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推理作家の大御所小宮山泰三(こみやまたいぞう)の二階建てアパート幸福荘に住むことは、作家志望者の憧れ。だが住人ときたら、あやしげな者ばかり。美貌の人気少女小説家南野はるかをめぐり、男たちは天井裏を舞台に騒動を繰り広げ、あげくは密室殺人まで……どこまでが現実でどこからが虚構なのか? 極上の叙述ミステリー。
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Posted by ブクログ
ミステリー界で名の知られた小宮山泰三が住み、その名を慕って作家志望者が集まり、手塚治虫のトキワ荘のような状況になった二階建てのアパート『幸福荘』。本作はそのアパートに住むことになった作家志望者や評論家、編集者が、ひとりの美貌の少女小説家を巡って、様々な騒動を繰り広げる作品になっています。 まさ...続きを読むに奇人、変人のオンパレードみたいな作品で、途中までは、それぞれの作品がワープロのフロッピーに入っていた、という体裁で、連作短編集の形で話が進んでいき、各エピソードも大変楽しいのですが、後半はひとつの長編として、意外な真相が浮かび上がってきます。これは盲点でした……。
天井裏一つでよくもこれだけのバリエーションの話を作れるものだと感心。後半は幻惑に次ぐ幻惑で何が真実かわからなくなる。
読後感。夢の中で全く知らない誰かと付き合っていて,目が醒めたあとの感覚に近い。 最後適当に読んでたけどなかなかとんでもない結末。
幸福荘というアパートで南野はるかという女性をめぐって起こる数々の事件。果たして犯人は…、という感じなのだがどこまでが虚構でどこまでが本当なのか…。最後まで読んでも、いや最後まで読んでこそわからなくなった。こういう本を読むと軽い酩酊状態になるのだけれどそれが気持ちよくて良い意味で困るねぇ。
のほほ~んとした??独特の雰囲気 よいですね~ 折原一ワールド 推理作家・小宮山奏三を慕い、この【幸福荘】に身を寄せる文学好きの住人達 一癖も二癖もある彼らに起きる数々の事件 部屋に置き去りにされたワープロ 内部に装着されたフロッピーには殺人事件を示した文書が連なっていて・・・・・ 事件を繋ぐ秘密...続きを読むの通路・・・・・ 事件の真相はいかに!! 七つの短編からなるお話 七つ目の事件が解決するとき、それまでの事件のすべての真相が明らかになる ボロアパートに隠された天井裏の秘密の通路 現実の使用者は????? 現実の事件は????? 騙されました~ 叙述トリックと男の性ですかね~ 最後のオチも嫌いじゃないです(^o^) 一度読んだだけでは頭が混乱してしまって 読み直して、少し納得 でも、でも、 もう一度、読み直します
推理作家の大御所小宮山泰三が住む幸福荘というボロアパートには作家志望者が集まっている。住人の一人である美貌の人気少女小説作家をめぐって繰り広げられる騒動が連作のように1枚のフロッピー(←時代を感じる・・・・)に綴られていく、というストーリー。 どこまで現実でどこまで虚構なのか?という帯のコピーにつら...続きを読むれて読んでみた。確かに、物語が進むごとにどんどん事実がひっくり返って行って結局最後にはとんでもないことになる。 でも、何だろう、うまくできてるんだけど、読み終わって面白かったか?って聞かれると、なんだか普通、って感じなんだよねえ。続編が出ているらしいんだけど、別に読もうと思わないし。 決してつまらなくはないんだけど。
ミステリーの大御所、小宮山泰三が住むアパート<幸福荘>。そこは、作家志望者の憧れの場所だった。 くせのある住人たちが繰り広げる奇想天外のお話。 ま、タイトルがネタばれだよなぁと読んでたんだが、こちらの予想のナナメ上を、ついでにバク転してみせるぐらいの驚愕だった。 さすが、叙述ミステリーの...続きを読む大家です。 奇妙な住人たちは、ステレオタイプだといえるんだけど、むしろそのステレオな部分を最大限に生かしてると思う。 かるーく、気軽に読める1冊です。
色んな意味で大どんでん返し。 そこまでやるか、K談社! 初出の角川文庫ではなく、講談社文庫を読んだ方は、最後の奥付まで読んで 更に違った感慨を受ける、かもしれない。
重鎮の作家が住む幸福荘。ここに入居して作家になろうと目指す変人たちの運命。 各章ごとに物語が収束し、次の章に移る連作短編の形式。 だからサクサクと読みやすい。 また、駆け出しの作家もどきが書いてる物語、という構図なので、若干下手な文章というのが良い感じ。 折原氏らしい凝った構成も面白し。 でもどち...続きを読むらかと言えば、氏の作品の初心者な方達が、入門編として読むのがいいかも。 ちなみに、随分昔の作品で、当時発売直後に読んだ記憶がチラホラと。 いまどき、ワープロにフロッピーっていうのが懐かしいですね。
表紙にひかれ、どうしても読みたくなって購入。 購入後、書評を読んだら意外と低い(笑 帯にだまされたか。 でも、まぁまぁ楽しめたし 「おーそうかぁ~」と驚きもあったのでまずまず。
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