【感想・ネタバレ】叔母殺人事件 偽りの館のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年09月18日

解説にあるほどの「驚愕の真相」ではなかった。仕掛けられた謎の半分くらいは想像通りだったし。この手の作品で読者をおおぅっと驚かせる手法はまだ残っているのだろうか。本作は、スマホ普及前夜のため、監視カメラの大きさに成約がありそうな感じだけど、今や、スマホ普及のおかげでカメラが小型化して、作品内での監視カ...続きを読むメラの配置は自由自在になったのだと思う。媒体を回収しなくても無線で動画データ飛ばせそうだし。時代の変化ですね。

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Posted by ブクログ 2017年04月23日

中盤を過ぎたあたりで結末が見えてしまったことに驚いた。
折原さんの物語はいつも最後まで楽しませてくれていたからだ。
登場人物が限られた設定だと、どうしても重なる部分をまったく書かないわけにはいかなくなる。
年齢もそうだし、話し方もそうだ。
折原さんの物語の場合、二重、三重の仕掛けがしてあることを前提...続きを読むとして読んでいるので、この人物とこの人物は同一だなと気づいてしまったら結末が見えてしまう。
登場人物はみな欲望を胸に秘めている。
何人かの人間が犠牲となり、何人かが生き残った。
結局、強烈な個性と生命力のある清瀬富子の毒気にあてられ、その手のひらの上で転がされていただけのような気がしてきた。
彼女の退屈をまぎらわすための余興…。
もしもそうだとしたら、富子という人物そのものが一番ミステリーなのかもしれない。

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Posted by ブクログ 2012年02月25日

ふーむ。

そっちに来たんだ!
というカイカンと喝采はあるが、ストーリーと組み方は、
前日に読んだ「沈黙の教室」には遠く及ばないので★3つ評価で。

さすがにここまで同じ作家の作品を読むと、
目も厳しくなるものね。

でも、作品を書くだけでもたいへんなのに、
職業作家やゴーストライターと言った、ほと...続きを読むんど外に出て行かない主人公に
ここまでいろいろな話を乗っけるのはやっぱりさすが。

講談社文庫の在庫(あくまで自分の書庫の)がつきて来たので、
そろそろ文春文庫に手を出すか。

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Posted by ブクログ 2010年02月06日

本当にあった殺人事件を元に小説を書こうとする男と
殺人を犯すまでの男の日常が交互に出てきます。
よくあるパターン? と思っていたのですが
最後の最後には「は? え? へ??」になってました。

小説を書くのを目的にするなら、別にノンフィクションにこだわらなくても…と
主人公の事を不思議に思ったのが最...続きを読む初です。
材料はあるんだし、それを組み立ててフィクションにすれば
終わる話なのにな~と。
そんな可愛い状態で終わっていたら、この小説できてませんねw

あまりの事に、頭が混乱してきましたが
まさか…と気づく部分もあり。
騙された、という気分いっぱいいっぱいでした。
が、構図がややこしすぎるかとw

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