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Posted by ブクログ
ホテルマンとそのホテルの筆耕士として登録された書道家との物語です。
全く見ず知らずだった2人が知り合い、実直なホテルマンが自由奔放な書道家に振り回されながらも、少しずつ関係を深めていく過程に、「三浦しをん」さんのコミカルな文章も相まって、すっかり引き込まれてしまいました。
『舟を編む』もそうだったけれど、「三浦しをん」さんの紡ぎ出す文章そして作品はとても読みやすく、何だか優しさが伝わってきて、登場人物は皆んな人間的にも魅力的です。普段ほとんど関わることのない特殊な仕事をしている人たちなのに、こんなに彼らに親しみを感じるのは、間違いなく「三浦しをん」さんの文筆力に負うところが大きいのでしょう。
そして、成るべくして順調に距離を縮めて来た2人の関係が突然変化します。起承転結で言うなら、まさに「転」。
ほんのしばらく関係は途絶えたものの、以前、書道家が描いたのを見て感動した次の漢詩が、ホテルマンの脳裏に蘇ります。
君去春山誰共遊
鳥啼花落水空流
如今送別臨渓水
他日相思来水頭
ああ良かったーと、ひと安心。
この2人の関係は、これからもずっと続くのだろうと思います。
読み終えたら、何となくあの墨の香りが漂ってきて、まさに「墨のゆらめき」。とても心が落ち着きました。
Posted by ブクログ
雪が降り止まない水墨画のような窓を眺めながら、読み出したら止まらなかった。
最初は雪の道を少し歩きながらAudibleを聞いていたのだけど、銀河鉄道の下りの辺りまではよかったが、
書のお話はやっぱり座ってと、飾ってあった本に移行。
「他日相思来水頭」合いたくなったらまた、この川辺に来てみよう。
ぐっとくる。
一応私も何年も書道教室にお恥ずかしながら行っている。仕事や用事がなければお正月の2日には箱根駅伝を観ながら、書初めをするのが毎年のルーチンで、ましてや実のとこ2日には用事を入れない(笑)ずっと書いている。
そして私は誰とは言えないが、めんどくせぇ〜といいながら、ずっとある人の代筆もしてきた。
からこそなおさら。
遠田薫の文字が想像できることも相まって。
で、続力のなんか人に話しかけられる能力?も解る気がして。
いや
この二人のこれから先気になる。
しおんさん〜
代筆屋の話を漢詩を絡めて、古書や絵本も絡めて、書いてくれないかなあ
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