ジョン・レノン対火星人

ジョン・レノン対火星人

1,144円 (税込)

5pt

住所はなく、消印は「葛飾」、そして差し出し人の名前は、「すばらしい日本の戦争」……名作『さようなら、ギャングたち』に先立つこと1年、闘争、拘置所体験、その後の失語した肉体労働の10年が沸騰点に達し、本書は生まれた。<言葉・革命・セックス>を描きフットワーク抜群、現代文学を牽引する高橋源一郎のラジカル&リリカルな原質がきらめく幻のデビュー作。

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ジョン・レノン対火星人 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年06月17日

    2021/06/17
    これを読んだのは2回目。初めて読んだ時には文章のキレの良さにページをめくる手が止まらなかった。こんなに自由な小説があってもいいのか、と感動していた。しかし、それより先には進めず、この本で著者が言わんとしていることはまったくわからなかった。内田樹による解説を読んでも、あまりピンと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年07月26日

    混沌の沼に沈み込められ惹き付けられた、グイグイ読める文章で気が違えている、クレイジーで勢いが在って良かった!

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    Posted by ブクログ 2018年01月05日

     面白かった。
     面白かったのだが、大きな声で「面白かった」とは叫べない。
     なぜなら「何が書かれているのか」が理解できなかったからだ。
     遠慮がちに「面白かった」とつぶやく程度が関の山なのだ。
     たくさんの暴力にたくさんの死躰(死体ではない)で溢れている作品であり、たくさんの肉体的苦痛にた...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月13日

    高橋源一郎が、「デビュー作にしたかった」「自分の中でひょっとしたら一番の作品かも」というだけある、記念碑な作品。

    おそらく、「変わったボール」を取り慣れない読者は、この作品を受け止めることが出来ずに「ただの気持ち悪い文章」だと思って投げ出すだろう。

    すばらしい小説には全てがある。エロも、グロも、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    作者の若い頃の過激的感情が描かれております。
    こちらの作品にも「時代性」を感じます。
    何だか面白かったです。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    20080311
    一月もたってしまった。。それもこれもオースターの原書のせい。しかも読み終わってないし。
    やっと読破!このひとの日本語のつよさはなんなんだろうか?詩?わたしの名前は「リボンの騎士」初版本です。それにしても内田樹の解説がキレがよすぎて感心した。あたまいいなー。しょうせつってこうやってよ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    高橋源一郎の幻のデビュー作らすぃ。描写から鼻のつく強い腐臭を感じるのはこのひとか村上龍ですな。若さがあふれてなんかイテテテテってなります。ポストモダンっていわれてるけど、彼の描くテーマは普遍的な気がするし、哀愁を感じる文体は19世紀のレトロな印象も。。。とにかくすごい。「すばらしい日本の戦争」を癒す...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    高橋源一郎、幻のデビュー作。

    第一作として群像新人文学賞に応募して落選した『すばらしい日本の戦争』を少し書きかえて発表したもの。


    僕個人的には『さようなら、ギャングたち』の方が完成度が高い気がするが、この作品も充分に素晴らしい。

    『さようなら、ギャングたち』に劣るとは言えど、これは彼の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    理解不能な「ジョン・レノン対火星人」というブロックサイン。相手チームにそのサインが読まれることは無い。だけど仲間にもそのサインは解読することができない。サインが読めないうちに対戦相手の左ピッチャーは苦手な「肩口から入ってくるカーブ」を投げ込んでくる。僕らはどうすればいいのか?同じように死体を描写した...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    入手方法:池袋のJUNNKU堂。「虹の彼方に」勉強会に備えて。

    露悪趣味、で片付けてしまう人は多いでしょう。
    しかしではなぜわざわざ露悪をするのか。
    数々の名前を持つ「手淫」をわざわざ「手淫」と表記する作者は、まさに独房の前の住人に死体の描写を送りつけ続ける「すばらしい日本の戦争」そのものです。
    ...続きを読む

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