Posted by ブクログ 2017年04月23日
中盤を過ぎたあたりで結末が見えてしまったことに驚いた。
折原さんの物語はいつも最後まで楽しませてくれていたからだ。
登場人物が限られた設定だと、どうしても重なる部分をまったく書かないわけにはいかなくなる。
年齢もそうだし、話し方もそうだ。
折原さんの物語の場合、二重、三重の仕掛けがしてあることを前提...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年02月25日
ふーむ。
そっちに来たんだ!
というカイカンと喝采はあるが、ストーリーと組み方は、
前日に読んだ「沈黙の教室」には遠く及ばないので★3つ評価で。
さすがにここまで同じ作家の作品を読むと、
目も厳しくなるものね。
でも、作品を書くだけでもたいへんなのに、
職業作家やゴーストライターと言った、ほと...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年02月06日
本当にあった殺人事件を元に小説を書こうとする男と
殺人を犯すまでの男の日常が交互に出てきます。
よくあるパターン? と思っていたのですが
最後の最後には「は? え? へ??」になってました。
小説を書くのを目的にするなら、別にノンフィクションにこだわらなくても…と
主人公の事を不思議に思ったのが最...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年09月18日
解説にあるほどの「驚愕の真相」ではなかった。仕掛けられた謎の半分くらいは想像通りだったし。この手の作品で読者をおおぅっと驚かせる手法はまだ残っているのだろうか。本作は、スマホ普及前夜のため、監視カメラの大きさに成約がありそうな感じだけど、今や、スマホ普及のおかげでカメラが小型化して、作品内での監視カ...続きを読む