異人たちの館

異人たちの館

1,223円 (税込)

6pt

著者の初期最高傑作が復活!

8歳で児童文学賞を受賞し天才少年と呼ばれた小松原淳は、なぜ富士の樹海に消えたのか? 母親の依頼で淳の伝記を書くことになった作家志望の島崎は、膨大な資料を読み、関係者に取材して淳の人生に迫るが、やがて不気味な“異人”の影が彼の周辺に出没するようになり……。

解説・小池啓介

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異人たちの館 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    これはもう名作!!
    複雑な間違った愛の結末。
                 

    分厚い本であるも工夫されているため、飽きることがありません。
    インタビュー形式だったりと、これまでにあまり読んだことのない作品の一つ。
    歪んだ愛、歪んだ家族、ドロっとした雰囲気もある読み応え十分な本!

    0
    2025年10月28日

    Posted by ブクログ

    熱量がすごく圧倒された。どこか屈折した2人の作家のもがきが、呼応し化学反応を起こしている。この物語はいわば2人の合作なのであろう。それぞれの父や母、そして兄弟が相互作用を及ぼす。作中作と現実が重なり、緊張感が続くためか、時間を忘れて読んでしまった。後半はある程度こうなるんだろうと思わせつつ、2重、3

    0
    2024年11月30日

    Posted by ブクログ

    倒錯のロンドに続いて折原さん2作め。仕掛けを警戒しながら読み進めるも、意外な展開に翻弄されました。折原さんだから、と仕掛けを打っているのはわかるので慎重に読み進めるとこれは誰のこと?章の最後は「…」で終えないで!先が気になる!ともやもや不気味な感じ。後半全てが紐解かれてスッキリ!登場人物が作家だと作

    0
    2023年01月14日

    Posted by ブクログ

    ある男の伝記を執筆する事になったゴーストライター島崎潤一目線で、一人の人間の生い立ちを探っていくというあらすじ。
    長編ながら、インタビュー形式だったり、作中作があったりと形式がコロコロ変わるので最後まで弛れることなくスイスイ読めました。もちろん内容的にもずっとどうなるのだろうとドキドキさせてくれるも

    0
    2022年01月21日

    購入済み

    わあ~面白かった~! 夢中になって読みました。なかなかのボリュームでしたが、一気読み!! 折原ワールドはやっぱり楽しい。

    0
    2020年12月19日

    Posted by ブクログ

    貴志祐介 先生の『クリムゾンの迷宮』を思い出させるような文調。主要登場人物は少ないわりに、たくさんの要素を詰め込んでいる。緻密に大量に蜘蛛の巣のように伏線を張る。最後の種明かしが特に見どころで、これまで少しだけ引っかかっていたような違和感が全て繋がり、(*゚Д゚)オォォ...と放心させられる。余韻も

    0
    2024年12月15日

    Posted by ブクログ

    ずっと読みたかった作品です。
    長いけど、スラスラ読めました。
    折原先生なので、どんなどんでん返しが待ってるか注意深く読みましたが、最後はやはりやられました。
    お見事です。
    さすが折原先生の最高傑作です。

    0
    2024年10月18日

    Posted by ブクログ

    読み始めから何とも言えない薄気味悪さがあり、分厚い本でしたが、最後までダレる事なく、読み進められました。とくに後半は二転三転する事実と、明らかになっていく真実に、一気読みでした!

    0
    2024年09月17日

    Posted by ブクログ

    総合評価は4としましたが、読みやすさ(読み進めやすさ)は3です。かと言って文章とかミステリ的に難解では決してなく、簡単な文章なのですがスラスラ読めず、集中力が切れがちになります。同じようにちょっと影のある日常がかかれている作品でも、例えば島田荘司氏などは何故かスラスラ読めて止まらなくなります。何が違

    0
    2024年05月17日

    Posted by ブクログ

    本作は600頁にも及ぶ長編大作です。著者によると本作が「マイベスト」であり、読者に自信を持ってお勧めできる作品であるとのこと。読んでみるとさまざまな要素がてんこ盛りで、「叙述トリックの名手」と言われる著者の渾身の一作と言えるかもと思えました。

    0
    2023年05月08日

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