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女の業を体現し続ける作家・中村うさぎと、女戦線からの離脱を切に願う作家・三浦しをんによる、赤裸々すぎる対談集!
人生という大海原に漕ぎ出してみたものの、たどり着くべき岸からは遠ざかるばかり。
いつしか己が漂流していることに気付いた女子二名。女子高、恋愛、エロ、結婚、仕事、買い物依存症、隠遁願望。正反対の漂い方をしてきた二人による、時に笑えて時に赤裸々すぎるトークの行き着く先は!? 自分らしい生き方が見えてくる一冊。
・誤った選択
・シダ植物のように
・男は違う生き物
・エロへの目覚め
・片づけられない女
・一人は恥ずかしくない
・ブスの壁
・評論好きな男、創作する女
(目次より)
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Posted by ブクログ
他者と自意識かぁ、、
どちらも、あったら厄介だけど、若さの象徴のイメージだな。自分らしさを確立するための養分になることも大いにある。
生きやすさという視点とはまた別で。
好きじゃないことはしなくていい!と言い切るのは難しいけど、必要以上に他者を気にするのも不毛。いい塩梅って人によるし、正解はないし、その時々で違うし、まさにその辺を両立しようと思うと漂流しているような感覚になるのかも。
下世話すぎる話もあったけど、2人とも自分の周りの人たちとまた全然違うタイプで面白かったな。
自分が彼女たちと対談してもこんなエピソードは聞けないだろうなとも思うし。
対談本もやはり面白い。
Posted by ブクログ
赤裸々ということで、共感や反感もいろいろ湧き上がるのではと思う。私には「女ってだけでものすごく得している」が、気になった。
もう、損得で物語るのは止めないかと常々思っているからだ。その物差しを持ち出すとたちまち対立の構図が出来上がってしまう。
その上、自分より明らかに優秀な女子を差し置いて就職したことに後ろめたさを抱いた男性や、努力した能力ではなくただ単に容姿を求められていたことに落胆した女性等々、「トク=幸せ」でもないことも知っている。
しをんさんのいうように、自意識と世間体とのせめぎあいは、苦しみにも満ちているが自己を浮かび上がらせるものでもあるのだろう。しかも恋愛は良くも悪くもその効能の最も濃いものとして我々を翻弄する。
だから、興味を持てない、しない、のは自由だが、そこから離脱しないと幸せになれないというのは腑に落ちない。
そう、離脱すべきは「恋愛市場」なのだろう。
他者と張り合い商品価値を高め、属性に求められるあるべき姿を追求する。競争してくれないと経済じゃないですからね。
幻なのはマジョリティのいる島ではなく、ランキング上位者のみがたどり着ける楽園なのではないかと思う。そんな万人向けのオールマイティな幸せなんて本当にあるのでしょうか。
自己実現なんてゴールがないと諦めて漂っているのではなく、自分にとっての幸せが宿る島を探している、もしくは漂流こそが幸せなのかもしれない。縁あって辿り着いた島も、自分の力でそれなりに心地よくすることができると信じたい。
うさぎさん、灰色の鳥もよく見ると銀色に輝いているかもしれませんよ。
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