高橋源一郎のレビュー一覧

  • 人に言えない秘密があります みんなのなやみ ぼくのこたえ

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    毎日新聞の毎週土曜の連載。部数の減った毎日新聞だから攻めた回答も許される?と思うくらい、毎回相談者をバッタバッタと斬るのが爽快で、今回はまとめてそういう爽快感を味わおうと思ったんだけど、まとめて読むとそうでもないことも多かった。
    伊藤比呂美さんの人生相談とはまた違った味わい(主に自分への反省が反映されてる感じ)があっていいね。

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    2026年05月09日
  • 一億三千万人のための『論語』教室

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    高橋源一郎氏の作家としての才には昔からよく親しんできて敬服する一方で時事問題への過度のナイーブさとそのナイーブさを誇示して恥じないかのような厭らしい扱い方には気になるところも多かった。果たして本書はその悪い部分が強く出た厳しい読後感となった。

    高橋源一郎による超訳論語、というか小説化という試み自体は悪くなく、正確さよりリズムとノリを重視する砕けまくった文体もそこはいいのだが、あまりにメッセージ性が素朴かつ空疎すぎる。

    論語という書物の性質上、現代政治や時事とある程度絡める超訳は翻案として悪いものではないですが、隙あらばどこからでも現代政治批判、現代政権批判に持ち込むのは優れた現代意識ではな

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    2026年04月27日
  • ぼくたちはどう老いるか

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    還暦になり寄り『老い』について身近な事に感じて読み始めた
    『老い』とは誰もが歩む道である
    その道を楽して歩くか険しい道として歩くか…
    知ってると知らなかったとでは歩み方が違う
    今から準備しておこうと思わせてくれた

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    2026年04月14日
  • 「書く」って、どんなこと?

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    いままで読んだ書く本当は違ったアプローチな感覚を受けました。書くことの面白みをサクッと読める一冊です。

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    2026年04月01日
  • 「書く」って、どんなこと?

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    私には難しくて全部理解できませんでしたが、体の中から言葉が湧いて出る感じは少し共感できました。言葉が紡ぐ世界、私はとても好きです

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    2026年03月08日
  • ぼくたちはどう老いるか

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    吉本隆明の老後が衝撃的。死に際にその人の人柄が結晶化される、というのは、美化ではないかな。
    実際人はただ死んでいくのでないか。

    著者の死への恐怖と悶絶が素直に現れた本といえる
    死に向かう下り坂という言葉は元気が出ない

    老いと死を考えるきっかけにはなった。

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    2026年02月28日
  • 「書く」って、どんなこと?

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    ハウツー本ではなかった。

    「考えずに書く」から始まる…

    「なにか」について「考えずに」「書く」

    そして

    「なにか」について「考える」ことを「書く」。

    その「考える」が、それぞれ違っておもしろくなるのかな。

    気になったもの

    神蔵美子 写真集『たまもの』
    橋本治「ごはん」短編集『蝶のゆくえ』
    谷川俊太郎·詩集『定義』
    「コップへの不可能な接近…」

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    2026年01月09日
  • だいたい夫が先に死ぬ これも、アレだな

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    今回も高橋源一郎さんに楽しませてもらいました。マンガものあり、時事ものあり、ありとあらゆるものを餌食にする腕のさえ。
    中にある〝schoolgirl〟と〝女生徒〟の読み比べはトライしておりました。

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    2026年01月05日
  • ジェイムス・ジョイスを読んだ猫

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    『さようなら、ギャングたち』を読んだのは、三年前の年末。その時は、何だかわからない衝撃を受けた。それから、著者の作品を何度か読もうとしたけど、続かなかった。
    それから源一郎さんとは、疎遠な日々が続いていたが、吉祥寺の古書店で、この本をパラパラとめくっていた時、中上健次がタバコを咥えながら、野球帽をかぶってバットをかまえている写真が見えた。
    「源一郎さんらしそうな本やな」と思って読まずに置いておくかもしれないのに、懲りずに買ってしまった。
    内容はエッセイだが、今回は最後まで読めた、と言うよりやっぱり面白かった。80年代半ばの作品なので、懐古的な楽しさもあったが、この人は、当時の軽薄さを、今の人と

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    2025年12月30日
  • 嘘みたいな本当の話 [日本版]ナショナル・ストーリー・プロジェクト

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    投稿者からのエピソードを集めたもので、これはこれで面白いが内田樹の対談後書きによる考察がとても興味深い。
    物語に求める日本人の国民性は納得。

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    2025年12月23日
  • これは、アレだな

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    ラジオを聴いているので
    読んでいて
    そのままその声が再生される気がした
    ラジオ同様紹介される本が面白そうで
    いくつかメモした
    実生活ではなかなか手に取らない
    もしくは知る機会のないタイプの本もあり
    ありがたい出会い

    著者の本自体は
    若い頃読んで
    そんなに好きではなかったけど
    この方自体は割と好き

    おじさんながらに
    アップデートしたり
    頭を柔軟にしておきたいと思っているおじさんだと思う

    マンガや聴く音楽も決して懐古趣味ではなく
    新しかろうが若かろうが
    好きなものは紹介するし
    面白がる
    というスタンスは
    とてもいい


    (余談だけどこの方の声?しゃべり方
    山田五郎さんにちょっと似てると思いま

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    2025年11月05日
  • ぼくらの戦争なんだぜ

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    『僕らの◯◯なんだぜ』が高橋氏のトレードマークになっているようで、この本では戦争にまつわる文学作品を取り上げて紹介し、様々思索したことを書き連ねている。その引用がものすごく多くて長く、旧仮名遣いや詩文など、普段読み慣れていない様式の引用文に苦労しながら読んだ。筆者の思索も哲学的かつとりとめのない印象で、もう少し整理してメリハリのあるを編集してくれるとよかったのに、と思った。
     引用文の中で印象に残ったのは、ドイツの高校生用教科書で、ナチスが合法的に政権を取り独裁体制を敷いてファシズムに取り込まれる加害の歴史をきっちり記述していることだ。一度あったことは二度三度起こり得る、現在の問題であることを

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    2025年10月18日
  • ゴヂラ

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    著者の作品は初めて読んだので、他の著書がどのようなものか分からないが、この石神井公園を舞台とした連作小説は、これまで出会ったことのない初めてのかなり独特な文体で、エスプリに富んでいながらナンセンス、読む上で一定の教養を求めてくる。ストーリー展開も奇想天外だが、何故か不思議と読み進めて行くにつれ心地よくなってくる。コンセプトワードは「閃き」のよう。

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    2025年10月14日
  • 誰にも相談できません

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    読売新聞の人生相談ほどに親身では無い気がするので、好みが分かれそうですが、問題は相手じゃなく自分自身だよと教えてもらった気がします。
    高橋さんの遍歴を知って読むと、説得力があるのか無いのか分からない回答もあるけど、それ含めて面白かったです。

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    2025年10月14日
  • 誰でも、みんな知っている

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    サンデー毎日「これは、アレだな」連載
    なんとシリーズ第4弾なんだ。
    ネタ切れなんて物ともせず、パワーアップしているのだ。

    今まで知らなかった凄い人を紹介し、わかりやすく紐解き、興味を持ってしまうというタイプのコラムが好きだ。

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    2025年10月10日
  • 「不適切」ってなんだっけ

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    さすが源一郎さん、どれもこれも秀逸、ほぼうなづきどおし。読んでみたい本がたくさん。リカちゃん、バービーとの対談は笑った!

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    2025年09月04日
  • これは、アレだな

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    この世界は「これ」か「アレ」で分けられるものなのだろうか?本当は同じようなことがあったのではあいだろうか?
    サンデー毎日に連載中の46回分をまとめたエッセイ。

    見出しが軽い調子だし、しょっぱなが「滝沢カレンは谷崎潤一郎だった」だし、?となりながらも軽い読み物と想定して読み始めたのだが…。海外の文学作品やら結構真面目なテーマが多く、意外とボリューミー。そして年代がちょっぴり上の話題などはわからないものも多く、後半にいくにしたがって、「これはアレ」というテーマからは遠のいていったような気がします。

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    2025年07月01日
  • この30年の小説、ぜんぶ 読んでしゃべって社会が見えた

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    なんリベポストモダン vs なんリベフェミニズム
     高橋源一郎のことはポストモダン小説を評する、どこかすっとぼけたひとだと思ってゐる。読巧者とはまったく思ってゐない。むしろズレてゐる。
     池澤全集の新訳古典のときも、町田康の「宇治拾遺」訳と自分の「方丈記」訳とを比べて、なるほどそのやり方があったかと町田訳に感心してゐた。それぐらゐズレてゐる。

     だいたいが、純文学で社会を知らうとするのが無理やりなのだ。純文学は、文壇村とその周辺でしか通用しない通貨みたいなもんだ。木を見て森を見ず、群盲象を評す、である。

     『アンクル・トムの小屋』が、奴隷解放に貢献した偉大な通俗小説なのはまちがひない。
     

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    2025年06月02日
  • だいたい夫が先に死ぬ これも、アレだな

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    高橋源一郎のくだけた、さばけた話しぶりが面白い読書案内本。いろいろ意見も言っているのには、全ては同意はできないが、こちらが考えるきっかけにはなるね。たくさん紹介されているが、強く引っ掛かった本を書いてみる。
    ・川内有緒「目の見えない白鳥さんとアートを見にいく」白鳥さんに芸術作品を言葉で説明する人が二人いるというのが肝だな。人の観点の違いに気づくわけだ。
    ・ジャック・ウェザーフォード「チンギス・ハンとモンゴル帝国の歩み」チンギス・ハンは次のようだったという。拷問を禁じる。幅広く人材を求めた。地方では直接民主主義を導入した協議会を作った。歴史上初めて公立学校を作った。信教の自由を保障した。流血や暴

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    2025年05月24日
  • 嘘みたいな本当の話 [日本版]ナショナル・ストーリー・プロジェクト

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    日本版『ナショナル・ストーリー・プロジェクト』。
    一般の方から寄稿してもらった嘘みたいな本当の話を集めた短編集。


    都内某所のイベントで、古本のくじを引いた際に当たった本。
    アメリカの普通の人たちに寄稿してもらったショート・ストーリーの中から佳作をラジオ番組で朗読する『ナショナル・ストーリー・プロジェクト』。
    それの日本版です。

    すべて誰かの身に起きた実話、とのことですが、本当に嘘みたいに不思議な話、奇跡のような話がたくさん集められています。実話かどうかはちょっと疑いつつも、「友人から聞くスベらない話」っぽくて面白い。

    読み心地としては、新聞とか雑誌に載っている読者からのお便り紹介。あれ

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    2025年05月10日