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叙述トリックの金字塔、「――者」シリーズ。「私の赤ちゃんを返して!」誘拐された子供を追い、妻は出奔した。やがて子供は戻ってきたが、妻は行方をくらましたまま……。その20年後、写真週刊誌に載った1枚の写真がきっかけで、怨念と狂気に染まった女と男たちが、ある一点をめざして急激に動きだす。追跡、また追跡、逆転、また逆転。そして、その末に待ち受けるまさかの結末が貴方の脳髄を痺れさせる!
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Posted by ブクログ
大好きな「者」シリーズ。 何を書いてもネタバレになりそうで具体的な感想が書けない。どの切り口も真実に繋がっていて…裏表紙の「ある一点をめざして急激に動きだす。」に納得。 とにかく初めから最後まで隙なく意味ある一行一句だったように思う。
面白かった!
評価があまりよくなかったので、期待はしていなかったがとにかく面白かった。折原一さんの〜者シリーズの中でも一番良かった。最後も綺麗にまとまっててハッとする結末でした。評判のいい冤罪者より私は好きです。
やっぱり最後のどんでん返しが面白い! こうなるか、この女は実はこいつか?と推理しながら読むも全部裏切られる。
産院から一人の女の赤ちゃんが誘拐された。ここから連鎖して起こる事件。この赤ちゃんの穴埋めというべき誘拐と殺人事件が起こり続ける。盗まれた赤ちゃんの穴埋めとして届けられた女の子は実は刑務所で出産されて養子に出された子供だった。この子が誘拐されて届けられていた。その子の狂気の母が子供を取り戻すべく殺人を...続きを読む繰り返していた。その姿と重なるように最初に赤ちゃんを奪われた母親も事件を繰り返していた。 事件が3重構造になっていて解りづらいけど、しっかり書き込まれていてサスペンス感いっぱいで面白い。
とにかくプロットが複雑だが、最後にしっかり表のようなものを載せてくれるのがありがたい。 叙述トリックも見事だし、○○者シリーズの中ではかなり上位の作品。 複雑なミステリーを読みたい!という方におすすめ。
生まれたばかりの赤ん坊が何者かに誘拐される。 その一夜の出来事が、母親たちの母性を狂気へと変えてゆく。 一気読みミステリ。複雑に絡まった糸が徐々に繋がっていくのが見事。動機を巧みに隠して読者をリードする。また、あとがきにもあったが、中盤のサスペンス描写が凄まじく中弛みさせない。 お金や地位のた...続きを読むめでなく、子どもという存在のために殺人を繰り返していくのがとても哀しかった。
これは徹夜本だった。 新生児誘拐事件から始まる物語だけど、プロローグから仕掛けがあったとはなぁ。叙述トリックの名手・折原一だけに注意して読んでいたんだけど、う~ん、さすが!と言わせる内容。 構成も緻密で登場人物も多く、頭の中を整理しながら読んでいたんだが、もう序盤から謎、謎、謎のオンパレード。一つ...続きを読むの謎も解明されないまま、また新たな謎が提示されて、多くの謎を宙ぶらりん状態で抱えたまま終盤へ。 ラストは少し急いだかな、って感じだけど、サスペンス要素もあって、ページをめくる手は止まらなかった。 殺害の場面なんかは、我孫子武丸の「殺戮にいたる病」に似てるな、って思ったんだが、それだけ、ドギツイ描写ってことで、嫌悪感は湧かなかったな。ただ、ラストでの衝撃度ってことでは、「殺戮に~」の方が強烈。 ☆4個 「BOOK」データベース~ 「私の赤ちゃんを返して!」誘拐された子供を求めて妻は出奔した…やがて子供は戻されたが、妻は行方をくらましたまま。その20年後、写真週刊誌に載った1枚の写真がきっかけで、怨念と狂気に染まった女と男たちが、ある一点をめざして急激に動きだす。そこに用意された誰も予期しえない衝撃の結末とは。 時間をおいて再読すれば、また新しい発見がありそうな小説。構成が緻密なんで、二度、三度読めば、もっと良さが解るような気がする。 しかし、まぁ、女の狂気って怖いな・・・。
相性が悪いかなあと感じつつあった折原作品だったが、これは面白く気に入った!登場人物の気持ち悪さが突き抜けていてヨイ 笑。ちょっとしたホラー小説より怖かった。またミステリーという面でも、読みながらの推理が楽しかった作品だった。他の「〜者」シリーズも読んでみたい。
4 手刀と回し蹴りと狂った妄執。 世の中には冒頭の二節を読んだだけでオチが透けて見えるような薄っぺらな叙述トリックを用いた作品もあるが、本作ぐらい工夫されていれば、多少先が読めても文句はない。いやむしろそれ以外の部分の突き抜けた面白さがあるからこそ評価に値する。いろんな意味でやり過ぎかとも思う...続きを読むが、これぐらい突き抜けてるとコメディにも見えてくるから不思議。 “自動巻売機”って何?と5秒も真剣に考えてしまい自己嫌悪。
○○者シリーズ第一作 シリーズで括っているが内容の繋がりは無いようです。 堀江幸男は不妊治療の末ようやく長女を授かるが産婦人科から誘拐されてしまった。 名前はあすか。 警察も公開捜査に踏み切るが、なかなか捜査は進展し無かった。 そんな中で堀江幸男の妻である堀江チヨが失踪する。 事件から二ヶ月が立った...続きを読む頃、堀江家の玄関に赤ちゃんが返され、そして手紙が同封してあった。赤ちゃんは堀江あすかであると断定されたが、報道がなされても妻のチヨは帰って来なかった。。。 まさに狂気を文章化したような小説だった。 凄惨な事件だからか、読んでいてどこか宮部みゆきさんの「模倣犯」を思い浮かべました。 宮部みゆきさんは「模倣犯」を執筆後体調を崩されたそうですが、折原さんも体調を崩しかねないぐらい力が入った作品なのでは無いかと思います。 狂気と復讐がこの小説のテーマのようですが、サイコミステリーとしてかなり引き込まれる内容ですね。私が苦手なのか読んでて挫けそうなりつつも最後まで足早に読めたのは展開の早さが良くて、飽きさせない工夫と途中で投げ出さない工夫がされているからなのかなと感じました。 あ〜それにしても重い。。次の作品は冤罪者だったかな。。。違ったっけ。。?愛読者だったかな? まぁ〜いいや、読みたいですが少し時間を開けようと思います。
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