高橋源一郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ことばについて書かれた本。
『非常時のことば』というタイトルだけど、もうこの状況から完全に抜け出すことは叶わない気がする。
だからこの本に書かれた話は限定されたシチュエーションの話に思えないところもある。
「あの、頭の中が「真っ白」になって、なにもことばが考えられない時のことを、大切にするべきではないだろうか。」
という言葉が印象的。
でもずっと真っ白でいいと言っているわけではない。
私は思考を止めていたな…と思う。
何も言いたくない。
ただ話を聞くだけ。神妙に頷きながら。
でもそれは拒絶だったかもしれない。そう思った。
何も言えない。
許されない。
そう思っていた。
今もまだその考えがこ -
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Posted by ブクログ
マイノリティは同情を得やすい。マイノリティを責めることは批判されやすい。「イジメられる方にも責任がある」と、声高に叫ぶことは憚られるが、それだってマイノリティを責める結果になってしまうからだろう。「イジメられっ子」は同情されているわけだ。
「悪」とはなにか。本書の中には明確な答えは書かれていない。「解説」の中で中森さんも述べているが、本書で語られているのは「悪」であって、悪ではない。「そもそも」のところで、「悪」とは何なのか、答えは明確ではないのである。その答えは読者それぞれが出すことを求められている。
考えてみると、「悪」とはマイノリティではないか。たとえば『アンパンマン』という作