高橋源一郎のレビュー一覧

  • 日本文学盛衰史

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    文学史・・・詳しくない・・・
    大学のゼミの先生が出演していてその部分は少し笑った。そんな感じで、知っていたらもっと楽しく読める部分もあったのだろうと、惜しく思った。いいものを見たときはいつもそうだけど、その制作姿勢に自分の甘さを痛感。

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    2009年10月04日
  • ジェイムス・ジョイスを読んだ猫

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    〜人がある「流行語」に到達する経路には二通りある。一つは、自らの意思と欲望でたまたまソコへ到りつくことであり、もう一つは、それが流行語であることを知って、わざわざやってくることである〜  紛れもなく本物は前者であるのだが、「流行語」という言葉自体は後者によって作られるという逆説が同時におこっている。

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    2009年10月04日
  • 虹の彼方に

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    ほんとうはクリストファー・コロンブスになりたかったのだった。クリストファー・コロンブスになるのだ。アメリカ大陸を発見するのだ。
    彼の初期ポップ三部作の終わりである。前二作と比べるとこの世界に慣れてしまったか普通な感はするが、それでもなんだろう、読んだ後何か真実をつかんだ気になるんだよ。

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    2009年10月04日
  • ミヤザワケンジ・グレーテストヒッツ

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    現代の“ミヤザワケンジ”が描く24の物語。もうひとつの「風の又三郎」や「注文の多い料理店」はどんなお話?
    壊れた時間の住人たちがおくる、真夜中のヒットパレード。「すばる」で連載された「ミヤザワケンジ全集」がついに一冊に!

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    2009年10月07日
  • ミヤザワケンジ・グレーテストヒッツ

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    宮沢賢治が好きかどうかは、この本を読むのにはあまり関係がない。でも、高橋源一郎を好きかどうかは(当然だが)関係ある。

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    2009年10月07日
  • 日本文学盛衰史

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    第13回伊藤整文学賞受賞作。

    明治の近代文學、ひいては現在われわれが使つてゐる日本語の黎明期をパロディで綴つてゐる。
    下手な文學史の書物を讀むよりも本書を讀んだはうが、近代文學への興味を喚起することが出來るだらう。
    さういふ意味で、中學校の國語教科書にでも掲載して貰ひたいものである。

    2004年7月18日讀了

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    2009年10月04日
  • 人に言えない秘密があります みんなのなやみ ぼくのこたえ

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    時には苛烈、時にはボンヤリ
     車谷長吉ほど苛烈でもないし、町田康ほどめちゃくちゃでもなが、ときどき遊びは入ってをり、独特なふうでストライクを放つ人生相談回答である。
     山登りの知人の結婚が印象的。子供のことを考へろとさとす内容が多く、高橋源一郎は子供を尊重する70代の好好爺になったのだなあと感慨を漏らす。

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    2026年06月15日
  • 人に言えない秘密があります みんなのなやみ ぼくのこたえ

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    毎日新聞の毎週土曜の連載。部数の減った毎日新聞だから攻めた回答も許される?と思うくらい、毎回相談者をバッタバッタと斬るのが爽快で、今回はまとめてそういう爽快感を味わおうと思ったんだけど、まとめて読むとそうでもないことも多かった。
    伊藤比呂美さんの人生相談とはまた違った味わい(主に自分への反省が反映されてる感じ)があっていいね。

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    2026年05月09日
  • 一億三千万人のための『論語』教室

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    高橋源一郎氏の作家としての才には昔からよく親しんできて敬服する一方で時事問題への過度のナイーブさとそのナイーブさを誇示して恥じないかのような厭らしい扱い方には気になるところも多かった。果たして本書はその悪い部分が強く出た厳しい読後感となった。

    高橋源一郎による超訳論語、というか小説化という試み自体は悪くなく、正確さよりリズムとノリを重視する砕けまくった文体もそこはいいのだが、あまりにメッセージ性が素朴かつ空疎すぎる。

    論語という書物の性質上、現代政治や時事とある程度絡める超訳は翻案として悪いものではないですが、隙あらばどこからでも現代政治批判、現代政権批判に持ち込むのは優れた現代意識ではな

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    2026年04月27日
  • ぼくたちはどう老いるか

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    還暦になり寄り『老い』について身近な事に感じて読み始めた
    『老い』とは誰もが歩む道である
    その道を楽して歩くか険しい道として歩くか…
    知ってると知らなかったとでは歩み方が違う
    今から準備しておこうと思わせてくれた

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    2026年04月14日
  • 「書く」って、どんなこと?

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    いままで読んだ書く本当は違ったアプローチな感覚を受けました。書くことの面白みをサクッと読める一冊です。

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    2026年04月01日
  • 「書く」って、どんなこと?

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    私には難しくて全部理解できませんでしたが、体の中から言葉が湧いて出る感じは少し共感できました。言葉が紡ぐ世界、私はとても好きです

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    2026年03月08日
  • ぼくたちはどう老いるか

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    吉本隆明の老後が衝撃的。死に際にその人の人柄が結晶化される、というのは、美化ではないかな。
    実際人はただ死んでいくのでないか。

    著者の死への恐怖と悶絶が素直に現れた本といえる
    死に向かう下り坂という言葉は元気が出ない

    老いと死を考えるきっかけにはなった。

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    2026年02月28日
  • 「書く」って、どんなこと?

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    ハウツー本ではなかった。

    「考えずに書く」から始まる…

    「なにか」について「考えずに」「書く」

    そして

    「なにか」について「考える」ことを「書く」。

    その「考える」が、それぞれ違っておもしろくなるのかな。

    気になったもの

    神蔵美子 写真集『たまもの』
    橋本治「ごはん」短編集『蝶のゆくえ』
    谷川俊太郎·詩集『定義』
    「コップへの不可能な接近…」

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    2026年01月09日
  • だいたい夫が先に死ぬ これも、アレだな

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    今回も高橋源一郎さんに楽しませてもらいました。マンガものあり、時事ものあり、ありとあらゆるものを餌食にする腕のさえ。
    中にある〝schoolgirl〟と〝女生徒〟の読み比べはトライしておりました。

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    2026年01月05日
  • ジェイムス・ジョイスを読んだ猫

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    『さようなら、ギャングたち』を読んだのは、三年前の年末。その時は、何だかわからない衝撃を受けた。それから、著者の作品を何度か読もうとしたけど、続かなかった。
    それから源一郎さんとは、疎遠な日々が続いていたが、吉祥寺の古書店で、この本をパラパラとめくっていた時、中上健次がタバコを咥えながら、野球帽をかぶってバットをかまえている写真が見えた。
    「源一郎さんらしそうな本やな」と思って読まずに置いておくかもしれないのに、懲りずに買ってしまった。
    内容はエッセイだが、今回は最後まで読めた、と言うよりやっぱり面白かった。80年代半ばの作品なので、懐古的な楽しさもあったが、この人は、当時の軽薄さを、今の人と

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    2025年12月30日
  • 嘘みたいな本当の話 [日本版]ナショナル・ストーリー・プロジェクト

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    投稿者からのエピソードを集めたもので、これはこれで面白いが内田樹の対談後書きによる考察がとても興味深い。
    物語に求める日本人の国民性は納得。

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    2025年12月23日
  • これは、アレだな

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    ラジオを聴いているので
    読んでいて
    そのままその声が再生される気がした
    ラジオ同様紹介される本が面白そうで
    いくつかメモした
    実生活ではなかなか手に取らない
    もしくは知る機会のないタイプの本もあり
    ありがたい出会い

    著者の本自体は
    若い頃読んで
    そんなに好きではなかったけど
    この方自体は割と好き

    おじさんながらに
    アップデートしたり
    頭を柔軟にしておきたいと思っているおじさんだと思う

    マンガや聴く音楽も決して懐古趣味ではなく
    新しかろうが若かろうが
    好きなものは紹介するし
    面白がる
    というスタンスは
    とてもいい


    (余談だけどこの方の声?しゃべり方
    山田五郎さんにちょっと似てると思いま

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    2025年11月05日
  • ぼくらの戦争なんだぜ

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    『僕らの◯◯なんだぜ』が高橋氏のトレードマークになっているようで、この本では戦争にまつわる文学作品を取り上げて紹介し、様々思索したことを書き連ねている。その引用がものすごく多くて長く、旧仮名遣いや詩文など、普段読み慣れていない様式の引用文に苦労しながら読んだ。筆者の思索も哲学的かつとりとめのない印象で、もう少し整理してメリハリのあるを編集してくれるとよかったのに、と思った。
     引用文の中で印象に残ったのは、ドイツの高校生用教科書で、ナチスが合法的に政権を取り独裁体制を敷いてファシズムに取り込まれる加害の歴史をきっちり記述していることだ。一度あったことは二度三度起こり得る、現在の問題であることを

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    2025年10月18日
  • ゴヂラ

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    著者の作品は初めて読んだので、他の著書がどのようなものか分からないが、この石神井公園を舞台とした連作小説は、これまで出会ったことのない初めてのかなり独特な文体で、エスプリに富んでいながらナンセンス、読む上で一定の教養を求めてくる。ストーリー展開も奇想天外だが、何故か不思議と読み進めて行くにつれ心地よくなってくる。コンセプトワードは「閃き」のよう。

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    2025年10月14日