高橋源一郎のレビュー一覧
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雑誌『SIGHT』の年末定例企画「ブック・オブ・ザ・イヤー」に掲載された高橋源一郎と斎藤美奈子の対談を収録した本です。
高橋はいつものように、同時代の文学や社会状況に対して批評的なことばをさしはさみつつも、やわらかい態度でつい彼自身の気に入った小説にかんしてはわたくしなどはいくぶん好意的にすぎないかと感じてしまうような語り口で、作品の魅力を解き明かしています。そしてあいかわらず、中原昌也に対しては、手放しといっていいほどの賞賛ぶりです。
単著では舌鋒の鋭さを見せる斎藤も、基本的にはそうした高橋の調子にあわせているようですが、赤坂真理の『東京プリズン』については、「主人公が女の子なのにすごい -
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・自分は人生相談物が結構好きで良く読んでいる。(最高の人生相談物は橋本治の一連の奴だと思っている)自分が今迄読んだ相談物の中からの印象でこの本を語ると、極めて真っ当、という感じだった。
・真っ当過ぎて、全然関係ない他人である読者の自分にとってはあまり面白味にかける…と思ってしまった。今の自分には新しい発見がなかったかな、と思った。
・でもまた次に面白そうな人が人生相談本出したら、手を伸ばすだろう。
・しかし、何故こんなに自分は人生相談に興味があるんだろう。他人の人生への野次馬根性?否定できない。自分の人生も惑いまくっているから、それもあるだろうな。アドバイス欲しいと思っている。 -
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作家を本業としている著者によるエッセイ。
今起こっていることや流行っているコンテンツ(本、映画、漫画、ドラマなど)と似た過去のコンテンツを比較しながら紹介する形式。
或る雑誌で連載していたコラムをまとめた本なので、形式やパターンが同じでそこに冗長さは感じた。
とはいえ、知らない作品も多く、興味深いものもあった。紹介されていた中から幾つかは確認してみたい。
なにか事件や出来事が起こる。すると、その事件について「それは〇〇だ」という意見が一斉に押し寄せる。その一方で、「まったく違う!」という意見も反対方向に現れる。そして、人々の意見は、「これか、アレか」に分かれ、「これ」派と「アレ」派の間で終 -
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作品紹介・あらすじ
【誰かの夢はときに美しく、ときに恐ろしく、どこか優しさに満ちている――】
5分で読めて心が癒やされる!
文:角田光代、石田衣良、島本理生、阿川弘之、辻村深月、西 加奈子、市川拓司、堀江敏幸、柴崎友香、長野まゆみ、穂村弘、高橋源一郎
絵:網中いづる、松尾たいこ、鯰江光二、木内達朗、吉田尚令、いとう 瞳、中村純司、田雜芳一、望月通陽、ささめやゆき、しりあがり寿
豪華作家陣が文章と絵で綴るショート・ショートアンソロジー!
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本の帯には「5分で読めて、暖かな気持ちに」とあるように、1作品は5分前後で読めてしまう。また「寝る前のひと時にぴったりなショートショートアンソ -
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大好きな『くまのプーさん』の関連本?と下調べもなしに読んだ。
短編集の構成で、表題の話はプーさん関連で間違いはないのだけれど…
『さよならクリストファー・ロビン』
最後、ポロポロ泣いちゃった。
「みんな、誰かが書いたお話の中に住んでいて、ほんとうは存在しない」という”うわさ”に物語の住人達は翻弄され、しまいには”虚無”が彼らの世界をも飲み込んでいく。
『はてしない物語』にも同一の危機が迫っていたが、あの時は何とか免れた。自分がラストで泣いたということは…。
著者よ、物語の創作者でありながらこれは酷い仕打ちですぞ!(泣)
『峠の我が家』
またもや目頭がジーン…(泣)
イマジナリーフレンド( -
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「サンデー毎日」連載の46回文のエッセイ。
軽妙な語り口で思わずクスッと笑えて共感できるのもある。
おじさんは、いずこに?の中でもやはりすべての始まりは、『おっさんずラブ』というのもそうだった〜。
最初から目が釘付けになったなぁ…と。
『おじさんはカワイイものがお好き』も『私の家政婦ナギサさん』も観たなぁと懐かしむ。
鬼滅の刃・無声慟哭篇の書き出しに最終巻を読み終えたばかりなので、原稿なんか書かずに、静かに泣かしてほしい……。とそうだろうと状況が目に浮かぶようだ。
この頃が、コロナ禍中だったな。
ネットフリックスを家族で見る。とあると自分は遅れているんだろうなと思う。
「hulu」「NE -
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東日本大震災前後の時事対談たが、あまりにも状況が変わってなくて驚く。
震災後は日本は変わる、変わらねばと言っていたが、その後の安倍政権の下、そのままの状況が続き、深化しただけだったのか。
この本で評価されているシールズなど影も形もなく、ローンウルフ型犯罪ばかりが目につく。父がいなくなったと盛んに言っているが、安倍氏はとても父というタイプではなかったが、その戯画化または代用だったのか。
維新の会も伸びは止まったが、維新と安倍は同根だし、トランプ型の大きなうねりの一つの流れ。明らかにグローバル化にストップはかかり、ローカルになってきたが、内田や高橋の予想や希望とは異なる方向と思う。