折原一の作品一覧
「折原一」の「倒錯のロンド 完成版」「黒衣の女」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「折原一」の「倒錯のロンド 完成版」「黒衣の女」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
早稲田大学第一文学部卒。1988年『五つの棺』でデビュー。『沈黙の教室』で第48回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞。『冤罪者』、『異人たちの館』など数多くの作品を手がける。
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Posted by ブクログ
著者お得意の叙述トリックと併せて複雑な話が入り組んだミステリー小説。主人公島崎の本職は小説家だが、それだけでは生計を立てられず、ゴーストライターも兼ねていた。そんな中、島崎は依頼人に失踪した息子の伝記を書いてほしいと依頼されて、多額の報酬金を貰えるということで、その依頼を受けることにした。失踪した息子小松原淳の生涯を追うために、島崎はこれまで彼と関わりのある人物に取材していき、彼の人物像が明らかになるにつれて、次々と彼の謎が浮かんでくる。本作は基本的に小松原淳の謎に迫っていくが、それと同時に依頼人の家族の謎、とくに彼女の夫が物語のカギを握る。
Posted by ブクログ
グランドマンション1号館。住民は全体的に高齢化しているし、働き盛りで無職も多いし、そのうえ胡散臭いのがどんどん出てきて、え、マジっすか?そうきましたか??って終わる。面白いというか、ケムに巻かれた気分で笑ってしまう。そんな本でした。
一言で言うと、ふてぶてしい。褒めてます。
第1話 東側にマンションが建つという。男は無職で、毎日上の階の子供のバタバタ音に悩まされていた。
第2話 グランドマンション1号館に住む松島有香。なんとグランドマンション2号館のモデルルームで販売をやっている。ひと組のカップルが来て、購入手続きをした。
第3話 307号室の久保田家の一人娘綾香に206号に住む高田は恋をしている。高田はオクテすぎて結婚できなかった。もうそろそろ定年を迎える。民生委員として地域で働く予定だった。
第4話 203号室の瀬沼は、新書の本屋さんをクビになってから、家賃も滞納して次の仕事もみつからない。そして震災で家にヒビが入っているおかげで隣の会話がよく聞こえる。となりの老女はお金持ちなうえにタンス預金をしているらしい。
第5話 105号室の多賀稲子はわたし私詐欺で500万持っていかれる。106号室の塩崎俊夫は200万持ってかれる。中年のマスク女で同一犯の可能性が高い。301号室のハルにも俺から電話がある。200万用意しろと。
第6話 1番館武藤留子。朝起きてピンポン鳴らされて、覚えもない男になぐりかかられたので、思わず殴り返したらガツンと入った。心肺蘇生まで必要だったが取り戻して救急車で病院に。
第7話 多賀稲子は振込詐欺からは立ち直っているが、二番館が急に消えたことに戸惑っている。がみなに相手にされない。かなり日記もすかすか、今の年月日も認識とはだいぶずれている。ある日起きた朝もかろうじて自分の名を思い出し、マンションが消えていることに驚愕する。健忘症がひどくなっている。誰かにクビを絞められるが仲間が助けてくれた。