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Posted by ブクログ
作品紹介・あらすじ
「滝沢カレンは谷崎潤一郎だった!」─故きを温ねて、新しきを知れば世界が違って見えてくる。話題作の「ツボ」がわかる痛快エッセイ!
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週刊誌「サンデー毎日」に連載されている高橋源一郎のエッセーをまとめた本で「これは、アレだな」「だいたい夫が先に死ぬ これも、アレだな」「『不適切』ってなんだっけ これは、アレじゃない」と今までに三巻出版されている。最新作の「『不適切』ってなんだっけ これは、アレじゃない」は既に読んでおり、今回第一弾の「これは、アレだな」を読む、という順番度外視の読み方をしているけれど、支障はまったくなし(だと思う)。
「サンデー毎日」の2020年9月20日号から2021年8月29日号までの46回分をまとめた本なので、今(2025年)時点で読むと多少のタイムラグは感じてしまう。将棋の藤井聡太はまだ二冠だし、東京オリンピックの話題が何回か出て来る。NHKの大河ドラマは渋沢栄一を主人公にした「晴天を衝け」で、新一万円札がまだ発行されていない時期でもある(発行されたのは2024年7月3日)。ただそういったタイムラグはあまり読んでいて気になるものでもないし、全然遠い過去の話でもないので「ああ、凄く懐かしい」と感慨にふける程でもない。
それとこの人のエッセーに対していつも思うのは(この人の他のエッセーのレビューにも書いたかもしれないけれど)本の紹介がやたら多い。そして必ず褒めてくる。まぁ、褒めるに足らず、といった本は紹介しないだろうけれど。そしてこの人の褒め方は「ああ、読んでみたい」と思わせてしまうものがある。勿論、高橋さんが紹介してくれる本には面白いものが多いのだけれど、そうでないものもそれなりにある。いままでは「褒めていた本だ」ということでかなりの冊数を購入していたが、さすがに「面白くなかった本もあったしなぁ」ということで最近は自重している。物価高だし……。
Posted by ブクログ
世の中で起こっていること、話題の事件などについて、過去の書籍や名言などとの共通点を見出し、解釈するという新たな理解手法。「鬼滅の刃」は「ヘンゼルとグレーテル」、日本の作品で言うなら「安寿と厨子王」、「YOUは何しに日本へ」は、黒船的なことも、日本の良さも外国人からいろいろなことを学ぶという点で「明治のお雇い外国人」。滝沢カレンのネーミング、文章、発言のセンスは谷崎潤一郎によく似ている、などなど。とても面白い。こういう解釈をするためには過去の作品の本質的なことを理解していなければならず、ある種の教養がいる。また、中で紹介される過去の名著など、読んでみたいものがたくさんあって良かった。
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