高橋源一郎のレビュー一覧

  • 「書く」って、どんなこと?

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    「書く」とは「考えないこと」で生まれる文章が多い、と言う。小説家など夏目漱石の1日24枚以上書き上げる思考はそこにある、と言う。言葉はどんな世界でも描き出せる どれだけ想像力を持って「考えない」で書けるか。「仮面の私」となり、思った事を書き続づける癖を持つ事だともいう。「好奇心」「直感」「創造力」「発想力」さらに「子供の目・大人の目」など目の付け所などでの変化で言葉・文章は生まれる。生成AIを利用した小説、付随したイラストなどは今後多く出回ることになると感じる。

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    2025年04月21日
  • 居場所がないのがつらいです みんなのなやみ ぼくのこたえ

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    100以上のお悩みとそれに対する回答が記されています。
    「え?こんなことある!?」とびっくりするような内容だったり、「うちと一緒だ…」と共感できるような内容まで様々で、読んでいて興味深いです。

    高橋さんの回答は基本的に優しさを帯びているけれど、時々スパッと鋭く相談者を斬る回答をすることもあり、秀逸で、その潔さは気持ちよく思えることがあります。

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    2025年04月14日
  • 嘘みたいな本当の話 [日本版]ナショナル・ストーリー・プロジェクト

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    一般の方から募った短編集。一つ一つが1,000文字以内ということなので、さらさら読める。短いのは一行だったり。
    アメリカのナショナルストーリープロジェクトの日本版ということだそう。
    私は最初から通して読んだけど、手元に置いて、好きなとこだけ読むのもありかもしれない。
    新聞の読者投稿の小話みたいなのを読むのが好きだったけど、そんな感じのもあり、ブフォッと笑ってしまうのもあったりする。
    元の?アメリカのものとは違うタイプのに仕上がってるとのことで、そちらと読み比べてみたくなった。
    たまにオチというか、ポイントがわからないのがあって、選者の内田先生に聞いてみたい気にもなった。

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    2025年04月02日
  • ぼくらの戦争なんだぜ

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    センセーショナルなタイトルに惹かれて、手に取った。高橋源一郎 氏のことは、その昔、日テレの「スポーツうるぐす」で顔と発言内容は知ってだけれど、著作は読んだことが無かった。

    戦争は他人事ではない、というタイトル通りと言えばタイトル通りのような、期待外れのような、微妙な読後感。(戦中の自分の態度を指して)「あのときはどうかしてたんだ」と安易に言うような人は、また別の時にも、簡単にどうかしてしまう可能性が高い、と自戒しないと、いつのまにか戦争状態となってしまうかもしれない、という指摘はその通りかもしれない、と思った。

    少なくとも、筆者が戦争のことをとことん考え尽くしながら書いたことはよく分かった

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    2025年03月23日
  • 「書く」って、どんなこと?

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    思ったことをバーッと書き散らしてみると、(へー、私こんなこと思ってたっけー?)と考え始めることがあります。書いてから考える…その感じを説明してくれている気がしました。
    でも最後まで読むと、結局書くってどんなことなんだろう?と最初に戻ってまた考えさせられました(笑)

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    2025年02月05日
  • ゴヂラ

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    書いている内容は意味不明だが、文体が良く、最後まで読ませる力があった。

    小説に於いてストーリーは重要な要素だと思うが、同時に文体も非常に重要な要素であると再認識させられた。どれだけ意味不明な内容の小説でも、文章が良ければ最後まで読めてしまうのだ。

    解説での著書自身の言葉を信用するなら、書いた本人ですら意味がわからないこの小説が小説としてなりっているのは、ひとえに、著者の筆力によるものだと思う。

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    2025年01月15日
  • 「不適切」ってなんだっけ

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    エッセイとされているが、書評としての印象が強い。たまに映画や漫画も取り上げられているが、だいたいは書籍について。高橋源一郎の書評エッセイは、むかしからだいたいこんな感じの作りである。

    小説家だからといって本をたくさん読むとは限らないが、高橋源一郎はよく読んでいる。これもむかしから。そして、批評眼に関しては衰えが見られない。

    申し訳ないけれども、高橋源一郎の小説に関しては、一時的にすこし盛り返すことはあれど、初期作以降はずっと低空飛行だと思う。最初の2冊、「ジョンレノン対火星人」と「さようなら、ギャングたち」は、とても良い小説だったけれども、それ以降はちょっと。

    ただ、くりかえしになるけど

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    2024年11月25日
  • お釈迦さま以外はみんなバカ(インターナショナル新書)

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    予期せず、ぶっ!と噴き出してしまうから、人前では読めない。

    最初の「三十一文字のラヴレター」で、しんみりしたかと思えば、そこからは、くすりとか、ぷっとか、ぶっ!って笑っちゃう話題ばかり。
    言葉って面白い。奥深さを感じる話ももちろんあるけれど、言葉って、きちんと捉え考えると、こんなに唯一で面白いんだと思えた。

    毎日湯船に浸かりながら数話ずつ読んで、心もほぐれる、そんな本。

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    2024年11月20日
  • この30年の小説、ぜんぶ 読んでしゃべって社会が見えた

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    作品紹介・あらすじ

    2011年から令和まで、計6回おこなわれた本をめぐる対話から、日本社会が浮かび上がる。思いもよらない解釈や、意外な作品との繋がりなど、驚きと発見に満ちた、白熱の対談集!

    *****

    雑誌「SIGHT」の年末に掲載されていた「ブック・オブ・ザ・イヤー」という高橋源一郎と齋藤美奈子の対談を集めた本。タイトルには「この30年」とあるが、実際の「ブック・オブ・ザ・イヤー」は2011年から2014年、及び2019年と2021年の計6年分が掲載されている。「30年」というのは平成~令和を総括したような形で記述されていることを指しているのだと思われる。

    それにしても高橋源一郎も齋

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    2024年11月15日
  • この30年の小説、ぜんぶ 読んでしゃべって社会が見えた

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    この30年、私だってそれなりに本を読んできたつもりだけど、2人の読書量と読解力にはまるでかなわない。ああ、読むべき本がまだまだたくさんあるなあ。

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    2024年10月27日
  • 「書く」って、どんなこと?

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    あっという間に読めたけど、実行するのは難しい(汗)

    確かにそうだと思うけれど、書けないですよ。
    書いてないけど(笑)

    もう少し心にゆとりがあるときに読んでみます。

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    2024年09月25日
  • 「不適切」ってなんだっけ

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    「これは、アレだな」第3弾

    ラジオで聞いた話も多く、更に深まる。

    若者ネタは勉強になる。
    著者は果敢に挑戦して楽しんでいるところが凄い。確かにアレと比べたら興味が湧いてくるのかもしれない。
    とはいえ、アレが見つからない(笑)

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    2024年09月17日
  • 一億三千万人のための『論語』教室

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    高橋源一郎先生が20年かけて翻訳した論語の解説本。なかなかのクセつよ翻訳だが、そのクセがゆえに、何が通説から漏れていた情報なのかが分かりやすい。

    高橋先生がはじめて論語を翻訳した時、意味はわかるのだが、孔子が何を言いたいのかは分からなかったそうだ。そして、「孔子先生がいうことがわかるまで決してこの人のもとを離れまい」と決めたのだそうだ。だからこの本は、「孔子先生の教室に20年通っている間に、ぼくがとったノート」なのだと。
    このエピソードは、内田樹先生がエマニュエル・レヴィナスに(勝手に)弟子入りした時のことを思い出させる。賢い人は、師をみつけるセンサーが敏感で、師から勝手に学んで、そうしてま

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    2024年09月16日
  • 「書く」って、どんなこと?

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    高橋源一郎がラジオ「飛ぶ教室」で、自著であるこの本には書くことの秘密が暴かれているという紹介していたので、どんなことが書いてあるのか、ワクワクしながら読んでみた。

    「書く」という現場で起こっていること二つ。
    「考えずに」「書く」ということ。
    「なにか」について「考える」ことを「書く」ということ。

    なるほど、考えるより先にペンが動くということ。それが書くことの醍醐味。
    そして、考えていることを表現することは、それとは矛盾しない。

    いずれにしても、多くの時間を書くことに費やしている人の行き着く境地。
    そんな感覚を感じてみたいものだな。

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    2024年09月10日
  • 「書く」って、どんなこと?

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    え、もう何言ってんのかわかんないよ、それイタコなの?
    要するに書くとは「降りてくる」ってことでFA?
    この論理だと書く前に自分との対話が必須かもね。
    そういうの嫌いじゃない。

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    2024年09月12日
  • 「書く」って、どんなこと?

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    感想
    体が勝手にペンを動かす。頭で考えるより先にインクが滲んでいる。自分が考えたこと思っていることを紙にぶつけてみる。自分を知る一歩。

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    2024年07月31日
  • たのしい知識 ぼくらの天皇(憲法)・汝の隣人・コロナの時代

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    天皇と憲法、韓国・朝鮮、新型コロナ・ウイルスという三つのテーマについて、著者自身が学び、考えてきたことが書き記されている本です。

    「ぼくたちが生きてゆくとき、なにか困難なことが生じたら、自分の「考え」で対処したい」と著者はいい、そのためには「知識が必要だ」と主張します。とはいえ、どんな事柄であれ「完全な知識」に到達することは不可能であり、だからこそ学びつつ考え、考えつつ学ぶことがたいせつだというのが、本書における著者の立場なのだと思います。

    たとえば著者は、天皇や憲法についてみずからの考えを開陳したあと、つぎのように述べています。「この「考え」には、いいところも、むちゃくちゃなところもある

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    2024年06月19日
  • 「不適切」ってなんだっけ

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    感想
    誰が決めるのか。自分ではない。目に見えない社会がそれを決める。誰が言ったかはもはや関係ない。だからこそ。自分たちは常に中立で。

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    2024年06月05日
  • ぼくらの民主主義なんだぜ

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    活動家・吉田清治は自らの戦時体験として「済州島で戦時中、女性を慰安婦にするため暴力を使って無理やり連れ出した」と証言、朝日新聞はそれを記事にした。しかし朝日新聞は彼の証言の信憑性を再調査した結果、証言は虚偽だったと結論づけた。朝日新聞は関連記事16本を取り消した上で謝罪した。

    朝日新聞がこうした誤報(虚偽)記事を書いてしまったのは、自分たちの「正義」を絶対視してしまったからだ。p.217

    社会をつくる。p.89
    現実の何かではなく、もっと先にある理想の何か。p.231

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    2024年05月05日
  • こどものころにみた夢

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    評価が低いのは、帯の文言がまったくの羊頭狗肉だったからです。「5分で読めて、暖かい気持ちに」って。全然暖かい気持ちになんかなりませんよ。作家陣も抗議していいんじゃないか。まあそこを期待して購入した訳じゃないんだけど。

    内容はよかったです。不条理さ、うっすらと漂う気持ち悪さ(あるいは気持ちよさ)、尻切れとんぼの読後感、などなどいかにも夢の話だという気がして、一編読んだあとよく眠れる気がしました。お話と自分の夢の境目が曖昧になるようで。

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    2024年02月27日