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2031年、日本。私立探偵サラは、ある女性から生き別れたという姉の捜索を依頼される。しかし、周囲のだれもが、姉をいなかったものとして口を閉ざす……。さらに、自殺を誘発する美女、死に至るドラッグなどを捜査するうち、サラにも謎の集団からの魔の手が。近未来を描きながら、現代の病理を炙り出すミステリー。
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Posted by ブクログ
舞台は2031年の近未来で、でもSFじゃない。 ちょっとだけ進んだ文化・文明の様子の一文やアイテム名がさしはさまれたり、逆に“現代(いま)”のことが、すごく古いもののように言われる程度(例・携帯電話が、主人公たちが子どもの頃、大人がみんな持っていたもの、と言われ、携帯ストラップが過去の遺物のように扱...続きを読むわれる)。 でも、舞台がこの年代でないとならないにはワケがあって、単なる探偵モノとおもって読んでいくととんでもない、なんか壮大なスケールの話にいつのまにか入り込んでいる。 途中、岬みゆきの話に似てるなあ、という既視感を覚えはしたが、それも残しつつ、柴田さんの『ゼロ』、『ゆび』の、あっちのシリーズにリンクしているのでは? とおもい始める。 どっちにしても主人公とその敵対するキャラは、世界(人類)の存亡をかけての闘いをすることになる、その寸前で物語が止まっているわけで、これはいつ、続きが書かれるのであろうか? というのもすべての物語に共通しているところ。 (岬みゆきのシリーズは読むのやめちゃったから続いてるのかもしらん。だったらごめん) 柴田さんには『ゼロ』や『ゆび』よりかも、こっちの結末をちゃんと書いて欲しいです。
SF未来型の探偵物語。短編連作。 続編期待します。 未来社会がリアルにそうなりそうな社会が描かれて面白いのに加えて一作品ごとにちょっとミステリアスがあっていいですね。
6月-12。3.0点。 近未来の探偵物語。連作短編。 ある女性探偵が、依頼を解決していくが、 ある邪悪な集団に狙われる。 終わり方が、続編へのプロローグになっている。 次作期待。
近未来の設定でなかなか面白かったが、どんどん魔術?超能力みたいな話になってきて、挙句に解決しないまま終わってしまった。お願いですから、続きお願いしますって感じです(^_^;)
近未来ものということであまり得意分野ではないかな。柴田さんの作品は一冊だけでは完結しないものが多くてちょっと困る。この1冊だけ読んでおもしろいかというと終わり方がちょっと物足りない気がする。出だしは普通におもしろかったのに・・・。
2031年というのが近すぎて「ここまでは変わらないだろう」と、この小説の寿命が気にはなるけども。水色背表紙好きの私にもなかなか納得できる未来設定ではありました。
2031年が舞台、スマートフォンがもっと進化したようなトークカードでのやりとり、プライバシーは筒抜けでもはや個人情報保護など無意味な世界。 作者曰く「今」を書いているというとおり、このままが世の中が進んでいけば想定される未来がデフォルメされていると思う。 ラストの敵方の理論、危険な思想だが、納得でき...続きを読むるところが怖い。
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