか。世の中には多彩な人がおられる。

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    2020年07月18日
  • 一億三千万人のための『論語』教室

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    翻訳であって翻訳でないことは承知の上で言うと、もう少し通常の意味での翻訳寄りであってよかったのではなかろうか。そして翻訳とそれを広げた語りは別にしたほうが高橋源一郎ならではの解釈を掴みやすかった。あと、漢字にもっとルビを振ってほしかった。親が亡くなった時の服喪の期間の意味など初めて知ったことがいくつもあった。

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    2020年05月09日
  • 一億三千万人のための『論語』教室

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    40過ぎて、"四十而不惑" が引っかかり、論語に興味あったところに、タカハシセンセイによる新訳ということで購入。初めて論語を読み通し、512もの短文からなるものだと知った。正直、読み飛ばした感あるものの、「折返し地点で」で引用されたペリクレスによる葬送演説含めて、ヒトについて考えるきっかけになった。過去から今はつながっているのだよね。

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    2020年02月16日
  • 一億三千万人のための『論語』教室

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    作家の高橋源一郎氏がとある企画のテーマとして本を出すことになり読み始めた論語。
    その企画は没になり、本も流れてしまったが、読み始めた論語の魅力にハマり、20年にわたって少しずつ論語の、孔子の言葉の意味を探り続けた。
    そしてその集大成が本書。超訳でも抄訳でもなく、論語の初めから終わりまで、すべての節を載せ、それについての現代語訳を載せる。
    論語に限った話ではないが、高橋氏によれば、論語も他の古文書の例に漏れず、その読み方、内容の解釈については一筋縄でいかない難解さがあり、研究者の中でも解釈が分かれる部分が多数あるらしい。そういう難解な点も含め、20年と言う期間の中で氏が考え抜いた高橋源一郎氏の解

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    2020年02月02日
  • 間違いだらけの文章教室

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    作家・高橋源一郎による「文章読本」というべき内容の本ですが、たんに文章のつづりかたにかんする指南書ではなく、いわばことばを紡ぐことによって世界に対峙する方法を学ぶための本というべき内容になっています。

    本書では、いわゆる文豪たちの名文がとりあげられるのではなく、遺書を書くために文字を学んだ一人の農婦のことばや、餓死することになった女性ののこしたノート、スティーヴ・ジョブズのスピーチなど、一般的な文章読本では見られることのない文章からの引用がおこなわれており、それらのことばを記したひとたちが、世間的な基準ではけっして名文といいがたいことばを用いることで、読者になにをとどけようとしていたのかとい

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    2019年12月18日
  • 一億三千万人のための小説教室

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    読むべき人は読めず
    読まなくてもいいは人ほど共感して読む
    もしくは、理解しすぎてて読む気にならないかも
    なんか、つかみどころのない事なので
    なんだろ…まぁ、その…うん

    やる気が出ない時に読むにはいいのでは?
    でも…読む意味無いと思う人もいるはず。

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    2019年09月27日