墨のゆらめき

墨のゆらめき

1,760円 (税込)

8pt

都内の老舗ホテル勤務の続力は招待状の宛名書きを新たに引き受けた書家の遠田薫を訪ねたところ、副業の手紙の代筆を手伝うはめに。この代筆は依頼者に代わって手紙の文面を考え、依頼者の筆跡を模写するというものだった。AmazonのAudible(朗読)との共同企画、配信開始ですでに大人気の書き下ろし長篇小説。

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墨のゆらめき のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    実直なホテルマンの続力(つづきちから 別名チカ)と奔放な書家の遠田薫。

    2人が仕事を通じて出会い、徐々に親交を深めていく様子が描かれる。あっ!BLではないです。
    大人になってもこんな風に友情が育まれるって素敵だなぁと読み進めつつ、次第に違和感が膨らんで気になっていく遠田の過去・・・

    一方で、遠田

    0
    2025年11月14日

    Posted by ブクログ

    3人の娘達は小学生になると書道教室に通いました。良い先生に出会えてお陰様で習わせて良かったと思っています。きっかけは元気すぎる長女に一週間に1時間正座をさせるのが目的でした。習字を見る機会が多かったからでしょうか、毛筆に興味があります。この本の主人公は仕事で書道家と知り合いになり、その作品と人柄に惹

    0
    2025年11月13日

    Posted by ブクログ

    三浦しをんさんの作品は読みやすくて大好きです。キャラがみんなかわいい。最後の1ページでウルッときます!

    0
    2025年11月13日

    Posted by ブクログ

    ホテルマンとホテルで契約している書耕士とのなんとも心温まる物語。面白くて一気読み。
    初めは疎んじながらも居心地の良さに抗えず関係が続いていく感じが良い。代書の内容も冴え渡っている!
    お互いの仕事にもプロ意識が感じられてこういう描写もスラスラ読みやすく楽しい作品だった。

    0
    2025年09月14日

    Posted by ブクログ

    ん?しをんさんのまっとうな小説は久しぶり?「エレジーは流れない」が最後だったかな。もっぱら爆笑エッセイを読み耽ってたし。そのギャップたるやもはや別人格。でもまぁ今作は主人公の続力(つづきちから:チカ)にしをんさんがすこし宿ってた気がする。もしくは書家、遠田薫にも。足して二で割ったら三浦しをんの完成か

    0
    2025年08月25日

    Posted by ブクログ

    書家とホテルマンの、何とも形容しがたい、魂の応答のようなものを感じました。もう面白い。これ読んでよかったなって思わないひといないと言いたいです。起承転結の、転から結にかけてが、ジェットコースターみたいに揺さぶられるけど、降りた瞬間にもっと乗る! まだ降りたくない! って訴えたくなるというか…とにかく

    0
    2025年08月14日

    Posted by ブクログ

    読後、やっぱり三浦しをん大好き!と思えた。
    子どもの頃、習字を習っていて「字がキレイ」と褒められて得をしたことは、何度もある。経費節約のために、結婚式の宛名書きもホテルにお願いしないで自分で書いたけど、お願いしていたらそれはそれで物語があったのかと思う。
    硯で墨をする時間は、子どもながらに背筋が伸び

    0
    2025年06月07日

    Posted by ブクログ

    ☆5じゃ足りない!
    なんですかこれ!最高でした:.゚٩(๑˘ω˘๑)۶:.。♡︎
    書道家の遠田薫とホテルマン続力
    ちなみにツヅキチカラの兄はツトム
    2人合わせて続努力…笑

    この2人の掛け合いが漫才のようで心地よいのです
    イケメン書道家の薫は、書の才能溢れる軽いヤツかと思えば物悲しさを感じる男…対し

    0
    2025年05月30日

    Posted by ブクログ

    ほのぼの〜いい感じ。過去の人生もあるけれど、幸せに、ゆるりと生きてる感じが、とても良い。この本を読んだ頃、個人的に禁酒していたが、お酒のシーンがあって、「美味しい食べ物とお酒」って、やっぱり幸せのイメージの一部なのかも?とか、思った。

    0
    2025年05月24日

    Posted by ブクログ

    右上の角がまろやかだ、左上の角はかすかな空隙がある。
    空隙というチョイスが心に刺さる!
    目に見えないはずの文字のイメージが伝わってくる!!
    続さんと、遠田さんの関係も心地よい。パソコンとプリンターに例えている表現があったが、言い得て妙。
    遠田さんの過去が明かされるところからの怒涛の展開。後半は早かっ

    0
    2025年05月13日

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