作品一覧

  • 脳寿命を延ばす 認知症にならない18の方法
    3.4
    脳の健康のために何かやっていますか? 肝臓の数値を気にしたり、血圧を毎日測る人がいても、 脳の健康状態を意識している人は少ないはずです。 脳は身体の中でも最も大切な臓器であるのに。 近年、身体の寿命ははどんどんのびているのに、脳の寿命はのびていません。 このアンバランスをどうにかしたい、ということで本書は書かれました。 著者の新井氏は順天堂大学名誉教授で、同大医学部でアルツハイマーの治療に 専心してきた、脳の専門医です。 脳の働きについてはまだ20%ほどしかわかっていないと言います。 それほど謎の臓器なのです。本書では、まず、その脳の謎から説き起こし、 なぜ、脳が老化するかについて解説します。 その後に、本題である「脳の健康寿命」をいかにしてのばすかを詳述していきます。 そのためにどうすれば良いのかを、「18の心得」としてまとめました。 「お酒はタバコよりも脳に害をなす」とか、「認知症にきく食べ物はない」とか、 けっこうショッキングな項目もありますが、ほとんどは普通の事柄です。 要は、それを実行できるかどうです。 その実践編では、運動はどのようにやれば効果的であったり、 睡眠と脳の関係に関しても触れます。 ゲーム(トランプ、麻雀、将棋、囲碁)なども脳には良いのですが、 「脳トレ」はあまり効果がないそうです。 最後に、「脳に良い食事」、「サプリメントは効くのか?」について話して、終わります。 人生が100年までの射程に入ってきたいま、これは必読の書です。
  • アルツハイマー病のことがわかる本
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    1巻1,540円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ひと目でわかるイラスト図解 《講談社 健康ライブラリースペシャル》 【進行を遅らせるために今、できること】 日本には、500万人を超える認知症の人がいます(2018年末)。 認知症をまねく最大の原因がアルツハイマー病です。 その発症は早く、認知症に至る20年以上前から発症しますが、 脳の働きのすべてが一度に失われていくわけではありません。 より早い段階で気づくことができれば 認知症の発症・進行を抑えられる可能性があります。 最近の研究で、加齢だけでなく、食事・運動・睡眠などの生活習慣が、 アルツハイマー病の進みぐあいを左右する要因になっていることがわかってきています。 生活改善に取り組むことは、アルツハイマー病の診断がついていても、 ついていなくてもできる有効な対策です。 本書では、アルツハイマー病について解明されている最新情報をもとに 病気の基礎知識から認知症に至るまでの経過や、症状が進んだ場合の対応まで イラストを使ってわかりやすく解説。 今できることに取り組んでいこうと、前向きな気持ちになれる一冊です。 【主なポイント】 *認知症の6割はアルツハイマー病が原因で起こる *アルツハイマー病のはじまりは無症状。20年以上かけてゆっくり進む *脳にたまった「アミロイドβ」が神経細胞を壊れていく *MRIで異常がみつかるのは脳の萎縮が始まってから *「もとどおりに」は難しい。「進めないこと」が大切 *認知症の発症・進行リスクを高める9つの要因 *「生活改善」は認知症発症前でも後でも進行予防になる *65歳未満で発症する「若年性アルツハイマー病」の問題とは *認知症治療薬に期待できること 【本書の内容】 第1章 「アルツハイマー病」と「認知症」は同じもの? 第2章 脳の中でなにが起きているのか? 第3章 生活改善が進行を防ぐ鍵 第4章 脳の「予備能」を高める治療とリハビリ 第5章 この先も穏やかに暮らしていくために 【監修者プロフィール】 新井平伊(あらい・へいい) 1984年順天堂大学大学院修了。東京都精神医学総合研究所精神薬理部門主任研究員、順天堂大学医学部講師、順天堂大学大学院精神・行動科学教授を経て、2019年よりアルツクリニック東京院長。順天堂大学医学部名誉教授。アルツハイマー病の基礎と臨床を中心とした老年精神医学が専門。日本老年精神医学会前理事長。1999年、当時日本で唯一の「若年性アルツハイマー病専門外来」を解説。2019年、世界に先駆けてアミロイドPET検査を含む「健脳ドック」を導入した。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

ユーザーレビュー

  • 脳寿命を延ばす 認知症にならない18の方法

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    ネタバレ

    著者はアルツハイマーの世界ではけっこう有名な方のよう。いろいろなことが書かれているので、どこが「18の方法」だったのかはよくわからなかったが、書かれているのは一般的に健康に良いとされていること。認知症になりづらくするためには、やはり基本的な生活習慣をきっちりしなければならないということなのだろう。
    本書の最後の方はわりと専門的なことが書いてあり、アルツハイマーの原因と考えられている「脳内のアミロイドβの蓄積」を調べるアミロイドPET検査を早期に行うことにより、より適切な治療が可能であるということは興味深かった。ただ、この検査は実施できる医療機関が限られており、しかも保険適用外なので非常に高額で

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    2021年10月23日
  • 脳寿命を延ばす 認知症にならない18の方法

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    脳の老化を防ぐための方法をまとめた本。
    脳の仕組みを説明した上で、具体的な方法を18示しており内容は分かりやすい。既に知っている様な内容が多かったが、それだけ基本が重要なのであろう。年齢的にも他人事では無くなってきているので、日常生活にしっかりと取り入れていきたい。

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    2021年06月06日
  • 脳寿命を延ばす 認知症にならない18の方法

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    アルツハイマーを含む認知症の専門医が書いた、脳の仕組みの解説と認知症の予防の方法を記した本。
    方法についてはサブタイトルにある通り、18種類を中心に紹介。

    本書では、世間でよく話題になる計算ドリルやパズル等のいわゆる「脳トレ」の効果は疑問としていたり、適正睡眠時間は人それぞれなので一概に決められないとよく言われる件についても、最適は6.5~7時間としていたり、酒についても、脳へのダイレクトダメージがある「神経毒」と断じ、物忘れが始まったら、できれば「断酒」が望ましい、加えてWHOのガイドラインではサプリメントは認知症予防の観点からは推奨されない、という事を紹介しているあたりはちょっと驚きであ

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    2021年02月26日
  • 脳寿命を延ばす 認知症にならない18の方法

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    新井平伊(1953年~)氏は、順天堂大学医学部卒、老年精神医学を専門とする精神科医。同大学医学部附属順天堂越谷病院院長代行等を歴任し、同大学大学院医学研究科精神・行動科学名誉教授。
    私は、自らのアラ還入りが近づき、また、コロナ禍の中でこれまでの生活・活動習慣が(主に収縮の方向に)変化を余儀なくされる中で、書店の新刊台にある本書を見て、思わず手に取った。
    著者によれば、感染症の克服、血管が関係する病気の治療が進んだこと、がんの治療が進んだことなどによって、体の健康寿命は大幅に伸びた一方で、脳の寿命は必ずしもそれに追いついておらず、厚労省は、高齢者(65歳以上)の認知症患者は、2012年の460万

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    2020年12月25日
  • 脳寿命を延ばす 認知症にならない18の方法

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     身体の寿命の伸びに脳の健康寿命を追いつかせるための18の方法だそうです。読むと、当たり前のことが書いてあります。新井平伊「脳寿命を延ばす」、2020.12発行。まず、脳の老化の4段階の理解: 体全体の老化(何より大事なのは血管)→脳の血管の老化(生活習慣病)→脳の神経細胞の老化→メンタルの老化。①まず、生活習慣病を治すことから ②有酸素運動&脳トレ ③質の高い睡眠 ④社会参加 ⑤バランスよく、楽しく食べる ⑥サプリに頼らない ⑦毎日飲酒しない。

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    2022年11月12日

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