高橋源一郎のレビュー一覧

  • ぼくたちはこの国をこんなふうに愛することに決めた

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    含蓄があって深いのかもしれないけれど、それを読み解く力は僕にはなかった。もっとシンプルでいいんじゃないか?
    優しさの中で語られる「くに」は優しく好ましく感じられるが、そういう「くに」ばかりでもないのも現実。そういう意味で、あくまでも「ぼくたちはこの国を」に限定したお話であった。そこが少し物足りなかった印象です。

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    2018年11月02日
  • お釈迦さま以外はみんなバカ(インターナショナル新書)

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    何このタイトル?ひねった宗教もの?と思って「まえがき」を見たら、NHKラジオ「すっぴん!」金曜日「源ちゃんの現代国語」コーナーの書籍化だった。「すっぴん!」はよく聴く好きな番組で、このコーナーもお気に入りの一つ。面白そうな本がよく紹介されているし、自分も読んで良かった本が登場すると何だか嬉しい。

    放送は、アンカーの藤井アナウンサーとの掛け合いで進むが(これが絶妙。藤井アナ大好き)、この本では高橋さんが一人で語るスタイルになっている。読みやすく楽しい紹介で、これは読みたい!と思う本がいくつもあった。
    「ラブホの上野さん」
    全然知らなかったマンガ。スピンオフ本「ラブホの上野さんの恋愛相談」と共に

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    2018年10月30日
  • ゆっくりおやすみ、樹の下で

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    子ども向けに書かれたもの。
    夏休みに子どもに読ませたい本として今後選ばれそう。
    大人になりきっているので、子どもに読んでもらって感想を聞きたい。

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    2018年10月05日
  • ぼくらの民主主義なんだぜ

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    私が主権者なら彼もまた主権者であり、大切なのは絶望せず対話を求め続ける事だ。自分たちでより良い社会を作る仕事を楽しもう。

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    2018年09月09日
  • お釈迦さま以外はみんなバカ(インターナショナル新書)

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    引用とはいえ本のタイトルが秀逸。
    いわゆるブックガイド。
    「偶然短歌」や「へんな論文」あたりがそそられる。

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    2018年09月01日
  • お釈迦さま以外はみんなバカ(インターナショナル新書)

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    著者がラジオ番組の中で面白い本を紹介するコーナーを持っておられるのだが、それを書籍化したような本。
    どこから読んでも面白い。そして、時にはタメになる内容も…。
    表紙裏に書かれているものを列挙すると…
    震災の時も酒のことしか頭にない落語家/ラブホスタッフによる文章指南/大阪おばちゃん語で憲法を表現すると/名作を2秒で読めるか?/偶然57577になった文章、等々。

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    2018年08月25日
  • ぼくたちはこの国をこんなふうに愛することに決めた

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    領土問題のこと、象徴天皇制のこと、憲法のこと…いろいろなことが遠回りに、小説形式で書かれている。
    子どもたちが発するみずみずしい疑問や表現によって、なるほど、と思ったり面白い見方だな、と感じる部分もあったけど、理解力に乏しいのかよくわからない部分もあったり、読みづらく感じる箇所も。
    『ぼくらの民主主義なんだぜ』のほうが、個人的には良かった。

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    2018年07月30日
  • 「悪」と戦う

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    小説家の”わたし”には子供が二人いて、一人は言葉の発達が早く、一人は遅い、、、なんだか実体験を交えた話なのかなぁ、と思いつつ読み進めていくと、途中から急に精神世界というか、仮想現実的な話になり、、、これが所謂、”「悪」と戦う”ってことなのですかい? これが所謂、文学ってやつなのですかい?と度胆を抜かれました。

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    2018年06月04日
  • さようなら、ギャングたち

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    p.246「私たちは、ギャングであることは相対的なものだと考えました。」

    耳にすることがある題名だけど、全くどんなジャンルの本なのかわからなくて読んでみた。読んだけれども内容はわからなかった(笑)

    チョムスキーではないけれども、文法も文のつながりも規則に従っているのに、今までこんな言葉の組み合わせはなかっただろうというか脈絡がわからないというか。

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    2018年05月14日
  • 恋する原発

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    シマウマ!思い出すと思うのは私だけか?  書きたい本当の事が書かれないのならそうするしかないかと、 福島第2のキノコ雲(広島を髣髴する表紙よりリアルな)の写真も、原発の雨に打たれた随分と後の事、多分米軍からか、飛び上がって引き上げてしまった時の米軍のだろう。後、とどまって原発事故を止めた作業員の人々、日本は太平洋側に移動しています。 今、動く大地に原発動かすバカの気持ちがわからない。

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    2018年03月21日
  • さようなら、ギャングたち

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    かっこいい文章が出てくるとオッとなるが、どうもそれ以外は断片的でわからない、とにかくわからないのひと言に尽きる。

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    2017年12月14日
  • 銀河鉄道の彼方に

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    宮沢賢治の銀河鉄道の夜をモチーフに、ジョバンニが銀河鉄道に乗って色々な世界や人生を体験する。

    かなりカオスな世界で何の話なのか全く理解出来ませんでしたが、絶望的な世界観ばかりな話のせいか気分的に滅入る部分もありました。
    宇宙の果てを目指す宇宙飛行士の話や、人も土地も世界も全て流動的な世界の話は印象的でした。

    世界はある規則に従って動いている。今そこにある世界や平和は当然のものと言う価値観が、幸せなことなんだなと思ったり。
    世界の果てを目指す宇宙飛行士は最後どうなったか気にはなりますが。

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    2017年10月25日
  • 銀河鉄道の彼方に

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    ネタバレ

    高橋源一郎さんといえば私にとっては何と言っても『さようらなら、ギャングたち』で、その後の数作も読んでいたが、以降はエッセイ類の著作が多くなり、しばらく読んでなかった。この長編小説は私にとって久々の、高橋源一郎の本である。
    『さようなら、ギャングたち』で駆使されていた現代詩の書法は、ここでは極めて平易な物語へと置換されている。これは氏の書法の経年の進歩による変化なのか、単に本書が宮沢賢治の童話的物語のパロディだからなのか、私は知らない。
     さて平易ではあるが、冒頭から書かれていく内容はなかなかに深い。事象とは何か、人間とは何か、といった哲学命題が明確に打ち立てられている。「この身の回りに見える世

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    2017年10月01日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    もうこういった言説にほとんど共感を感じなくなってしまったなー。「現状は危機的だ」「政府はこんなにあくどい」みたいなのって、「ほんとにそうなの?それを示す証拠は?」とまず思ってしまう。

    まあ内田センセイの七色のロジックを楽しめるという点では面白い。

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    2017年09月08日
  • 読んじゃいなよ! 明治学院大学国際学部高橋源一郎ゼミで岩波新書をよむ

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    志高く、学ぼうと集まった、高橋源一郎のゼミ生達の熱気が凄い。
    岩波新書を学生と熟読し、作者と対話するという形式も面白い。
    先生として呼んでいる方々がどの方もさすがにオリジナリティーが高い。

    ところどころに、私自身が学生時代に感じた、サークル活動等で熱く狂信的な人たちのナルシスティックな雰囲気も思い出してしまった。少し排他的というか、のんびり他者を受け入れられないというか。まあ、志高いとそうなりがちなのかもしれないけど。

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    2017年09月03日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    ネタバレ

    これからを生きていく人へ贈るメッセージ。

    日本の現状に危機感を抱いた内田樹が,中高生へとメッセージを送るために様々な人へ文章を書いてくれるよう依頼をした。統一感はあるような,ないような。しかし,皆,日本の現状に(というか,現政権に)危機感を覚えている人たちである。出版されたのは2016年7月なので,書かれたのはその少し前とすると,その後,イギリスEU離脱が国民投票で決まり,トランプ大統領が誕生し,また日本は重要法案を急いで通そうとしている。危機は加速しているのでは。

    戦後の,戦後すぐの平和主義がそろそろ機能しなくなっている,そう感じる。軍隊を持たない,平和を守る国でありたい,でも,他国に攻

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    2017年05月28日
  • 一億三千万人のための小説教室

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    小説家として有名な著者が、古今東西の様々な文学を通して、小背を書くことを指南した一冊。

    著者自体、様々な文学に精通しており、それぞれの作家にそれぞれのスタイルがあることがよく分かった。

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    2017年05月17日
  • ジョン・レノン対火星人

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    さよならギャングの高橋源一郎の作品。ひさびさに触れたが文節では理解できるがトータルでは実験小説のよう。奇しくもビートルズのレボルーションNo.9のような小説。

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    2017年05月23日
  • 読んじゃいなよ! 明治学院大学国際学部高橋源一郎ゼミで岩波新書をよむ

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    昨年12月11日から、延々読んでいたもの。つまらないと感じていたのかな。岩波新書に著作がある三賢人(鷲田清一さん・長谷部恭男さん・伊藤比呂美さん)に基調となる話をしてもらったあとで、質疑応答が進むという体裁。
    鷲田さんでは「アートが、生活が立ち上がるのに際してどうかかわるのかを見ていきたい」、長谷部さんの「戦争は、負けた方の社会契約が破棄されてしまうというもの」が心に残った。
    途中で挟まれている、大学生による「私と岩波新書」は、気恥ずかしくて読めなかった。

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    2017年02月02日
  • 読んじゃいなよ! 明治学院大学国際学部高橋源一郎ゼミで岩波新書をよむ

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    いつの時代にも言われてきたのだろうが、大学生ってこんな幼かったっけ、と年増はつい思ってしまう。

    こんなゼミだったら今の学生も楽しいだろうなとは思うけれど、そして、戦前戦後の世代のように岩波新書に知の権威の幻想も持ってはいないつもりだが、このくらいの感想文で岩波新書にしてもらえるのはどう考えても高橋源一郎の人徳?ネームバリュー?だよね。。。ゼミの報告レポートのようなもので岩波新書にする必要があったのか、という一抹の疑問は拭い切れない。

    伊藤比呂美が私は好きではなかったのだが、ここでの「人生相談教室」は面白かった。
    奥付のそのまたあとにおまけとは、画期的。

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    2016年12月21日