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田辺聖子さんといえば、女性の心を鷲掴みにする甘やかな恋愛小説や、古典教養の世界に軽やかに誘う名随筆の数々……だけではありません。1971年から16年間の長きにわたり週刊文春に連載されたエッセイ「女の長風呂」シリーズには、男女の性の話、つまり下ネタが満載! 「女の性欲」「四十八手」「名器・名刀」などなど、今日の文豪・田辺聖子のイメージをひっくり返すようなタイトルが毎週並んでいました。もちろん、田辺エッセイに欠かせない相方「カモカのおっちゃん」も絶好調。笑い、ペーソス、下ネタ、時事ネタ……私たちがエッセイに求めるすべてがそこにはあります。おせいさんのエッセイが毎週読める、そんな贅沢な時代がたしかにあったのです。
本書は、長寿連載の中から、さらなる絶品、逸品を選り抜いたベスト・オブ・ベスト第1弾。女(男)ってこんなこと考えてるのか! と愕然としつつも、深いアフォリズムと成熟した大人の智恵が深く心に響いてきます。まさに必読。まだ読んでいない貴方が羨ましい、と申し上げるほかはありません。
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Posted by ブクログ
「嘘つき男と泣き虫女」って本は、同じような内容でありながら途中から面白くなくなってくるような退屈な本でしたが、田辺聖子さんのこのエッセイは、下ネタいっぱいで最後まで猛スピードで楽しむことができました。
せっかちな男性諸氏には、まったくこちらの作品のほうが向いているように思います。ところどころ、ワタシもこんなだろうな…と恥ずかしい思いをしながらの読書でしたが。異性の心もようもかなりうかがえる作品でした。
学生の頃、佐藤愛子さんの「坊主の花かんざし」という作品を、たぶん?リアルタイムで読んだように思います。どんな作品だったか、どんな作風だったかは忘れてしまいましたが、本の中に彼女の名前が出てきて、懐かしかったです。
Posted by ブクログ
以前読んだ「人生はだましだまし」が良かったのでもう一冊何か読んでみようと検索、下ネタに限定したこちらにヒット。
まずタイトルからいい、表紙のイラストもいい。これはと期待して読み始めたものの。。。なんていうんですかね。なんか浮かび上がらないし沈みもしない。海面から5メートルほどをずっと泳ぐ感じ?水面を水飛沫をあげて見苦しく、かつ懸命に泳ぐでもなければ、水深深く読む人の心を抉るようなこともない。太陽の光が降り注ぎ水温も高く視界もきく。いつでも水面に上がれる気楽さ。
最初の50ページくらいは他の本を読み始めたりしてなかなか進まない。下ネタ縛りってことでちょっと淡白というか一本調子になっちゃってあんまり僕には向いてないかな、前の本とはえらい違いだなと思いつつも、口当たりは軽いので読もうと思えばスラスラ読める。じゃあまぁ返却日まで読めたらそれでよし、読めなければもうやめよう、みたいな感じで150ページまで。
この辺りで「あぁ。これってわざと海面5メートルを維持して泳いでる?」とようやく気づく。
下ネタに限ったテーマ。とはいえ扱う題材は様々。さらに登場人物は人気作家にその亭主であり医者であるインテリ。普通ならばどうやっても浮き沈みがあるエッセイの束、机の上でトントンと揃えると見事高さが同じなのは、田辺聖子がきっちり水深を測ったエッセイだったからなんですなぁ。
解説では酒井順子が「下関連ばかりなのに下品でない。良質の油でカラリと揚げた天麩羅のように全く胃にもたれない」と表現している。
そう。それ。僕のいう水深5メートルと同じことを言ってます。(違います)下ネタなのに薄味、読んでいて安心出来るしくどくないから連続でも読める。なるほどねぇ。
どれもいいけど200ページ以降が特にいいかな
「女の三大ショック」
その前に男の三大ショックがあり、カモカのおっちゃん曰く1)淫毛が生える2)老眼になる3)淫毛が白くなるとある。次に女の三大ショックとしてカモカのおっちゃんは1)初潮
2)処女喪失3)出産をあげる。ここで著者は男の皮相ぶりに呆れ、1)性知識を得た時2)結婚生活3)容色の衰えであると諭す。
特に結婚生活を通じて男のしょうもなさ、使えなさに衝撃を受けるのは「ハリボテの裏側」を眺め男の本質を知るとする。
男が考える三大、100人おっさんがいれば95人くらいはこう答えるのでは。(私も含めて)
読みながら「男はこう考えるが、女性は全く違うだろう。とはいえ初潮と出産は残って外れるのは処女喪失ぐらいか。もしこれも残ったとしても男が考えるショックではなく、あまりのつまらなさとへたくそな男に合わせてこれから一生演技を続けなければいけないことへの絶望というべきショックの方か。」と思ったら3つとも違ってた。しかも著者のあげる3つはまさにその通り。
「契約結婚」
2年で結婚強制終了、更新したければ税金をというのはなかなかいい制度に聞こえるけども。まぁここまでするなら結婚自体無くした方がいいか。シンプルに子供は母親のものでいいじゃん。「両親」なんて大袈裟な単語あるけど母親と父親が同列な訳ないし。こんなのオリンピック金メダリストと中学の部活を「スポーツ選手」って括ってるようなもんだろ。
あ、子供は母親のものとするとよからぬ連中がよからぬことをしでかすので、男は全員出生時にDNA登録。子供のDNAから父親であると判定されればインカムやアセットから一定額強制徴収。
妊娠出産授乳のどれひとつも出来ず、子供の誕生に際し命の危険はおろか苦痛すらなくただただ気持ちいいだけなんだからせめて金払おうぜみんな。
「あと始末」
男はあと始末が出来ない。教えてさえもらっていない。そんなことは考えず前進あるのみというけれど、立派な仕事とは金儲けと戦争に集約されるのでは、とのこと。だよねぇ。
読み終わってみれば星3.45って感じ。
田辺聖子はまた別のものを読んでみよう。
Posted by ブクログ
初めて読む作家さんですけれども、割と楽しめたのでした…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
僕と違って著者は教養がありますから…たまに著者のおっしゃっていることが分からなくなることもありましたがまあ、大阪弁の語り口が心地よく、最後まで楽しめたのでした…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
カモカのおっちゃんの存在感が良いですね! のちに結婚するんでしたっけ? 事実婚と言う形を取ったみたいですけれども…。
まあ、そんな感じで割合楽しめたんですけれども、このエッセイは誰に向けたエッセイなんでしょう? 女性なのかな? 週刊文春って僕はあまり週刊誌を読まないので詳しくは知らないのですけれども、男性も手に取ることのあるものなんじゃないのか?? ということは男性も、当時はこれを読んでいたのか……。
みたいなことに思い当っても別段言うことはなくまあ、これにて…さようなら…。
ヽ(・ω・)/ズコー
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