杖下に死す

杖下に死す

800円 (税込)

4pt

大坂に大事あり! 大塩平八郎、起つ
大坂の貧民救済に立ち上がる大塩父子と、それを助ける光武利之。
剣豪小説としての魅力も豊かに幕末前夜を活写した会心の歴史小説。

※この電子書籍は2003年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版をを底本としています。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

杖下に死す のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    杖下に死す 北方謙三

    柳生新陰流の達人、光武利之(実は代々御庭番の家系・村垣淡路守定行の妾腹の子)と大塩平八郎の養子で東町奉行所同心の大塩格之助との不思議な友情をベースに利之の自分探し?の物語。
    眠狂四郎のようにニヒルではないが、群れず独歩行タイプの利之。御庭番の家系もあって、なんとなく親父の命で

    0
    2012年06月13日

    Posted by ブクログ

    大塩平八郎の大阪での乱前後の、平八郎の養子格之助と主人公光武利之を軸に、幕閣内部の闘争、朝廷と薩摩藩、大阪の商人も絡み真相は闇のまま進行
    お勢との係り、内山彦次郎との係りもわかる

    0
    2010年08月08日

    Posted by ブクログ

    大塩平八郎――と聞けば、歴史をあまり知らない人でも何となく「米」と結びつくかも?

    秋野の教科書は歴史小説ですからね。
    これを読んで、そっか、幕末の頃のことだったのか、と(笑

    主人公は平八郎にあらず。
    大塩平八郎親子に出会ってしまった、一人の剣豪、光武利之。
    友となる相手と出会い、先に逝かれ、本気

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    前に読んだ「独り群せず」の本編になる。まぁ、前後してるから主人公の若い時代って感じになるけど、大塩平八郎の乱は歴史の教科書でも唐突な感じで不思議だった。平八郎の養子と主人公の友情が流れの基本になるが、やはり分かりにくい。推測を絡ませすぎみたいな・・登場人物が単純なだけに、背景ばかり複雑にするとなぁ・

    0
    2021年01月12日

    Posted by ブクログ

    久しぶりの北方節で満足。昔大好きでハードボイルドの頃の殆どの作品をコレクションしていた頃を思い出す。歴史物にシフトしてからは少し疎遠気味なのだが戦闘場面の描写の畳み掛けるようなスピード感は同じ緊張感で嬉しくなってくる。

    0
    2019年02月20日

    Posted by ブクログ

    北方さんの歴史時代小説には2つのタイプがありますね。ひとつは武将を取り上げ、大きなスケールで描く歴史物。もうひとつがハードボイルドの時代バージョンといった雰囲気の剣豪小説。私は前者は好きなのですが、後者は苦手。
    さて、この作品はというと、やはり後者のほうなのでしょうね。大塩平八郎の乱という歴史的事

    0
    2017年10月30日

    Posted by ブクログ

    利之のキリットした生き方に共感する。

    「口に入れるものがある。いまは、それが幸福なのだ。
     私は、よく思う。
     幸福など、実はすぐそばにあるものではないかとな。
     飢えていれば、雑穀の粥がうまい。
     豊作であれば、米が食える。
     つまり、心のありようひとつだな。」

    「強くなる時、人は自分が強く

    0
    2013年06月07日

    Posted by ブクログ

    大塩平八郎の乱を舞台に架空の人物を主人公にして話は進む。北方歴史小説らしい男らしさや爽快感はあるが、大塩の養子の何に魅かれて友情が生まれたのか、いまいちだった。

    0
    2012年01月21日

    Posted by ブクログ

    異変が伝えられたのは、19日の早朝だった。
    仙蔵は、すでに出かけていた。伝えてきたのは、仙蔵が連れていった板場の若いものである。
    「そうか」
    ほかに言葉はなかった。
    利之は部屋に戻った。お勢が、火鉢に炭を足していた。
    「洗心洞から、隣の屋敷に大砲が撃ち込まれたそうだ。それから外へ出たらしい。門弟数十

    0
    2011年10月17日

    Posted by ブクログ

    2009年05月 4/42

    大塩平八郎と格之介の乱の話。
    決意後の格之介の姿が神々しくも痛々しく、せつなさがとまりません。
    大きな渦の流れに抗う個人の姿を描くことが多い北方小説。
    その中でも、それを主人公が第三者的に見ているという設定のため、いつも以上に主人公の視点が読者視点に近く、距離感があるが

    0
    2009年10月07日

杖下に死す の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

文春文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

北方謙三 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す