愛なき世界(上)

愛なき世界(上)

748円 (税込)

3pt

恋のライバルが、人類だとは限らない!? 洋食屋の見習い・藤丸陽太は、植物学研究者をめざす本村紗英に恋をした。しかし本村は、三度の飯よりシロイヌナズナ(葉っぱ)の研究が好き。愛おしい変わり者たちと、地道な研究に人生のすべてを捧げる本村に、藤丸は恋の光合成を起こせるのか――〈付録〉「藤丸くんに伝われ 植物学入門(上)」

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愛なき世界 のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • 愛なき世界(上)
    748円 (税込)
    恋のライバルが、人類だとは限らない!? 洋食屋の見習い・藤丸陽太は、植物学研究者をめざす本村紗英に恋をした。しかし本村は、三度の飯よりシロイヌナズナ(葉っぱ)の研究が好き。愛おしい変わり者たちと、地道な研究に人生のすべてを捧げる本村に、藤丸は恋の光合成を起こせるのか――〈付録〉「藤丸くんに伝われ 植物学入門(上)」
  • 愛なき世界(下)
    726円 (税込)
    恋愛にも生殖にも興味がない本村紗英は、殺し屋のごとき見た目の教授・サボテン好きの後輩男子に囲まれ、植物学研究に没頭中。ド根性で実験に邁進する本村に訪れたのは、驚くべき新発見か、まさかの落とし穴か。すべての事件は研究室で起きている。世界の隅っこが輝きだす傑作長篇〈付録〉「藤丸くんに伝われ 植物学入門(下)」〈解説〉伊与原新

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

愛なき世界(上) のユーザーレビュー

国立T大学の向かいにある洋食店で住み込み店員として働く藤丸陽太は料理人見習い。彼は、よく店に来たり出前を頼んだりするT大学の松田研究室に所属する研究者見習いの大学院生、本村紗英に恋をしてしまう。植物学を専攻する彼女は研究対象のシロイヌナズナに夢中で、恋愛にはまったく興味がない様子だが、この恋はいったいどうなる?

三浦しをんさんご本人によれば、本作は新聞の連載小説だったので、「毎日読む人も飛び飛びに読む人もいるから、ストーリーの時系列が行ったり来たりしない方がいい」というアドバイスがあったそうで、そのためか、お話は非常にわかりやすく進んでいきます。藤丸くんと本村さんだけでなく、研究室の松田教授や先輩たちもそれぞれ個性的にイキイキと描かれていて、気が遠くなるほどコツコツと地道な実験作業の描写が続いても、読み続けている間になんとなく植物学の実験に対する理解が深まるという、非常に三浦しをんさんのお仕事小説らしい側面が存分に楽しめる作品ですが、それと同時に、個人的には「恋愛が“成就”するとはどういう状態を言うのか」を考えさせられた作品でもあり、私はそこがいちばん好きです。何かを追求し続けようとする人を見て癒されたい方におすすめ。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    とても好きな小説だった。
    真面目で単純で純真な料理人藤丸。多分20ちょいくらい。働く中華屋の出前で配達に行ったら、そこの大学院生、本村さんを好きになっちゃった。けど本村さんは植物しか見えてないので...
    周りのキャラも全員いいし、めちゃくちゃ読みやすい。ほんわか。本村さんの「植物にしか興味がない」み

    0
    2025年05月15日

    Posted by ブクログ

     riyumomさんのレビューを読んでえらびました。ありがとうございます(^o^)/

     春に植物たちが芽をだして、おいしげっていくような、人生の生命力あふれるときを、情熱と喜びに生きる20代女性の物語でした。
     ものすごく真面目で、一見おとなしいとみられてしまう普通のひと、本村紗英さんが主人公です

    0
    2025年04月27日

    Posted by ブクログ

    植物を研究する松田研究室の本村と近くの洋食屋(?)の藤丸の恋物語…かと思いきや、早々に藤丸の片想いが破綻するところからお話ははじまります
    大学の研修室が舞台なのに、登場人物みんながほのぼのしてて予算や出世にがめつくないところが好き(笑)
    研究の本質は“愛”と“知的欲求”
    下巻も楽しみです

    0
    2025年03月17日

    Posted by ブクログ

    植物の研究者と洋食店店員のお話

    植物の世界を「愛なき世界」と表現していて、ある意味で納得感があるけれども
    物語じたいはとても愛に溢れている
    恋愛ではなく様々な愛がね

    詳細な感想は下巻でまとめて

    0
    2024年12月09日

    Posted by ブクログ

    何かにのめり込む人の姿はやはり魅力的で、とても良かった。
    知りたいという欲求に突き動かされ、ひたすらに植物と向き合う本村さん。植物を愛する本村さんに想いを寄せる藤丸くんも、料理の道に邁進している。少しずつ研究室の面々と交流しながら、植物への興味を広げていく素直な藤丸くんのキャラクターも気持ちよく、終

    0
    2024年09月16日

    Posted by ブクログ

    とにかくおもしろくてすぐに読み終わってしまった!大学院で植物の研究に没頭する女の子と、その子に恋をした洋食屋の見習いのお話。女の子—-本村さんは植物が好き過ぎて、自分の身の回りのことには無頓着。いい香りの柔軟剤の存在を知らず、ひたすら粉洗剤を使ったりする。彼女の所属する植物学研究室のメンバーもとても

    0
    2024年01月24日

    Posted by ブクログ

    洋食屋見習いの藤丸が大学院本村に恋をするストーリー。研究室メンバーと藤丸の日常にほっこりする。また大学院で研究している人たちの日常を垣間見た気がして興味深かった。
    ストーリーに没入しながら、本のタイトルに納得。下巻を読むのも楽しみ!

    0
    2025年05月13日

    Posted by ブクログ

    植物、恋愛と大好きなキーワードと素敵な装丁に惹かれて購入

    大学時代の生物とか実験を思い出したり植物の奥深さとか壮大さを感じたり
    藤丸の人柄に癒されたり本村さんの心情、研究室のみんなの言動にふふってなったり
    本当に楽しくて一気読みしてしまった

    0
    2025年05月01日

    Posted by ブクログ

    植物研究にのめり込む大学院生とそんな彼女に恋をする料理人見習いの恋物語。上巻では恋模様の進展は乏しいけれど、研究でも料理でもひとつのことにのめり込みコツコツ努力を続ける姿がうまく描かれている。

    地道に続けることに加えて、日々何げなく眺めている景色やふと目にする生き物たち、相対するお客さんから何を感

    0
    2025年04月09日

    Posted by ブクログ

    とても読みやすく、上下巻だったが長く感じなかった。作中の人物がみんな地に足をつけて生きている感じがよかった

    0
    2024年12月14日

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