無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
文楽、いわゆる人形浄瑠璃など、テレビでさえまともに見たことがない。それがどうしてこれを読むかと言うと、著者の三浦しをん氏の作品「舟を編む」があまりに面白く、彼女の別の作品も読んでみたいと思ったからだ。「仏果を得ず」という作品が文楽をベースにしているということなので、全く文楽の知識がない自分は、あわせて読みたいと帯に書いてある、この「あやつられ文楽鑑賞」を先ず読むことにした。
文楽初心者の自分には、おそらくそれが正解なのだと思う。文楽のイロハに触れることができたと思う。少しミーハーではあるが、三浦しをん氏が、どんどん文楽にはまっていく様子がありありと伺える。しかも代表的文楽作品の筋やキモを上手く語ってくれていて、とても読みやすかった。いかにも現代っ子という感じがする。
また、個々の作品の解説も素晴らしい。例えば「仮名手本忠臣蔵」などは、ただの武士の忠義の話ではなく、その裏に隠された義士たちの心理を語る。
浄瑠璃では人形が演じることによって、人間以上に人情や心理を語ることができるという。人形に命が吹き込まれるそうだ。一度真剣に舞台を鑑賞してみたい。
また、他の芸能にも造詣が深い所を見せているが、紹介していた歌舞伎や落語はテレビやCDなどでも鑑賞することが出来る。落語は桂枝雀の「寝床」を紹介していたが、手元にある落語のCDの中には桂文楽による「寝床」があったので聴くことが出来た。素人義太夫を聞かされる周りの人たちの迷惑ぶりが面白おかしく語られおり痛快であった。噺家の名前がまた『文楽』というのが偶然とはいえさらに面白かった。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
少年・青年マンガ
小説・文芸