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Posted by ブクログ
おもしろかったー!
いや、読みだした当初は正直、君之に苛々させられるところが多かった。ええいうだうだしおって。ははあ、源氏物語の帝の生まれ変わり。通りでねー!
しかし途中から、この話はヒロインとヒーローが逆転しているのだと考えるようにした結果、あまりにもハマりすぎていてものすごく面白くなった。香流さんいかすー!君之ちゃんマジヒロイン!前世から自分に執着し続け、世界(京都)を破壊しようとしている相手を止めるべく、マスコット的なしゃべる動物と共に大御所妖怪たちを説得しに行ったり…最終的には歌まで歌ってましたからね。動物たちと心を通わせる上に花屋であるという時点でもう完全に古典的ヒロインだった。
あと個人的には京都府警の刑事・村雨祐馬氏が同情できすぎて好き。「現場百回という言葉がある。~(中略)~いったい何度この土手を往復したことだろう。だが今となっては何もかもがむなしい。連続殺人の犯人は人間ではなかったのだ。」そうですよね。ミステリかと思いきや妖怪大戦争ですもんね。むなしくもなりますよね。
そんな彼が気づかぬうちに重要な役割を果たしているシーンは、ぞくぞくすると同時にめちゃくちゃ面白くて笑ってしまった。もしアニメ化したらこのシーンですごく笑う自信がある。
いやあしかし、良かった。すごく古典的ベッタベタな昔懐かしいラノベを読んだ気分です。やっぱりラノベっていいなあ…と見当違いの感慨を抱いたりもしてしまいました。最高だ。
最高です!!!
初版時に読んてるから、もう何十年(?)前になるのか…?
柴田よしきさんは本当に多種多彩な作品を書かれる方で、シリアスからこうしたSFまで幅の広い事でも有名な方ですよね。
どの作品でもテーマ性がしっかりしていて、本当に「読ませる」作品ばかりなのですが、このシリーズだけは、初めシリアスな感じで始まり『日本沈没』的なストーリーに成るのかと思いきや、天狗がノートPCを使いこなしたり、様々な生物や妖怪(?)か普通に人間と会話するなど、楽しい物語も混じってきて、著者自身も楽しそうに書いているのが想像出来て、本当に大好きな作品です。
『奇想天外な物語』と言ってしまえばそれまでですし、「ふざけ過ぎ」だと怒るような方にはオススメ出来ませんが、笑ったりハラハラしたりジーンとしたりと、サービス盛り沢山なお話が好きな方には打ってつけの小説です。
但し『宙都』シリーズまで進んでいく行くと、始めの頃から話が拡がり過ぎて、ちょっと冗漫に成って行ってしまっているのが残念。
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