高橋源一郎のレビュー一覧

  • ぼくらの民主主義なんだぜ

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    【目次】ことばもまた「復興」されなければならない/非正規の思考/みんなで上を向こう/スローな民主主義にしてくれ/柔らかくっても大丈夫/「そのままでいいと思ってんの?」/一つの場所に根を張ること/「憤れ!!」/「憐れみの海」を目指して/民主主義は単なるシステムじゃない/冷たい世界でぼくたちはもがいている/〈東北〉がはじまりの場所になればいい/ぼくには「常識」がない/標的探しをする人びと/ぼくたちの「家族」はどこに? 一から創り出すということ/国も憲法も自分で作っちゃおうぜ/「社会を作る」ことは楽しい/「暴論」なんかじゃない/フタバから遠く離れて/被害者の度量、加害者の慎み/自民党改憲案は最高の「

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    2016年02月11日
  • ぼくらの民主主義なんだぜ

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    朝日新聞の論壇時評をまとめた本だったのね。
    道理で読んだことのあるような気がしたわけだ(新聞紙面で一度は読んでいるはずなのに、店頭で気づかなかった自分が不甲斐ない。)

    連載が始まったのは東日本大震災の直後。
    あの頃の衝撃、危機感が既に自分の中で薄れてしまっていたことに気づかされた。

    ISの後藤健司さんらの殺害、台湾のひまわり革命、特定秘密法案、シャルリーエブドへのテロ攻撃、日本で進む格差の再生産…。
    こんなにたくさんのことがあって、呆然としてしまう。

    自分にできることが全く思いつかず、ただただ情けなく思うばかりだった。

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    2016年01月23日
  • 民主主義ってなんだ?

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    読み終えて、タイトルの深さ(つまり民主主義の定義づけの広さや難しさ)をじわっと感じた。人を信じず縛るという立憲主義との関係性という視点が持てた。民主主義は面倒臭いもの、という湯浅さんの言葉を思い出した。
    民主主義という「価値」「制度」の混同に気づけたことなど、ほんの少しは「民主主義ってなんだ?」という問いの形が見えた気がする、そのきっかけとなる本。もちろん実践ありきなんだろうということも思う。

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    2016年01月28日
  • 一億三千万人のための小説教室

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    小説家の高橋源一郎による、小説の指南書です。

    みずからの小説の書き方を方法論として明示している現代の小説家には、著者のほかに保坂和志がいますが、どこまでも小説の中核をめがけて方法を絞り込んでいこうとする保坂に対して、本書は小説の臨界に迫っていくような印象があります。

    本書を読んですぐに小説が書けるようになるというものではないでしょうが、小説の途方もなさといったものが実感できるという点で、おもしろく読みました。

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    2016年02月12日
  • 民主主義ってなんだ?

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    SEALDsのおかげで、初めてデモに行けた。集会に行けた。この1点だけで、個人的にものすごく感謝している。
    特定秘密保護法が可決される前後、私は自分にイライラしていた。せいぜい家族やごく身近な友達に話すことはしていたが、それ以上のことができない。「デモ?集会?いやいや、そんなところにはよう行かん」と行動できない自分にいらだっていた。
    自分は何もしていないくせに、「どうして日本の学生は反対運動をしないのか」と思っていた。実際はその頃から彼らは活動を始めていたのだが、そのことを知らなかった。
    「どうして日本の学生は」などと思える自分では全くなかった。自分が学生の頃、政治には全く関心がなく、ただただ

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    2015年11月15日
  • ぼくらの民主主義なんだぜ

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    民主主義は、最終的には多数決だけど、ちゃんと他の意見にも耳を傾けることなんだよな。今の自民党はそうじゃないよな。
    立憲主義もよく理解していないようだし。

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    2015年11月12日
  • 民主主義ってなんだ?

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    初めの半分はSEALDsってなんだ?と言うことで
    立ち上がりから今に至る過程の話で
    第二部が本命の《民主主義って何だ?》となる
    言葉の定義に始まり70年安保の経験者である先生である高橋さんから
    叩き台が提示され学生である奥田愛基(あき)さんと牛田悦正(よしまさ)さんと
    柴田万奈(まな)が参加してそれぞれの生い立ちから自己紹介となって
    民主主義についての思いを語り討論へと向う

    鶴見俊輔と小田実が言い出しっぺのベ平連を立ち上げ社会運動を始める
    議会制民主主義という西欧風のデモクラシーに対して
    一歩前に進んだ直接民主主義の実践的運動として
    組織立たない出入り自在で全員が対等観を持つ環境へと民主主義

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    2015年11月10日
  • ぼくらの民主主義なんだぜ

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    20151107 考え方の違いは視点の違いでもある。固まってしまった考えを変えるのに良い本。少しずつでも理解するまで考える癖を付けたいと思った。

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    2015年11月07日
  • 民主主義ってなんだ?

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    この本で語っている人たちは、誠実に、自分で考えていると感じた。感情的になるのではなく、正直に自分に向き合い、考えなければならない。考えたこと、思ったことを話せない社会はいやだ。

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    2015年11月04日
  • 民主主義ってなんだ?

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    等身大の学生が、政府のやり方、政府がおかしいと声をあげた。SEALDs結成のきっかけ、初期メンバーの生い立ちなどを高橋源一郎氏が話しを進め、対話記述のため、読みやすく、各人のそのままの言葉、飾らない人柄が垣間見れてとても親近感が湧いた。民主主義って何か?とこれまで真面目に考えたこともなかったが、このことをきっかけに改めて考える機会となった。現在声をあげている人達のように、自らも決して諦めることなく、それは簡単なことではないが、民主主義の声をあげていきたいと強く思った。

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    2015年10月08日
  • ぼくらの民主主義なんだぜ

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    「人間は考える葦である」
    を 改めて 思った

    その場に立ち止まって ん? をしてみたい
    車に乗る生活が当たり前になってしまうと
    気になることを見かけても
    車を停めて、降りて
    ちょっと そこに足をとめて
    立ち止まって考えてみる
    そんな「仕組み」と 
    遠ざかってしまう

    常日頃 できれば
    「歩く速度」で考える生活でありたい

    「本」を読むこと は
    立ち止まって「考える」
    でもある

    こんな今(2015.9.17)だからこそ
    じっくり考えたい
    わたしたちは まだ間に合う
    そうありたいために
    今こそ 考えたい

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    2015年09月19日
  • ぼくらの文章教室

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     「ぼくら」すなわち「素人」が書くべき文章とは何か、また人と文章の関係とは何かを、様々な文章を通じて考えていく本。文章「講座」ではなく文章「教室」であることが良く分かる、著者と共に考えていくような作りとなっている。
     この本の根底にある考えは、等身大の自分(自分の生き方や生きる場所)を見つめて考える手段が、文章を書くという行為であり、「玄人」の文章、すなわち優れた文章を書くことは、その延長線上にあるということである。
     この本は、1章および2章が「はじめに」に当たるイントロダクションの部分である。それから、天→地と降りていくように、死者の文章、プロの(上手な)文章、普通の人の(身近な)文章と、

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    2015年08月31日
  • 沈む日本を愛せますか?

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    少し前の本だけど、内容は今の日本に通じるところが多いと思った。
    ・日本語はロジカルになれない
    ・日本の政党には理念がない
    ・自民党は頑迷な夫、国民は妻
    ・国民は本来内閣を作っているはずなのに、傍観者と化している
    ・日本の真の主権はアメリカ

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    2015年07月26日
  • ジョン・レノン対火星人

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    面白かったのは間違いない。

    でも何が何のメタファーだとか、何に対するメッセージであるとかは正直わからなかったし、わからなくてもそれでよかったんじゃないか、と思う。
    悪趣味なはずの描写に潜むリリシズムにやられっぱなしで、ところどころ読み返しながらわからないまま面白く読み終えました。

    さようなら、ギャングたちももういちど読みたい

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    2015年07月26日
  • さよならクリストファー・ロビン

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    ネタバレ

    泣いた。
    パパとぼくの会話もとても素敵だった。

    「ききたいかい?」
    「ききたくない」
    「わかった。では、今晩は、お話はなし。おやすみ」
    パパはぼくに背中を向けて、寝たふりをする。ぐうぐう。
    ぼくも、パパと反対の方を向いて、寝たふりをする。ぐうぐう。

    ここの二人の会話が特に好き。

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    2015年07月12日
  • さよならクリストファー・ロビン

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    これは夢なの?

    微睡の中、夢と現実が行き来するとき、物事のストーリーは曖昧になりつかまえたはずのつながりも、ゆるゆると解けてばらばらになっていく。思考は繰り返し、時間の流れも行きつ戻りつ。

    夢の世界も心の奥底で流れる思いが反映しているはず?作品で描かれる世界のモチーフは何だろうと考えるのだけれど、つかみどころがなく、幻想的な世界が広がっていく。現代版「不思議の国のアリス」のような雰囲気。

    表現の試みが多様で、こんなに自由な文章表現、構成もあるんだと感心することしきり。うまいなあ。

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    2015年06月17日
  • 国民のコトバ

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    文体の使い分けによる表現の違いを吟味するエッセイ。
    著者のコトバに対する感性が窺えてオモシロイ。
    「萌えな」ことば、「洋次郎な」ことばには大爆笑。「人工頭脳な」ことばは、恐ろしいことに早くも時代遅れだ。そも人工頭脳の概念が変わってきているしね。
    なにより「VERYな」ことば、「ゼクシイな」ことばには参った。およそ空疎な言葉の羅列なんだなぁ。ポジれば直感だけに訴えている表現と言えなくもないけど。中身は何にもないよね。

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    2015年06月14日
  • さよならクリストファー・ロビン

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    くまのプーさんが「虚無」と戦ったり、鉄腕アトムが銀河鉄道の旅に出たり。読んだ後には不思議な喪失感が残る、楽しい、けれども切ない読書体験だった。
    佐伯一麦「日和山」と並んで、震災後の世界を反映させた名作。まだ発表されていないが、新潮文庫の「日本文学100年の名作」第10巻にはぜひ両方とも収録されるべきと思う。

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    2015年09月10日
  • さよならクリストファー・ロビン

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    第48回谷崎潤一郎賞受賞作ということで予約してみた作品。表題作は「くまのプーさん」をモチーフにした作品。いくつか「アトム」が出てきたり、現実世界の作品と結びついた作品が出てくる。わかりにくいものも少々あったけれども、全体的に優しく温かな雰囲気が漂っている作品。2012/651

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    2015年04月13日
  • 嘘みたいな本当の話みどり 日本版ナショナル・ストーリー・プロジェクト

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     ほんまかいなという話もあるけど、こんなこともあるかなあ。人って不思議と思わせてくれることもあり、元気が少しわいてきて、頑張るかという気になれる本。

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    2015年03月30日