舟を編む

舟を編む

660円 (税込)

3pt

出版社の営業部員・馬締光也(まじめみつや)は、言葉への鋭いセンスを買われ、辞書編集部に引き抜かれた。新しい辞書「大渡海(だいとかい)」の完成に向け、彼と編集部の面々の長い長い旅が始まる。定年間近のベテラン編集者。日本語研究に人生を捧げる老学者。辞書作りに情熱を持ち始める同僚たち。そして馬締がついに出会った運命の女性。不器用な人々の思いが胸を打つ本屋大賞受賞作! 馬締の恋文全文(?)収録!

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  • ドラマ化

    「舟を編む~私、辞書つくります~」

    2024年2月18日~ NHK BS・NHK BSプレミアム4K
    出演:池田エライザ、野田洋次郎、矢本悠馬

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舟を編む のユーザーレビュー

2012年の本屋大賞を受賞し、松田龍平さんと宮﨑あおいさん主演の実写映画でも話題となった本作。
いつもなにげなーく使っている辞書の裏側に、こんなドラマが潜んでいたとは…!
「辞書」の持つ、愛想のなさやお堅いイメージのせいか、エライ先生たちが事務的にクールに作っていると思っていたのは、どうやら間違いだったようです。
熱い、熱いよ…!
辞書作りに携わる人たちの、なんといきいきとしていることか!
興味のない人間にしてみれば、「あがる」と「のぼる」の違いなんてどうでもいいことだけど、主人公の馬締くんにとっては大問題。融通がきかなくて、クソ真面目で不器用……でも、そこが逆に愛おしい。こういう男はいい女を捕まえるものである…と思ったら、ほらやっぱり。
そう、これは仕事小説としても、ラブストーリーとしても楽しめる、おいしい一冊なのです。
ちなみに、2016年秋にはノイタミナ枠でアニメ化も予定されているそう(キャラデザはなんと雲田はるこ先生!)。(書店員・水玉)

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    面白い!!同著「風が強く吹いている」でも感じたが、登場人物の描き方がとても上手く、ちょっと変わっているキャラクターでもつい応援したくなる。特に西岡くんのパートは胸が熱くなった。
    これほどまで辞書への熱意溢れるキャラクターが描かれているということは、きっと取材に応じた辞書編集部の方も同じくらい熱い気持

    0
    2024年12月14日

    Posted by ブクログ

    ほっこり温まる読後感。

    そうか、言葉ってそういうもんだよなと教えてくれる。毎日なんとなく使っている言葉だけれども、尊い大切なものなんだよな。
    辞書って学生の頃に使ったっきりだけだし、今は変換機能やネットで済ましてしまう事が多い。この時代だからこそこの様な作品を多くの人に読んで欲しい。
    辞書、注目し

    0
    2024年12月03日

    Posted by ブクログ

    淡々と物語は続いていく。しかし、舟を編む皆さんの辞書に対する情熱、想いがとても良かった。何より輝いているように感じる。
    今は電子辞書もあるが、紙の辞書を手に取りページを捲るあの感触をもう一度味わってみたい。

    0
    2024年11月29日

    Posted by ブクログ

    淡々と進んでいく物語とは裏腹に、登場人物たちの心模様や恋模様が、素敵な言葉と共に繊細に描かれていた。
    広くて深い言葉の海から、思いが伝わる言葉を掬うために舟を編む。辞書作りに情熱を注ぐ人たちの熱さと想いに自ずと心を攫われた。

    言葉が好きな人に読んでほしい1冊。

    0
    2024年11月26日

    Posted by ブクログ

    登場人物全員が愛おしくて、羨ましい。
    仕事に対して情熱をもって取り組んでいる姿がかっこいい。
    おもしろかった。

    高校で電子辞書を使いはじめてから紙の辞書を引いていない気がする。
    紙の辞書を引きたくなった。
    紙の触り心地やインクの出方、図の位置などをとくに気にしたことはなかったけど、これからは確実に

    0
    2024年11月23日

    Posted by ブクログ

    辞書の持つ力(茫漠とした大海原を渡る舟であること、日本においては反権力)や言葉の力(死や時間を乗り越える記憶であること)を学んだ。
    荒木→馬締→西岡→岸辺という視点の変え方が大河的で面白く、飽きることなく辞書づくりに夢中になった。
    馬締の恋愛はとんでもない気持ちにさせられるし、凡人(と思い込んでいる

    0
    2024年11月21日

    Posted by ブクログ

    読書ノートのために久しぶりに開いたら、荒木が馬締を探す章から始まっていた事を思い出す。最初だけちょっと読み始めたら、クスリと笑える軽快な導入に思わず時間を忘れて再読しそうになった。2024年みどり視点のドラマも面白かった。

    0
    2024年11月16日

    Posted by ブクログ

    久しぶりの読み直し。やっぱり好きだった。登場人物個々にこれほど愛があり、それぞれに共感できる部分があるってなかなかない気がする。
    章が変わると人物の目線が変わってて、あ、こういうこと思ってるんだ、と人間臭さを感じて、さらに愛おしくなる。
    中盤以降で年数が経った後の話に変わるところも、読み進めていくと

    0
    2024年11月09日

    Posted by ブクログ

    三浦しをんさんの作品を読むのは「風が強く吹いている」に続いて2作目。

    一冊の辞書を編纂していくには、本当に長い時間をかけて、たくさんの人の手によって作られているのだと知りました。

    0
    2024年11月01日

    Posted by ブクログ

    アニメ視聴済み、原作は初読。
    普段辞書を使う時に出版社や編纂者のことを考えたことはありませんでした。
    しかし、辞書の製作過程を知ると並々ならぬ思いが込められているのだと痛感します。
    わからない言葉があった時にすぐにググるのではなく、たまには辞書を引いてみようかな、とそんな考えが頭をよぎるようになりま

    0
    2024年10月31日

舟を編む の詳細情報

  • ドラマ化

    「舟を編む~私、辞書つくります~」

    2024年2月18日~ NHK BS・NHK BSプレミアム4K
    出演:池田エライザ、野田洋次郎、矢本悠馬

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