高橋源一郎のレビュー一覧

  • ぼくらの文章教室

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    文章の書き方ではなく、色んな人の文を紹介するのがメイン。かなり個性的な文が多い。
    小島信夫、『池袋・母子 餓死日記』(凄まじい)、鶴見俊輔など。
    ロマンチックに、熱っぽい語り口。

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    2022年04月12日
  • 別冊NHK100分de名著 メディアと私たち

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    大変読みやすかった。大澤真幸の解説が特に秀逸。メディア論を多角的かつ具体的に学びたい方の導入書としておすすめ。

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    2022年04月05日
  • ぼくらの民主主義なんだぜ

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    2022年に読むことで「忘れてしまうこと」への危機感をより一層強く感じる。
    自分自身は「忘れてしまうこと」で日常に再び安住していないか?
    忘却に頼って良いものと忘却という選択肢を与えてはいけないものがある。9.11や3.11に代表されるような悲劇は後者であるが日本人は積極的にそれらから目を逸らしてはいないだろうか?

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    2022年03月09日
  • この30年の小説、ぜんぶ 読んでしゃべって社会が見えた

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    「SIGHT」年末恒例企画「ブックオブザイヤー」は愛読していた。雑誌が休刊してしまって残念至極。どこかでまたやってほしいなあ。高橋源一郎さんと斎藤美奈子さん、最強コンビの一つだろう(豊崎由美さんと大森望さんというのも好き)。お二人の場合、小説などを論じつつ、その作品が書かれ読まれる社会的意味に斬り込んでいくところに特徴がある。

    後半の長い対談は、平成を(さらには昭和を)俯瞰する視点で話されていて、なるほどなあと思うところが多かった。確かに文学は社会の鏡であり、しかもそれは時間がたってから鮮明な像を結ぶものなのだと納得させられた。

    個々の作家についての評がやはり読みどころ。言われてみれば本当

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    2022年03月04日
  • この30年の小説、ぜんぶ 読んでしゃべって社会が見えた

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    時代の大波に呑み込まれないためにも、小説群をライフジャケットとするのも良いと思えた。中動態的なフィルタにも役立つかな。
    ポストモダンも深まっての三十年だあね。社会の包摂も期待できない、今の日本の個々人には、大切なものだな。
    近代的な自我の写像、その反映としての小説の誕生でもあるか。

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    2022年02月18日
  • 支配の構造 国家とメディア――世論はいかに操られるか

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    1.なぜ相変わらず私達国民はメディアや政府に騙されてしまうのか、対策はないのか、を考えるために読みました。

    2.現代メディアは「単純化」という罠仕掛けてあらゆる情報を分かりやすく伝えています。ゆえに、視聴者は飛びつきやすく、自分が考えなくても「考えた気になってしまい」、結果として手のひらで転がってる状態になってしまいます。
    本書では、4人の著者が自身のオススメの本を通して、日本のメディアがどのようにして国民に情報提供をしてきたのか、そして、国民がどう変化してしまったのかを述べています。

    3.「真実は伝わりにくく地味であり、嘘は単純で分かりやすく伝わる」ということを普段から心がけて情報収集に

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    2022年02月10日
  • たのしい知識 ぼくらの天皇(憲法)・汝の隣人・コロナの時代

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    天皇そして憲法、朝鮮と韓国、さらにコロナ禍。これらについて、きちんと立ち止まって考えるということがないから、この本は確かに「たのしい」知識が満載だった。憲法9条は変えるべきなのか、変えないとしたらなぜなのかが少しわかった気がするし、日本人は、韓国、朝鮮の人たちと立場があの時変わっていたら、どう感じていたんだろうか、コロナはまたオミクロンが猛威を振るってあっという間に東京は13,000人を超えてしまった今日、この三つだけでなくさまざまなことを考え、考えたいのか考えなければいけないことだから考えるのか、わからないけどそういうことが満載の毎日をこれからも繰り返して行くんだな…

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    2022年01月22日
  • こんな日もある 競馬徒然草

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    「優駿」誌上での連載から抜粋した本になります。
    枠連しかない時代から、オグリキャップからの競馬ブーム、そしてわたしが競馬を見始めた90年代末から現代に至るまでの競馬場の様子が描かれています。
    競馬を長年やり続けたことの奥深さを垣間見れる一冊です。

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    2022年01月18日
  • この30年の小説、ぜんぶ 読んでしゃべって社会が見えた

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    自分で読むだけでは思いもよらない観点を提供してくれる点で、文学に関する書評はやっぱり読んでいて面白い。ただ、高橋小説を全然楽しめなかった記憶から、どうしても、氏と同じように作品を味わう自信がない。斎藤さんの合いの手も的を射ていて、読み物としてはとても楽しませてもらったんだけど、じゃあ読みたいかとなると話は別で、ピックアップしたのは下記の2点のみ。平成の総括ってことで、比較的有名どころというか、既知の作品が多かったということもあるのだけれど。

    ”むかし原発いま炭鉱”
    ”工場”小山田浩子

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    2022年01月14日
  • 間違いだらけの文章教室

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    ネタバレ

    ななめ読みなんで一部抽出した感想です。

    これは著者の文章観を紹介する本だ。
    いい文章とは何かを生き生きとした文章を通して感じる事ができた。

    -1番うまい現代の作家は、スティーブジョブズだ-
    このフレーズに続く「スティーブ・ジョブズのプレゼンの書評」の書評が最も印象に残った。

    プレゼンではストーリーを話せ、と会社のSVによく言われる。
    聞き手は内容も知りたいが、聞く事自体を楽しみたがっているからだそうだ。

    なるほど…。これは仕事に限らずだよな。面白かったことを伝わるように伝えたい欲求は誰にでもあるんじゃないかな。
    ならば、日常のカケラを拾い集めてギュッとピシッとできる技術を俺は身につけて

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    2022年01月14日
  • さようなら、ギャングたち

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    何年振りだろう、実家にあったのを再読。20代の頃に(複雑でもないのに)全然ストーリーが掴めなくて、なんだこりゃとなってた(なぜか驚くほど文章は覚えてたけど)。再読して、すごく面白かった。ここ数年、作者の他の著作や、勧められてる作品、あるいはラジオ番組をよく聞くようになって、この作品がようやく楽しめるようになった気がする。

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    2022年01月04日
  • この30年の小説、ぜんぶ 読んでしゃべって社会が見えた

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    高橋源一郎さんと斎藤美奈子さんが、平成からの約30年間に読んだ本について、その年の時事に絡めての対談をまとめたもの。面白かった。
    「あー、こういう時相だとこのような文学が生まれるんだ」と興味深く読みました。読みたい本が増え、読書の幅が広がりそうです。

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    2022年01月02日
  • この30年の小説、ぜんぶ 読んでしゃべって社会が見えた

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    紹介した本を褒めていないのが面白い。
    欠点のある作品も含めて
    時代の産物であり、大量に、
    かつ、“考えながら”読むことで
    時代が見えてくる、ということが
    感じられる本

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    2021年12月30日
  • 支配の構造 国家とメディア――世論はいかに操られるか

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    メディアの功罪がいくつか語られているが、最も罪深いのが「単純化」だ。ネットの世界も同じだが、単純化しないと新聞が売れないし視聴率も取れない。「わかりやすくお伝えします」というのは紙面リニューアルやニュースの新番組で聞かれる決まり文句だが、それが良いことだという共通理解がある。とんでもない。わかりやすく伝えるという事は、細部を意図的に切り捨てていくことだ。世の中そんなにわかりやすくはできていない。こうして大多数の国民から、どんどん複雑なことを理解する能力や耐性が失われていく。メディアが単純化しているのは彼らに事実を伝える情熱が欠けている事のほかに、それが求められていないからでもある。一方的にメデ

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    2021年11月15日
  • 枕草子/方丈記/徒然草

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    「古典は、まず原文に当たるべし」などという原理主義的な考えにとらわれていた自分を恥じた。どんな作品なのかを知ろうと思ったら、「まずは口語訳から当たる」べきである。そうして、興味を惹かれた文章があれば、そのとき初めて原文に当たればよいのだ。もっと早くこのことに気づけばよかった。

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    2021年09月12日
  • 誰にも相談できません

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    よく新聞の人生相談のコーナーとか好きで読むのは多種多様な悩みに私ならどう思うか、この人ならどう答えるかなど考える機会が与えられるからなのかな。高橋さんの人生遍歴の方が気になってしまったのは気のせいにしとく

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    2021年09月09日
  • 「ことば」に殺される前に

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    Twitterの連続ツイートが本に。
    Twitterでリアルタイムには読んでいないが、やはり本になったほうがなんだか重みがある(この考え方がそもそも古いのかも)
    著者のゼミを受けた学生が羨ましい。
    卒業に贈る言葉、愛を感じます。

    いろいろな考え方があるなか、一方通行にならないそれぞれの主張が交わるとき、SNSのメリットが発揮できるのだけれど・・・
    なかなか思いを文字に起こすことはもどかしく、言葉の力は大きいけれどそれを表現するのは難しいこともしかり。

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    2021年08月30日
  • 一億三千万人のための小説教室

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    「小説を書くためのポイント」が書かれているhow-toものではない。小説を書くための思考とか考えがメインの一冊。色々な小説家による作品の一節が引用されているので、多くのことばに触れることができる。文体が気になる人がいるかもしれないけど個人的には好き。読み物として面白いのでサクサク読み進められる。自分も何かを真似して文章を書きたくなる。

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    2021年08月27日
  • 支配の構造 国家とメディア――世論はいかに操られるか

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    4人の論客がそれぞれ一冊ずつ名著を引用しながら議論を展開する。内容はメディアと社会の関係性、その歴史、そして今後のメディアの展望。個人的には近代小説が近代国家の解説に加担したという部分が興味深い。文語から口語へ移ると同時に、文字が知識人階級から大衆へと解放されていく。魯迅の白話運動はその典型だろうか。そういう意味で近代国家は知識人階級と大衆を同等に扱うことによって成立している仕組みとも考えられる。メディアに影響されやすい性質を内在する大衆が中心を担っている社会であるからこそ、メディアによる煽動や忖度など、社会の中に存在する危険性には注視する必要がある。

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    2021年08月25日
  • 誰にも相談できません

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    よくラジオで声をお聞きするからか、とても親しみを感じてしまいます。
    でも源一郎さんの本は読んだ事がなかった。
    難しそうで。
    まずはこれをと手に取った本。
    1人1人悩みって必ずあると思う。だから悩み相談っていろんな紙面で見かけますね。

    源一郎さんのアドバイスはとてもわかり易い。
    寄り添ってくれる時もあれば、ちょっと突き放す感じもあって。
    そしてその中に源一郎さん自身のお話も織り交ぜてあって。
    うん、なんか面白かった。

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    2021年08月14日