高橋源一郎のレビュー一覧

  • 日本文学盛衰史

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    日本文学史の中で近代の作家たちが実現したかったことを一部切り取って現代の風俗を織り交ぜながら描いた本。つまり近代作家の思想やそれがどんな影響を文学界に与えたのか、をわかりやすく解説している。わかりやすい解説漫画があるように読みやすい解説小説にしたもの。その意味で勉強になるが、ただ軽い。

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    2021年04月03日
  • 一億三千万人のための小説教室

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    積ん読だと思っていたら再読だった。
    源一郎節が楽しいけどこれが果たして「小説教室」なのか。
    「一億三千万人のための」は明らかな誇大広告では。
    源一郎節を喜ぶのは10万人ではないのか。

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    2020年12月05日
  • 誰にも相談できません

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    新聞の連載だから仕方がないとは思うけど、相談も回答も短くて残念。せっかく高橋源一郎さんなんだから、もっとたっぷり読ませてほしいなあ。子育てや家族について、そうだよね~と思うことが多かっただけに、物足りなさがつのる。

    源一郎さんは離婚4回結婚5回、真面目なのか不真面目なのかわからないが、なんとなく大したもんだという気がする。今も子育て中なだけに、子供について語る言葉に説得力がある。「幼児期に重視したことは」という相談への回答が心に残った。

    「わたしにとって子育ては、自分に愛する能力があると子どもたちに教えてもらったことです。愛してあげてください。それだけでいいじゃないですか。他のことなんかど

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    2020年11月16日
  • ぼくたちはこの国をこんなふうに愛することに決めた

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    ネタバレ

    普通の評論もしくはエッセイなのかと思っていたら小説だった!だって新書だし!
    あ、いやこれは小説なのかな。違う気もするけど。まあいいや。そういうのは気にしないことにします。と、ランちゃん風です。
    「くに」を作ることにしたランちゃんたちは、なんとほんとに「くに」を作ったよ!作れるんだよ。くに。英国女王から国交樹立のお願いのお手紙には泣いちゃったよ。あとアイちゃんとそのご家族たちの優しさとかねー。くにを背負ってる人たちのせきにんっていうのかな。それの重さがしみじみと深いよね。せいじ家とは違う意味の背負ってる人たちね。くにのことを多分誰よりも深く理解しようと努力しているんだよね。見えないとこで。
    とこ

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    2020年08月01日
  • 一億三千万人のための『論語』教室

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    高橋源一郎が論語を翻訳した一冊。翻訳とはいっても直訳ではなく、現代風に、というか現代に生きている我々日本人にもわかりやすいように意訳も含めての翻訳、といったところか。
    全499本、すべてを訳しているので、500ページを超える厚い本になっているが、僕なんかは原文をスルーして翻訳のパートのみを読み進めたので、思ったよりも早く読み終えた。それでもかなり時間はかかったけれど。
    先にも書いたように「現代風に、というか現代に生きている我々日本人にもわかりやすい」ように訳されており、それはそれで興味深いし、なるほど、と思えることも多かったのだが、「現在の政治家に言い聞かせたい教えだ」的な、今の政府、政治界を

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    2020年07月03日
  • 一億三千万人のための『論語』教室

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    読み下し文と著者による現代語訳が併記されていて、しかも全499節が載っていて大変勉強になった。現代語訳においては著者のセンスで当時の物を今の物に置き換えたりしており、とっつきやすさや理解しやすさを高めるための工夫が感じられた。
    論語の解釈の通説とかを知らないからはっきり言いにくいけど、著者の訳し方に恣意的なものがあるような気がして、そこは差し引いて読んだ。

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    2020年06月30日
  • 誰にも相談できません

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    ユニーク。
    高橋源一郎さんは、両親の仲が悪く、離婚を繰り返していたとは知らなかった。
    ほんと、人には話せない相談ごとばかり。多くの人は助言できないのではないか。世の中には多彩な人がおられる。

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    2020年07月18日
  • 一億三千万人のための『論語』教室

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    翻訳であって翻訳でないことは承知の上で言うと、もう少し通常の意味での翻訳寄りであってよかったのではなかろうか。そして翻訳とそれを広げた語りは別にしたほうが高橋源一郎ならではの解釈を掴みやすかった。あと、漢字にもっとルビを振ってほしかった。親が亡くなった時の服喪の期間の意味など初めて知ったことがいくつもあった。

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    2020年05月09日
  • 一億三千万人のための『論語』教室

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    40過ぎて、"四十而不惑" が引っかかり、論語に興味あったところに、タカハシセンセイによる新訳ということで購入。初めて論語を読み通し、512もの短文からなるものだと知った。正直、読み飛ばした感あるものの、「折返し地点で」で引用されたペリクレスによる葬送演説含めて、ヒトについて考えるきっかけになった。過去から今はつながっているのだよね。

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    2020年02月16日
  • 一億三千万人のための『論語』教室

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    作家の高橋源一郎氏がとある企画のテーマとして本を出すことになり読み始めた論語。
    その企画は没になり、本も流れてしまったが、読み始めた論語の魅力にハマり、20年にわたって少しずつ論語の、孔子の言葉の意味を探り続けた。
    そしてその集大成が本書。超訳でも抄訳でもなく、論語の初めから終わりまで、すべての節を載せ、それについての現代語訳を載せる。
    論語に限った話ではないが、高橋氏によれば、論語も他の古文書の例に漏れず、その読み方、内容の解釈については一筋縄でいかない難解さがあり、研究者の中でも解釈が分かれる部分が多数あるらしい。そういう難解な点も含め、20年と言う期間の中で氏が考え抜いた高橋源一郎氏の解

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    2020年02月02日
  • 間違いだらけの文章教室

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    作家・高橋源一郎による「文章読本」というべき内容の本ですが、たんに文章のつづりかたにかんする指南書ではなく、いわばことばを紡ぐことによって世界に対峙する方法を学ぶための本というべき内容になっています。

    本書では、いわゆる文豪たちの名文がとりあげられるのではなく、遺書を書くために文字を学んだ一人の農婦のことばや、餓死することになった女性ののこしたノート、スティーヴ・ジョブズのスピーチなど、一般的な文章読本では見られることのない文章からの引用がおこなわれており、それらのことばを記したひとたちが、世間的な基準ではけっして名文といいがたいことばを用いることで、読者になにをとどけようとしていたのかとい

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    2019年12月18日
  • 一億三千万人のための小説教室

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    読むべき人は読めず
    読まなくてもいいは人ほど共感して読む
    もしくは、理解しすぎてて読む気にならないかも
    なんか、つかみどころのない事なので
    なんだろ…まぁ、その…うん

    やる気が出ない時に読むにはいいのでは?
    でも…読む意味無いと思う人もいるはず。

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    2019年09月27日
  • さようなら、ギャングたち

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    固有名詞と引用の羅列は物語を紡ぐという行為を否定し組み立てない文章の強みを信じる著者の即効性と感性のみで時代と物語を語り、さらにポエティックな情緒と繊細さをも内包する。ポストモダン的といえばあまりに短絡的批評だが1つ言えるとすれば時代が生みし傑作だ!

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    2019年08月23日
  • ぼくたち日本の味方です

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    『沈む日本を愛せますか?』(文春文庫)の続編で、東日本大震災を挟む2010年9月から2012年3月までの日本の政治状況について、内田樹と高橋源一郎が論じあっています。

    内田の身体性に根ざした他者論にもとづいて、民主党政権を担った政治家たちのことばの軽さとそれを許しつづけてきた日本の政治的風土が小気味よく批判されています。一方、橋下徹については、その背景に彼の身体性と骨がらみになっているルサンチマンが存在することを指摘し、とくに高橋は興味をそそられているようですが、橋下の推し進めようとしている政治のありかたに対しては厳しい批判をおこなっています。こちらは、内田の著作である『呪いの時代』(新潮文

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    2019年06月18日
  • 嘘みたいな本当の話 [日本版]ナショナル・ストーリー・プロジェクト

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    子猫を台風から守ってやろうと砂を掘って入れたのに、翌日埋められて死んでいた、という話が一番心に残った。
    というのも私も子供ながらに優しさの気持ちから、金魚に餌をたくさんあげて一気に殺してしまったという似たようなことがあるから。
    作者は、実は殺そうと思ってやったんじゃなくて優しさのつもりだったの!と誰かに伝えたい気持ちもあるんだろうなぁ、と思った。

    ぶっとんで不思議な話はなかったけど、楽しく読めた。
    アメリカのオリジナルの方にも興味が沸いた。

    日本人の書く文章に格差(個も)がないっていうのには、面白い考察だなぁと思いました。いいことなんでしょうね。

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    2019年05月15日
  • お釈迦さま以外はみんなバカ(インターナショナル新書)

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    変わった本を紹介している。気楽に読めるけど、ためになるわけではない。だが、たまにはこのような力の抜けた本を読むのもいいかも。

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    2019年04月15日
  • ぼくらの民主主義なんだぜ

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    雑誌連載のエッセイをまとめたもの。強い主張があるわけではない。東日本大震災、原発事故に関する内容が多い。

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    2019年03月26日
  • お釈迦さま以外はみんなバカ(インターナショナル新書)

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    ふだん何気なく使っている言葉も、その語源を知ることで、その言葉のまた違った側面が見えてきたり、あまりにトリビアなため、まともに関心を寄せたり取り上げようとはしない事柄にも、人間の人間たる所以が表出していることに気づかされたり、高橋源一郎のアンテナの感度は抜群である。

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    2019年03月15日
  • 「悪」と戦う

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    3.5ぐらい。高橋源一郎だから文学なのだろうと思って読むけれどもポップな童話のような前衛的な感じが、どうにも掴めない。さようならギャングたちよりも話に流れと着地点はあったと思うけど。「悪と戦う」すごく深いことを言っているようで、実は抽象的すぎて、抽象的なアクと概念的にタタカウので、くるくる変わる世界に翻弄された。
    姿を変えてやってくるミアちゃん、ランちゃんはガッコの教室で、天才殺し屋でも、ゴミ置場でも戦うのです。世界の隙間に落ちたキィちゃんを救うために、悪と戦う。悪ってなんだ。世界ってなんだ。結局愛は世界を救うのか。
    行間の☆☆☆や雪のような✳︎✳︎✳︎を、ごく自然に文章に織り交ぜてくるところ

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    2018年11月12日
  • さよならクリストファー・ロビン

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    眠りにつく前に語られる曖昧な世界
    たくさんの童話がちりばめられているけれど
    ぼくたちはだれかがかいたおはなしのなかにすんでいてそんざいしない
    ふわふわとした言葉たち
    虚無?
    眠くなったよ
    よくわからないよ
    さようなら高橋源一郎
    ≪ 続いてく お話の中 きみとぼく ≫

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    2018年11月11日