【感想・ネタバレ】間違いだらけの文章教室のレビュー

ユーザーレビュー

ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年05月19日

目からうろこがはらはらと。
吉里吉里国憲法前文が特に良かった。
それにしてもインテリゲンちゃん、保坂和志をまさか読んでないことない?

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Posted by ブクログ 2019年12月18日

作家・高橋源一郎による「文章読本」というべき内容の本ですが、たんに文章のつづりかたにかんする指南書ではなく、いわばことばを紡ぐことによって世界に対峙する方法を学ぶための本というべき内容になっています。

本書では、いわゆる文豪たちの名文がとりあげられるのではなく、遺書を書くために文字を学んだ一人の農...続きを読む婦のことばや、餓死することになった女性ののこしたノート、スティーヴ・ジョブズのスピーチなど、一般的な文章読本では見られることのない文章からの引用がおこなわれており、それらのことばを記したひとたちが、世間的な基準ではけっして名文といいがたいことばを用いることで、読者になにをとどけようとしていたのかということを、読者に考えさせます。

そんななかで個人的に印象深く感じられたのは、本書にとりあげられている鶴見俊介の文章です。鶴見はいうまでもなく戦後日本の代表的な思想家の一人であり、平明なことばで深い思想を語った人物であることはわたくしも知っていましたが、彼の骨太の思想がもつ力強さの秘密がどこにあるのかということが、上に示したような「文章読本」としてはかなり特異なセレクションのうちに置いてみることによって、はっきりとさせられているように感じました。

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